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読切ナチイタ王。
注意書き
・主従関係(イタ王:主、ナチ:召使)
・旧国
・政治的意図なし
・戦争賛美ではない。
・ナチス攻め イタ王受け
・サロちゃん出ます。(サロ共和国)
それではgo
嗚呼、きてしまった。この時が。
io宛ての手紙が。
「、、嫌だなぁ、、、」
来た手紙の内容は、見なくたって分かってる。
”お見合い”の話だ。
小さい時から親に結婚しろ後継を作れやら何だって言われてきた。
ioは煩くてウザったるかった。
前だって何回もお見合いの話を持ちかけられてきたけど、全て断ってきた。
だって、好きな人がいるから。
だったら早くその人と結婚すればいい、だけど。
「イタ王様、ご飯の時間ですよ。」
「あ、うんッ!すぐ行く!」
年上で、真面目で、ちょっと頑張りすぎなioの従者。
「なち?ちゃんと昨日寝た?」
「、ああ、、いや、、、少し仕事が溜め込んでいまして、、、。」
「寝て。主人の言うことを聞くんね。」
「、、ハイ。」
けどね、男の人なの。
男の人が好きなんて言ったら、親になんて言われるか。
尚且つ、自分の従者を好きなんて言ったらどうなるのか。考えたくもない。
「、、はぁ。」
「どうされましたか?」
「、、、お見合いの話。もう受けたくないよ。」
「また、ついて来てくれる?」
「、ええ。勿論。貴方様のためなら。」
お見合いの話をなちにすると、普通に見ている分には分からないが
よく見ると悲しい顔をしている。けれど、一緒に来てくれるかと問えば。嬉しい顔に変わる。
まぁ確かに、ioが結婚しちゃったら、執事の仕事はできなくなっちゃうからね。
ご飯を食べて準備をする。
午後からのお見合いを成功させる気はない。
毎回少し遅れてから、会場まで行く。適当な理由を付けて。
「イタ王様。準備ができました。」
「うん、今行く。」
そう言って車に乗り込む
その時、見覚えのある影が見えた。
「、、、行ってらっしゃい、兄さん。」
「、!サロ!来てくれたの!?」
「、、いつも送ってるでしょ?」
「いやまぁ確かにそうなんだけど、、。」
「あんまり話してくれないじゃん?」
「、ああ。それは、、、。いや、何でもない。」
「?」
「、、知らなくていいよ。行ってらっしゃい。」
「ん、行ってくるんね。」
サロの言いかけた言葉が気になったが、その問いを投げかける前に
車は発進してしまった。
車が発進して暫くした時、なちがioに聞いてきた。
「貴方様は、何故何時もお見合いをお断りしているのですか。」
あんまり聞かれたいとは言い難い内容だった。
原因はアンタのせいだって言いたかったけど、ぐっと飲み込んで言った。
「io好みの女性がいないから。」
「好みだったら、男でもいいんだけどね。」
そう答えた。カマかけの意味をかけて。
そうしたら、彼はこう答えた。
「そうですか。じゃあ、私にもチャンスはあるんですね。」
「、ッは、?」
吃驚して変な声が出た。
裏返ってたかもしれないし、低音だったかもしれない。
「なんて、冗談ですよ。」
、、、アンタが言うと冗談に聞こえないんだよ。この詐欺師。
普通に生きてたら絶対、女子からの好感度は高かったんだろうな。
他愛もない話を交わしていたら、立派な宮殿の前についた。
ここが今回のお見合い先の家らしい。
「おお、立派だねぇ。」
「ですね。」
「何時もついて来てくれて有難う。行ってくるね。」
「はい、お気をつけて。」
この宮殿の執事に案内され、見合い相手のいる部屋の前まで行く。
コンコンコン、、、。
「入ってどうぞ。」
そう中から声が聞こえて、中にはいる。
そこにいたのは、ドレスが似合う綺麗な女性だった。
「そこに座って下さい。」
「、失礼します」
「まずは自己紹介からでしょう。私の名前はフランスです。」
「ioの名前はイタリア王国です。よろしくお願いします。」
「ふふ、よろしくお願いしますわ。」
物腰柔らかそうな女性だった。
この人も、何度もお見合いを断って来たらしい。仲間だ。
簡単な会話を交わしていると、彼女が言った。
「私、人の気配を察知できるんです。」
「へぇ。それは凄い事で。」
「貴方が入って来た時も、すぐに分かりましたわ。」
何が言いたい。と、多少構える。
けど、彼女は色々と見通していた。
「、、この縁談は破棄しましょう。」
「、何故?」
「扉越しから、人の気配がするんです。」
「それはもう、貴方の為を思っている方から。」
彼女は続けた。
「貴方は私の事を好きではない。そして、私も貴方のことが好きではない。」
「貴方は、今言った扉越しの人間がお好きなのでしょう?」
「良い方ですね。とても重い愛を貴方にお持ちのようで。」
正直、彼女の言う”扉越しの人間”が分からなかった。
目の前の女性は、最後にこういった。
「あの人のせいで、全ての縁談を破棄されてるようなものですよ。」
「全員、その人の覇気にやられたのでは?」
そう言い残し、苦笑しながら彼女は外へ出ていった。
何のことか分からず、立ち尽くした。
とりあえず、家に帰ろうと。車に戻った。
そこにはいつも通り、なちがいた。
「イタ王様、どうでしたか?」
「、また失敗しちゃった。」
「、、落ち込まないでください。」
そう言って背中をさすってくれた。
別に落ち込んではないけど、その大きい手でさすられると。安心したから。
その夜、寝る前になちを部屋に呼んだ。
「失礼します。」
そう言って入ってきた彼を、
布団をぽんぽんしてベットの上に座らせる。
「、どうされましたか?」
「ねぇ。」
自分でも吃驚する位のドスの利いた声で彼に問う。
いつもとのギャップで流石にあっちも吃驚したらしい。
「何時もioの縁談を破棄してたのって、なちのせい?」
「、、、そのような訳、ありませんよ。」
「稀に思うことがあったの。自分が断る前に、相手から断られることが。多くて。」
「今回は例外だったけど、何時も先に断られる時は後ろになちがいた。」
「なんかさ、無礼なことしてる?たとえば、睨んでるとかさ。」
そう聞いた時には、彼には大粒の涙が溢れていた。
「ちょ、ちょっとッ!?大丈夫???」
「ッ、、あ゛ッ、うぐッ、、」
こんな泣いてる所、初めてだった。
どうすればいいか分からなくって、背中をさすって。
落ち着いた時、彼が口を開いた。
「、、他の方に、取られることが。」
「取られるのが、嫌だったんです。」
「貴方が婿になってしまったら、貴方の世話もできない、話も聞けない、毎日会えない。」
「毎日貴方様と話すことが、私の生活の一部となってしまった。」
「それがなくなってしまったら、自分が自分ではいれなくなりそうで」
「貴方が男でもいいって言った時、期待してしまった。」
「貴方と一生を添い遂げたいと。」
そう彼は言い切った。ioはが答えを言う前に、言った。
「、、迷惑でしたよね。貴方に仕えている従者が、主人のことが好きだなんて。」
「この話は水に流して下さい。」
そう言って出て行こうとするナチスにいった。
「ッ、待ってッ!!」
「、無理して合わせなくてm、、、」
「嘘なんかじゃないッッッ!!ずっと好きだった!!」
「ずっと男の人が好きだなんて言えなかったけどッッッ!!」
「言ってくれて、有難う。」
「ioも、やっと伝えられたよ。」
「イタ王様、、ッ!」
「ほら、もうその呼び方やめてよ。」
「ね、ナチス?」
「、、、い、イタ王。」
「うん、完璧。」
「、、ほら、今日は一緒に寝よ?おいで。」
「え、ッ、、いいんですか?」
「いいのいいの、どうせなちしか上げないもん。」
「あ、じゃあ、、失礼します。」
「そんな畏まらないで?もっと気楽に。」
「、はい。」
「じゃあおやすみ。ナチス。」
「おやすみなさい。イタ王。」
月光の光る夜。
主人と従者は、思いを伝えることができたのでした。
fin,
あとがき
主従関係のなちいたが見たいと思いまして読切で短いですが書いてみました。
昔に思いついて書くの忘れてたものです。一日で完成まで行きました。
疲れた。
それでは、さようなら。