デート編書きたくなっちゃったてへぺろ笑
僕は待ち合わせ場所でベンチに座ってChanceを待っている。変にドキドキする。待ち合わせの時間よりだいぶ早く来てしまった。あと三十分くらいある。
まだ待ち合わせの時間ですらないのに、ドタキャンされたかも、彼は来ないかもと不安がぐるぐる募る。わざわざちゃんとした服着て、本気になってたのは僕だけかもと怖くなった。
「お!おーいElliotー!」
声の主を見る。と同時に安堵する。Chanceだ。彼は嬉しそうに駆け寄ってきた。
「随分と早く来てたんだな。待たせちまったか?」
「いや、そんなに。大丈夫。」
「おう、そうか。」
彼をよく観察してみると、いつものスーツより若干綺麗で、何と言うかピシッとしている。かっこいい。よかった、本気にしてたのは僕だけじゃなかった。
「ん?お前今日ピザ屋の制服じゃないんだな。その服似合ってるぞ!」
「え、あ、ありがと…」
そういえば仲間たちにも制服姿以外見せたことなかったな…
「えっと…き、君の服も…その…か、かっこいいよ…」
「マジ?時間かけて選んだら甲斐あったわ!ありがとよ!」
「うん…」
…ちょっと楽しいかも…
「じゃ、まずどこ行く?」
「そういや決めてなかったね…」
「んー…無難に飯でも食うか?」
ああ、確かに少し小腹が空いたかも。
「いいね。何食べようか。」
「お、あそこにカフェあるぞ、行ってみようぜ。」
僕は彼について行った。
「何頼む?」
「コーヒーと…じゃあサンドイッチで。」
「オッケー僕は…ミルクティーと…」
「俺のサンドイッチ二つあるから分けようぜ。二つともも食うほど腹減ってないんだ。」
「いいの?」
「おう。」
Chanceは店員さんを呼んで注文した。その間に僕は店内を見渡す。清潔で落ち着きがある、素敵な店だった。まさにデート、という感じで、少し顔が熱くなるのを感じた。
注文が終わったらしく、彼がこちらに向き直った。
その後は他愛もない話で料理を待った。仕事がどうだの、仲間がどうだの、キラーがどうだの、思いの外いつも通りの会話だった。ただ、僕の喋り方はぎこちなかったと思う。ちょっと緊張していたし、恥ずかしかった。
「照れてるのか?」
「えっ」
「顔赤くなってるぞ。」
先に提供されたコーヒーを飲みながら、「可愛いな。」と続けて笑う彼が、ちょっと愛おしく見えた。さらに頬が熱くなった気がして、気を紛らわそうとミルクティーを流し込んだ。
つべこべ言ってるうちに頼んでいた料理が来た。彼はサンドイッチが乗った皿をテーブルの真ん中に置いて、一つ取って食べ始めた。僕も残った一つを手に取り、口へ運んだ。
「ん、美味いな」
「美味しいね」
気の利いた言葉を取り出すことはできず、率直な感想をお互い述べる。
ただ、一般的な普通のサンドイッチだったけど、いつもより美味しく感じた。彼と一緒だから?僕は意外とこのデートを楽しんでいるのかもしれない。
その後デザートも頼んで、二人でゆっくり過ごしたら、今回のところはお開きとなった。
「今日はありがとよ。楽しかったぜ。」
「こちらこそ。」
「で、付き合ってくれるか?」
「んー…」
正直に言わせて貰えば、彼は魅力的だ。ただ…まだ決心がつかない。
「もうちょっと考えさせて…」
「…わかった。じゃ、また今度な。」
「うん、また今度…」
次に会う時はまたキラーに追われながらだろうけど、終わった後に返事をしても良いだろう。解散しようと思ったところで、彼が急に僕の顔を掴んで引き寄せてきた。
「えっ何…」
リップ音と共に頬に柔らかい感触があった。
「じゃあな。」
理解が追いつかない僕を置いて彼は去った。
キスされた場所に手を置くと、僕の顔はさらに赤くなった。
コメント
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新作出てたことに気づかなかった私を殴ってください…………… エリオットめちゃくちゃ照れてるのかわいいよ!!!純粋でだいすき!!!!!😭 毎回キャラの口調とか行動が解釈一致しすぎてて最高です…墓何個あっても足りません…!! チャンスキスするタイミングがさあ。。!!!やばいよ。。!!!!好き!!!!!! ここのチャンスとエリオットが付き合うまではタヒねない…!!!!!!!
くッ!!!最高すぎるッ
ピュアなElliotかわちいいいぎゃあああ!!!!!!!Chance積極的ィ!!!!!!かわいいいいい!!!