こんばんは🌛*゜カンヒュ好きです!
今回は!前回の続き!
マイナーカプすぎて悩みました…
それでは、どうぞ!!
日本「ん、んぅ…」
中々開かない瞳を開けた
目の前に映し出される光景と共に、薔薇のような、向日葵のような匂いが鼻に香る
日本(あぁそうでした…そう言えば…)
ピンク色の部屋家具を見ていれば、嫌でも思い出す。昨夜の彼
日本「…」
目を開けていても、意識が徐々に朧気になる
正直に言うと、一睡もできなかった
慣れない環境のせいか、不安のせいか
それに、いつもと違う。質が良すぎる寝床には、慣れようにも体が慣れず、眠気が降りてこなかった
日本(私はプリンセスか何かか…?)
日本「はぁ…2度寝でも…しy」
ジョージア「おはよー!日〜本!」
日本「!?」
零れた呟きを拾うようにして、ジョージア君が現れた
日本「お、驚きましたぁ」
ジョージア「えへへぇ〜!」
私の驚きを喜ぶ、小さな男の子。ジョージア君
甘く微笑むぱっちりとした瞳に、裾を引きずるスカプラリオ。それらは彼の子供らしさを大きく引き立てていた
ジョージア「ジョージアね!ご飯持ってきたんだよ〜!日本の朝ごはんー!」
日本「そうだったのですね!ありがとうございます」
ぴかぴかと光るその笑顔は天使とも見間違える
うんしょ、と効果音を付けながら、彼は朝食を机に置いた
せっかくだし頂こう
ジョージア「…」
案外普通に食べてくれた
ロシア兄さんの言った通り、日本は子供の前だと気が緩むみたい
日本「美味しいですねぇ」
ジョージア「よかったぁ〜!」
子供っぽい、華奢な声音を意識する。日本を上手く騙せたのは良いが、元が成人している為に面倒所が多い
(⚠︎︎カンヒュ好き宅の国達は、人間と同じく20才が成人です。因みにジョージアは31才)
わざと大きめのスカプラリオを着てきたのだが、やはり裾を踏む。日本がこの装いを気に入っていなければ、直ぐにでも脱ぎ捨てていただろう
ジョージア「日本は何のご飯が好きー?」
可愛さのアピールの為、両手を頬に当て、わざとらしい上目遣いをする
嘘ばかりを貼り付けた、自分自身の表情には。少々吐き気がする
こんな乳臭い顔が好きなのか、日本は柔らかく微笑んでくれた
あ〜あぁ、いつかぐしゃぐしゃに泣いてる所も見てみたいなぁ
日本「うーん、たくさんありますが…おにぎりが1番好きですよ」
ジョージア「ジョージアも大好きー!ジョージアはね、しゃけが好きなんだよ〜」
振る舞い1つ間違えれば、完全に計画が狂ってしまう
自分なりに。やってみるしかないだろう
ジョージア「日本ー!これ読んで!」
する事も無く部屋で寝転んでいると、ジョージア君が音を立てて入ってきた
日本「いいですよ。えーと、おおきなかぶ、ですか」
そう言えばこのお話て、ロシア民話でしたっけ
昔、読んで貰った記憶を緩りと掘り起こす
ジョージア「うん!上の本棚から持ってきたのー!このお話大好きなんだぁ〜!」
そう言うと、ジョージア君は短な足で、ベッドによじ登った
絵本を片手に横たわる彼は、足をバタバタと動かしながらご機嫌な鼻歌を歌っている
可愛らしい。
何とも母性をくすぐられる
日本「ふふ、じゃあ読みましょうか」
最後のページをめくる頃、彼の瞼は落ちかけていて。抵抗の為か、目を擦る仕草がしきりに見られた
生憎、眠気には勝てなかった様で。目を擦る手も、徐々に動かなくなっていた
日本「ジョージア君、眠いですか?」
ジョージア「んーん、…」
日本「眠かったらねてもいいんですよ」
ジョージア「やだぁ…!」
ジョージア「日本ともっとお話するぅ…」
垂れた瞳をしぱしぱと動かし、必死に呂律を回す彼は。幼き頃の妹を思い出させる
日本「…」
ジョージア「にほん…?」
今。家族の顔等思い浮かべてしまえば、後が耐えられる自信がなかった
決して思い出すまいと昨夜誓った
だが、こんなにも、溢れる寂しさを引き出されるとは、思ってもみなくて
自然と思考が漏れる
日本「あいたいなぁ…」
ジョージア「…」
ジョージア「じょーじあ、も」
ジョージア「会ってみたい人がいるんだぁ」
溢れかけた感情を拭うようにして、ジョージア君はそう語りかけた
日本「へぇ、それは何方ですか?」
ジョージア「…お母さん」
ジョージア「じょーじあね、お母さんに会ってみたい」
彼から聞かれた言葉は、想像以上に衝撃的だった。自身には母方がいた故に、その言葉は感情を揺さぶり、幼き彼の言葉
には鈍く絡まった寂しさがあった
耳に届く言葉は涙腺を痛く刺激する
ジョージア「ジョージア…いや、うちの家はね、皆お母さんが居ないんだぁ」
ジョージア「お父さん?は多分…ソビエト父さんで」
ジョージア「お母さんを見てみたい」
ジョージア「お母さんって、すっごく優しいんでしょ?」
日本「…」
行き場も無く、唯固まってしまった右手が。拠り所を見つけたように、彼の頭へ移り動く
ああ、この子は、知らないのだ
母親に抱き締められる幸福感も
手を握ると伝わる温もりも
安心感のある、微笑みも
頭を出せるだけの優しさで撫でる
すると、彼は少し。目を細めた
ジョージア「だからさ、日本」
ジョージア「日本がお母さんになってよ」
ジョージア君は私の首に手を回し、そのまま弱く抱き締めてきた
温かな子供体温は。久々に、肌と鼓動を刺激する
「はい」
日本さんどうなるんでしょうか…
因みに次は🇲🇩×🇯🇵です!
長く続きそうなこの連載ですが、末永くよろしくお願いします🙇🏻♀️´-
それでは!!
コメント
15件
ジョージアが幼い子供かと思い気やまさかの31歳で草( ᐛ )
ェェェ!日本ハイって言わないよね?
誘惑ってこう言う事ですか、!少し感動も入り混じってたり最後の日本の「はい」返事にも動揺したりして 感情が揺さぶられるお話でした!!