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アルコールに溶かして。

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アルコールに溶かして。

1 - アルコールに溶かして。

♥

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2022年05月08日

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尊敬するコニカルビーカー様の企画に参加させていただきました!本当に光栄です!!



マフィア幹部水×新人ホスト白


R18あり。♡、゛喘ぎ



家族関係、アルコールへの耐性等多少の事実改変含みます。



提出期限ギリギリにやっと完成しました…。

文がめちゃくちゃかもしれません。





___________________________



初兎side





夜と思えないような、目が痛くなるほどのネオンに照らされるこの街はこれからが仕事の時間だ。


キャバクラの嬢は値踏みするように自らの身体を見る客に甘い言葉をかけ、店へと連れて行く。

ラブホテルの前で待ち合わせをしているであろう風俗嬢や援交少女たち。

ホストクラブに連れて行き、金ヅルを作るための強引なキャッチは遠慮を知らない。


甘い香水と欲望の混ざり合った匂いに、顔を顰める。

やりたくもない仕事のために、今日も夜の店___俺の働くホストクラブへ重い足を動かした。





「っす…」


裏口の扉を開き、誰にも気付かれませんように、と祈りながら軽く頭を下げる。

幸い控室に苦手な先輩たちはいなかった。ほ、と息をつき、急いでスーツに着替える。胸元は少し開けて耳に髪をかけ、色気を出して。目元には軽くラメを引いて、グロスで噛みつきたくなるような唇を作る。

母譲りの華奢な体躯と顔つきを生かせば容姿に釣られた客に簡単に指名される。



面倒くさい客に当たらないといいな。なんて考えながら店へ出ると、焦った様子の店長が話しかけてきた。



「っおい!初兎!指名だ!早く来い!」


「ぇ、え、」


「VIPルームに通してある……くれぐれも機嫌を損ねるなよ?仕事どころか命がなくなるぞ」


「は!?」


そんな危険な人物が俺のこと指名とか、何かの間違いじゃないのか?

店長に腕を強く引かれ、VIPルームの前に連れて行かれる。



「いいか、初兎。こちらに通しているお客様はここら一帯の店を仕切るマフィアの幹部だ。」


「って、ことは…」


「身体でもなんでも使って死ぬ気で店を守れ。お前の母親を守るためにもな。」



その言葉に俯いて唇を噛む。母親の入院費を稼ぐために働いているのに、こんなに早く収入どころか命までも脅かされてしまうなんて。

昔から、運が悪かった。父親は俺が小さい時に死んで、女手ひとつで俺を育てた母親は病気になった。周りと比べて惨めになって。でも、弱音は吐けなかった。


VIPルームの扉の前に立って、ぎゅう、と目を閉じて深呼吸する。



コンコン



「は〜い!入っていいよ!」


可愛らしい声に少し緊張が解れた。

ゆっくりと扉を開く。

部屋に入り、お決まりのセリフを吐く。



「ご指名ありがとうございます、初兎です。」


軽く礼をして、俺を指名した物好きの顔を見る。

雷が落ちたようだった。恋をしたことがなかった。誰かを好きになる気持ちがわからなかった。それなのに、初めて会ったこの青年に、心を奪われてしまった。



「ぼーっとして、どうしたの?体調悪い?」


「っあ、いや!なんでもない、です、」


「そぉ?ならいいや!」


早くこっちおいでよ!そう言って自分の隣をぽんぽんと叩く彼の笑顔に、また頬が熱くなる。


「失礼、します。」


「ふふ、緊張しすぎじゃない?そんなに硬くならなくてもいいよ」


そう言う彼は世界中の誰もを虜にするような笑顔だった。それを今、僕が独り占めしている。その事実に背筋が甘く痺れた。


「ぼく、ほとけって言うんだけどね、いむくんって呼んでほしいな!」


「いむ、くん…」


「そう!あ、幹部とか言われてるけど今日はほぼプライベートで来てるから安心してね〜」


相変わらず緩いテンションだけど、怒らせたら終わりって緊張感は少し薄れた。



「初兎ちゃんなに飲む?好きなの頼んでいいよ」


「じゃあ…バイオレットフィズで」


「おっけ!ボーイさん、バイオレットフィズと…あとスカイダイビングちょうだい!」



頭を下げ、部屋を出ていくボーイを見送ると、いむくんに話しかけられた。


「初兎ちゃんはお酒強い方?」


「いや〜…そんなに得意じゃないと思います」


「そうなんだ、ちょっと意外かも」


「そうですか?」


「うん!あ、タメでいいよ?多分同い年くらいだと思うから。」


「ほんま?じゃ、タメで」



コンコン



「入ってどーぞ!」


「失礼します。バイオレットフィズ、スカイダイビングになります。どうぞごゆっくり。」


足早に出ていくボーイは顔が真っ青だった。緊張するよな、わかる。



「じゃ、飲もっか」


その言葉を皮切りに、甘いカクテルに口付けた。





数口飲んで、すぐ。



「初兎ちゃんのそれ、おいしそう!」


「ん、飲む?」


目を輝かせたいむくんにそんなこと言われたら、あげるしかないやんか。

出会って少ししか経ってないのに、盲目的なまでに惚れ込んでしまった自分に、嘲笑が漏れる。


「いいの?じゃあいただきま〜す」


そう言っていむくんはストローを使って少し飲み込んだ。


「んー!甘くておいしい!初兎ちゃんも僕の飲む?」



にこにこ笑顔で聞いてくるいむくんの提案を嫌がる奴はいないだろう。だってこんなにもかわいい。


「ええの?」


「うん!」


「じゃあ、ちょっとだけ。」



ストローで鮮やかな彼色のカクテルを吸い込み、飲み込んだ。


飲みやすいね、そう伝えようといむくんを見た。その瞬間。

視界が歪んで、酷い眠気に襲われた。




_____________ぁ、れ?そういえば、いむくん、カクテル飲んでなかったような、?



わかんない。なんで急に眠くなったのか。

わかんない。なんでいむくんは飲んでなかったのか。

わかんない。なんでいむくんがそんなに嬉しそうな顔してるのか。


まわらない頭で必死に考えてもなにかわかる訳なくて。

重い瞼を閉じて、この後のことに身を任せた。
















__________________________






ぐちゅ、なんて水音と下腹部に違和感を覚えて目を覚ました。

起きる前のことを思い出そうとしたが、感じたことのないような大きな快感に阻まれた。



「うぁ゛、ぁ、あ〜っ!?♡」


「あ、初兎ちゃん起きたぁ?」


「っへ、いむ、いむく、なに、これぇ…♡」


「見てわかるでしょ?やらしーことしてんの♡」


そう言いながらいむくんは俺の足首を掴んで、顔の横につくほど俺の足を折り曲げた。


「すごいねぇ、見て?初兎ちゃんのココ、もう僕の咥えてる♡ 」


見れば、僕のそこにいむくんのが全部挿入っていた。


「うそ…♡」


「うそじゃないよ、ほら、触ってみて?」


どうにも信じられなくて、いむくんので膨らんだ下腹部を撫でる。

薄い肉を挟んで手に伝わる熱に浮かされたように。息が更に荒くなる。


「いむくんの、おっきい…」


「は…煽んないで、よっ!!」


ごちゅん!と一度引き抜かれて、奥まで一気に挿入られる。

頭真っ白になって、視界がパチパチ弾けた。


「っう、あ、ひッッ〜〜!!♡♡」


上から突き挿される激しいピストンで与えられる暴力的なまでの快楽を逃そうと、いむくんにしがみつく。


「あっ♡あ♡イっちゃ、っ〜〜!♡んやぁ♡」


「イっていいよ♡しょーちゃんかぁわい♡」


奥を抉られて、深く舌を絡められる。上も下もきもちよすぎて、陸に打ち上げられた魚のように身体が跳ねた。

何度もイって萎えたそれから半透明の液体がぷしゅ、と零れる。

いむくんのものを長い時間受け入れていたそこからは大量に出された白濁が溢れた。

心底愛おしそうな顔でぼくの頬を撫でるいむくんに胸が高鳴る。




「ごめんね、こんなことして。」


「いむくん…」


「本当に初兎ちゃんのことが好きなんだ、…自分勝手でごめんね」


苦しそうな顔でそう言ういむくんに口付けを落とす。


「ぼくも、いむくんのこと好きやで 」


信じられないって顔をするいむくんにもう一度キスをする。

少しカサついた唇が心地よかった。














__________________________










「初兎ちゃんも結構ここに慣れてきたよね」


そう言ってくれたのは僕たちマフィア “ irregular dice ” のリーダー、ないちゃん。



「んふ、この仕事が天職やったんかも。」



いむくんに抱かれたあの日。家までお持ち帰りされて、改めて告白された。

顔を真っ赤にして好意を伝えるいむくんは可愛くて、抱かれた時のかっこよさとのギャップで死んだ。

そのままトントン拍子でいむくんの同僚もとい、マフィアのリーダーと幹部に挨拶することになって。

後はまあ長くなるから割愛するけど、男ウケのいい容姿と話し上手な部分を買われて、ぼくもマフィアになることになった。店長に退職の連絡をした時は驚かれたけど、新しい場所でもがんばれよ、と言われた。あの人いむくんとかないちゃんにビビって物分かりのいい店長のフリしたな、と思ったのは内緒。



「あー!初兎ちゃん!やっと補給できるぅ……」


「ちょっといむくん、シャワー浴びてきてや」


「なんで!?ぼく臭い!?」


「いや血まみれで抱きつこうとせんで?」


大声を出しながら抱きつこうとしてきたのはぼくの恋人。

任務終わりの返り血まみれの格好で抱きつこうとしないでほしい。

いつも通りのぼくたちを生暖かい目で見るないちゃん。



「てゆーかないちゃん!!初兎ちゃんにハニトラさせないでよ!」


「いや仕事だから。初兎ちゃんのハニトラはうちの仕事にないとダメだから。」


わがまま言ういむくんにデコピンするないちゃん。

ぼくの仕事がいれいすに必要とされている。それだけでものすごく嬉しい。



「ほらいむくん、一緒にお風呂入ってあげるから」


「!ほんと!?すぐ片付けてくる!!」



目を輝かせるいむくんは犬みたいでかわいい。…夜は狼だけど。




「初兎ちゃ〜ん!!はやく!」


「わかったわかったw」






人生で今が1番満たされている。大切な人と過ごせて、母親の病気も治って。

ぼくの大好きな人が、みんな幸せで、ぼくも幸せ。



この幸せが、未来永劫続きますように。












アルコールに溶かして。

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