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ボク(蓮翔)は家に帰っても憂鬱だった


帰って、すぐにシャワーを浴びたんだ

大キライなサトシのキスマークや、唾を流し落としたかったんだ

たっぷりのボディーソープで、何回も何回も体中を洗った

汚れ1つ無いキレイな体になったのに、サトシのキスマークや、舌の感触はキレイにならず、なぜか汚れが落ちていない心理に陥るのだ


ボク(蓮翔)は帰ってからも、めちゃめちゃ泣いたんだ

弟には涙を見せないように…ひっそり泣いた

ホントは弟(蓮輔)と、いっぱい気持ちいことをしたかった

けどやる気にならなかったんだ

ち○こがぼっきして立つ感覚さえ、全く起きなかった

なんかち○この精なる気力が、無くなった感じだった


初めて知り合った他人に、2日続けて何発も射精させられて、丸裸を晒してお尻の穴さえ見られて…もう生きていたく無かった


弟は兄ちゃん!臨間学校のお風呂どうだった!?

新中1の男の子たちの体やち○こに、興味ワクワクの弟だった


ボクは無理な笑顔を作って、見た感想や妄想話をしてあげたんだ

ち◯毛が生えているち◯こを見れたり、玉袋がすごく垂れ下がっている子もいたり、お尻の大きさや形も、人それぞれ少し違う事や自分なりに萌えた感想を話してあげた

ち◯こを隠すガードタオルを外し、ワザとみんなに自分のち○こを見せびらかした子も居たこと

めちゃ身長が高いヤツは、濡れたタオルが透けて予想的だけど、ち◯こもフランクフルトみたいにデカそうだった事


弟はめちゃめちゃ興奮をして、話しを聞いてくれた

兄ちゃんの体験サイコーだよ、話しを聞きながらち◯こ立っちゃったって言い、ズボンパンツを捲り、見してくれたんだ


まだちっちゃい皮に包まれた、ウインナーサイズのぼっき

すごく美味しそうな物に思えた


弟は成長してくと、もう中1でち◯こ大きくなってくんだな

ち◯毛も生えてくるんだろうなぁ〜

ボクも楽しみぃ…だけどヤダなぁ


大人ってち◯こ黒いでしょ…ボクもあんな焦げ茶色や黒色になりたくないな

兄ちゃんはどお?ボク(蓮翔)も同じだよ!

焦げ茶色や黒色のち◯こはキモくて大キライ

なんか気持ち悪いよね、色が変色したち○こは不味そうだし

肌色のち◯こがキレイで大好き!


まだ子どもだから、何でち◯この色が変わっていってしまうのか?、2人共に意味や原因を知らなかったんだよ



その日は弟…

兄ちゃん元気ないね

隠しても分かるよ!

疲れたって感じだけど…なんかショックなことがあったんだよね?きっと…

弟はすごく心配で聞きたかった様子だったが、聞かないようにソッとしておいてくれた


弟にはお風呂で鼻血事件を起こした事や、サトシにされた事は、言えなかった


優しい弟は、兄ちゃん今日一緒にエ◯チする?

ボクは…今日はやめとくよ

そっかー兄ちゃん。。。

残念だけど、兄ちゃんがしないならボク(弟)もガマンするよ

ボク(蓮翔)は、弟にガマンしないで一人で気持ちいことやりな!ち◯こいっぱい弄って気持ちよくなって楽しみな!

兄ちゃんのことは気にしなくてイイから

そう優しく言ってあけたけど、弟はガマンしたんだよ


兄ちゃんが可哀想だ…

だからガマンする!兄ちゃんと2人で気持ちくなりたいからって言い、やらなかったんだ


こんなかわいい弟には言えない

ボク(蓮翔)は、もうすぐ死んじゃうなんて

明日か明後日には、もう生きた存在として、永遠にそばに居なくなるなんて…


土曜日は珍しく親が1日中家に居て、ボクらは何も出来なかったんだ

外遊びにも行けなく…大人しくしているしか無かったんだ

宿題や自主学習をやらされ、ゲームを2人でした



ボク(蓮翔)は土曜の夜に考えたんだ


明日は外遊びに行ける

日曜日が自分を…最期にできる日だ


夜にバックに大好きなお菓子とガムを入れて、準備をしといたんだ

最後に食べて、旅立つお菓子とガム

ボク(蓮翔)は内緒で、夜抜け出して家の前にある自動販売機でジュースを買ったんだ

大好きな炭酸ジュース、コーラだ

弟に残していくコーラなんだ

そして弟とじいちゃんばあちゃんに手紙も書いた


まだ中1でバカだから、遺書じゃないけど手紙なんか書いて残しちゃたんだ


手紙なんか書き残したら…

最後に残った者たちは、その手紙を見てずっとずっと悲しまなきゃならない

捨てられず…取っておくしかない

そして、読まなくても…ずっと置いてある「手紙」を見ただけでさえ、涙と悲しみになってしまう


分からないボクは書いちゃったんだ


今こそ思うんだ

テレビでも見たことがある

死ぬ前に想いを手紙に託し、残す人たち

現世でも魂が生きていれるかのように、捨てられず読み返しては悲嘆にくれる

その人なりのクセや、文章の綴りを見ながら、その度に涙を流し泣いて極限まで悲しむ


ボク(蓮翔)だったら

もし最愛の者たちが手紙を残して、死んでしまったら

「死」の事実だけで無く、「手紙」でも、2重にツライ思いをしてしまう気がするんだ

「手紙」がある為に、四六時中ずっと思い出し、その度に悲しさのありったけの涙を、流さないといけない


だからボク(蓮翔)は、魔法の手紙があればイイと思うんだ

1ヶ月は読めるが、段々と文字が消えていく

そして月日が流れゆく中で、手紙そのものが煙みたいに、消えてなくなる

そうすれば手紙を読み返す事も無く

仏壇に手を合わせる…お墓参りをする…

故人を思うその時の涙だけで済むと思うんだ



ボクは後の小説で話すが、「手紙」に託した想いとはハンパなく残る…

残り生きる者たちに…まるで文殻に魂の叫びがあるかのように…

自分自身が体験したからだ



ボクは書き残してしまったんだ

お別れや今までありがとうの手紙を



日曜日は、水筒を作ってもらったんだ

冷やした麦茶

ボクは午後から出かけようって決めたんだ


昼間はオムライスだったからだ

前日は親が休みだったから作っていた

夜ご飯だけで、朝と昼間はおばあちゃんが作ったんだ

親は仕事で疲れているから…休ませてと楽をしたんだ

だから日曜日も、ばあちゃんが作ってくれたんだ


おばあちゃんは言ってたんだ、明日は昼間オムライス作ろうかなって


弟が大好きな食べ物メニューのオムライス


だから一緒に食べて、弟とギリギリまで一緒に居て過ごし、バイバイしたいって思ったんだ


やっぱりお別れになるのが…ツライからって気持ちがあった


親が2人とも仕事でいなくなるから、チャンスだったんだ

ボクは昼過ぎ13時に、遊びに行くからと予定したんだ

死ぬ場所に近いぐーちょき公園に行くって決めたんだ

そしたら、兄ちゃんどこ行くの?ズルイって

ボク(弟)も行く

公園で友達たち(中学生メンバー)と遊ぶから、蓮輔(弟)はダメだ

ボクは弟にダメって強く言ったんだ


弟はえーーーっ、、、

行きたい行きたいってわがまま言った

でもダメだ!!

ゲームの続きやって、ランク上げといてって頼んだんだ


でも弟は、ならいーよ!

公園でも兄ちゃんたちと合流しないで、遊ぶから

ダメって言っても聞かないんだ…

今思えば、なんかいつになく兄ちゃん命令を聞かなかった気がする


ボクはもう命令を聞かない弟を置いて、公園に行った


ボクは一人でベンチに座って、夕方あそこのビルに行って、飛び降りようって考えたりしていた

遊具でも遊ばず、最後の時間をゆったり過ごした


弟はどこにいるか分からなかった

かなり怒って置いてきたから、家に居たのかもしれない



なんか時間は、あっという間に過ぎる

イヤな事をしている時ほど時間は遅く流れ、それ以外は早く「時」が流れ行く…そんな感じだ


もうすぐ15時になりおやつだ

大好きなお菓子を食べて、ガムを噛みながらお別れになろう

ボク(蓮翔)は、楽になれるまでもう少しって考えると、未知の世界へ行く「死」は怖くなかったんだ


さぁ〜てと、おやつをベンチの椅子に出した時だった


どこからともなく、わぁっ兄ちゃん!


弟はボクを驚かせたんだ


兄ちゃん!やっぱ変だと思った

中学生の友達たちなんていないじゃん!!

ウソだったんでしょ

何となく分かってたんだよ



ねぇーー、

じゃじゃーんと言うと、ナップサックから取り出して、コレ…


そうボクが弟の為に買ったコーラ、そして分けたおやつの半分


更に!…空箱の中に隠した手紙とお金


兄ちゃん…もう分かってたんだよ、、、


ワザとコーラとお菓子の半分

ボクらの部屋のボックス棚、なんか手前のボク(弟)の教科書が動いた感じがあったから、変だと思って見た

丸見えだったよお菓子とジュース


家族が用意したおやつとは、別にあったから変だと思った

兄ちゃん水筒に麦茶だし、何となく兄ちゃんはもう帰ってこないんじゃないか?って、なんか体が震えた(兄弟の本能なのか、嫌な予感)感じがあったんだ


なんか起きて、朝から変な寒気みたいな震えの感じも体にあった

だからだから、ボク(弟)も一緒に公園に行くって、ねだって頼んだんだ

兄ちゃんのそばから離れちゃいけない気が、何となくしたんだって


それで兄ちゃんが出かけた後、部屋中を必死に調べたら…見っけたんだ


コーラのジュースとお菓子

ボク(弟)が教科書やノートを、山積みにしている裏側で発見したんだよ

すぐに変だと思った…


兄ちゃんがボク(弟)の為に、プレゼントで残してくれたような感覚が直感で湧いた


=もう帰らない…帰ってこないんじゃ…みたいな危ない衝動を覚えた


だからだから、他にももしかしたらなんかメッセージとか残してるんじゃないか?って思い、部屋中をめちゃくちゃ探したんだよ


そして、手紙とおこづかいのお金

手紙とお金は、ワザとボク(蓮翔)がすぐには見つからないように、片付けないゲーム機本体の空箱の中に隠したやつを、、、



手紙…


『可愛い弟 蓮輔

今までありがとうね

蓮輔(弟)といっぱい遊んで、くらして楽しかった

いつもそばにいて色んな遊びしてくれた

1番気持ちい遊びが大好きだったよ!!ありがとー


あと、じいちゃんばあちゃんが、親だったら2人幸せだったね

兄ちゃん死んでいなくなるけど、蓮輔のそばでお守りになるからね

泣かないで悲しむなそして忘れろ!なっ


ジュースとお菓子見つけたら、宿題終わったら食べろよ

兄ちゃんのおこづかい全部やるからね!親にはナイショで使いな!

元気で生きてね、蓮輔バイバイ』



イイよ!兄ちゃん死ぬんなら…

ボク(弟)も一緒に死んで

2人なら寂しくないよ!(ボク(弟)も兄ちゃんも)


弟は、おやつ食べよーよ

おやつおやつ!って言ったんだ


ボク(蓮翔)は涙が溢れた

弟に感づかれた事もだけど、確実に不正解な解答である死の選択なのに

一緒に死んでイイよっていう思いやり


兄ちゃんらしいよ!…お菓子半分ずつじゃないじゃん

ボク(弟)の方がめちゃ多くて、兄ちゃん3個食べたら終わっちゃうじゃん!


弟はお菓子を分け直して、半分の量にしてくれたんだ

そして、とりあえず2人でお菓子を食べたんだ


兄ちゃんおやつ食べたら…どこで死ぬ!?

兄ちゃんどこ?どこで天国に行く?


ボクは弟に話したんだ

弟はおやつ食べたら帰りなって

弟は帰らないよ!兄ちゃんと死ぬ前にいっぱいエ◯チしたいから

エ◯チが終わったら、帰ってもイイって言うんだよ

弟は、兄ちゃんコーラは後でもう1本買って、2人で飲もうよ

だから今は水筒飲ませてって言い、ボクの麦茶を飲んだんだ


おやつを食べ終わり、兄ちゃん弟はどこで?って…

ボクはあの場所の古ぼけたマンションから、飛ぶって話した


弟は…あ、あそこあそこは、すぐに見つかっちゃってヤバいよ

めちゃめちゃ大ニュースになっちゃうよ

イイ場所だけど、あそこで死んだら大騒ぎになるよ


弟は…

あそこに変えようよって言うんだ


弟は小学校へ行く途中に見える林の山

山の中にある貯水槽?あそこに行こうよ

したら階段のちょっと広い場所があるから

そこはまず人が来ないから安心だよ

そこでエ◯チしよーよ

ボク(蓮翔)は、あそこならエ◯チはできるけど、、、

飛び降りれる高さの場所•建物が無いって思った


弟はいいじゃんいいじゃんって言い、ボクの手を握ると、小学校がある方へ向かわせたんだ

懐かしい小学校…6年間ランドセルを背負って通った道


山と言える山では無い

林がもっこり山型になっているだけ

ただ広くてデカイ林だから、山に見えるというものだ


山の中にある貯水槽は、階段がちょびあって、山の傾斜があるから登れば建物の上にも上がれたんだ

建物に付いてる登るため用のハシゴも使えるが、錆びて汚いから使いたくない


樹齢もそこそこありそうな木々があり、雑草まみれで自然が残っている

ツルみたいな草が辺りぼうぼうだ

誰も来ない…最近も人が来た形跡すら無い


弟はコーラ飲もうって言い、途中で買ったコーラと1本ずつ飲んだんだ

ボクは弟用に残したコーラを飲んだんだ

冷えたコーラを弟に飲ませてあげたかったから

炭酸は冷えてないと不味いから…ぬくといコーラを弟には可哀想だったんだ

やっぱりコーラうまい!炭酸ジュース最高だね!2人して言い合った


弟は兄ちゃんのち◯こ…舐めたい

ボクは本能なのか、弟のち○こも舐めたい…

弟がち○こをぼっきさせ、気持ちくなってる表情を見たい…

お互いにエロい事をして、死ぬ前に最後…気持ちくなりたいって思ったんだ


ボク(蓮翔)はズボンパンツを降ろして、舐めさせてあげた

弟は金曜日土曜日ずっと出来なかったじゃん

めちゃめちゃガマンがツラかったんだ

その呟きながら、とても美味しそうに激しく舐めては、しゃぶってくれた

気付けばボク(蓮翔)も弟のち◯こを触って揉んでいた

ボクは弟のズボンパンツを脱がして、交代してち◯こをしゃぶった

ボクの口の中で、ビンビンに固くなるのが嬉しかった

次第にズボンパンツを脱ぎ去り、69の形になる

弟は気持ちぃって悶えてくれた、でも笑ったんだ

炭酸のコーラ飲みながらだから、なんかち◯こがピリピリするねって

ホントにそうだった


でも痛っ気持ちいみたいな感覚だったんだ

弟と次第にキスもして…抱き合いながらち◯こ同士を擦り合わせた

大胆にも互いに上半身の服も脱がし合って、抱き合って快楽に包まれたんだ

ボクは弟のち◯こをしゃぶりながら、自分で激しくち◯こを弄って、射精した

射精する時は、弟の近くで見せてあげたんだ

弟はあーもったいない飲みたかったなぁって言い、先っぽに残るせーえきを、舐めてキレイにしてくれたんだ

兄ちゃんのち○この味だ!、せーえきおいしいって言ってくれた

ボクはまた弟のち○こも絶頂させてあげたいと思い、激しくち○こが熱を帯びるくらいシコりながら、快楽を与えてあげたんだ

弟はあっあ〜んち○こがダメって言いながら、ボク(れんと)の口で、僅かに滲み出るせーえきを放ってくれたんだ

ボク(蓮翔)は、やっぱり美味しいな…甘ずっぱくて弟のせーえきって思った

弟のせーえきを飲める最後なんだぁ〜って、脳裏が示すと、やっぱ名残惜しくもなった


コーラもカラになっていた


ボクは立ちしょんすると言うと、兄ちゃんボクもしっこ出るよ!

飛ばしっこしよう…

弟と並んで、しっこ飛ばし勝負したんだ

弟がしっこ飛距離が出て勝ち、ボク(蓮翔)が負けたんだ

めちゃめちゃ爆笑して、楽しかった



気づけばもう夕方になっていた

山の中だから周りはまだ陽が沈まなくとも、先に薄暗くなる

ボクは弟に、この辺じゃ飛び降りる建物が無くて死ねないから、やっぱりあそこのビルに行くよ

弟にはエ○チしたから、約束で家に帰りなって強く言った

弟には最後の兄ちゃん命令で、怒鳴って言った



そうしたら…

弟は兄ちゃん大丈夫だよ!ほらって言い、ナップサックから縄跳びを出したんだ


ビルから落ちて、死ぬまでめちゃめちゃ痛いよ…たぶん

縄跳びなら首を吊って、死ねるよ‥痛くないかも?

でも弟はあっ、ヤバい1個しか持って来なかった、、、

どうしよ〜う…

1個じゃどっちかしか死ねない…どうしようかな、、、って弟は困っていた

子ども用の縄跳び、1人しか無理だ



でもボクは弟を死なせたくない


こんなにかわいくて…もう間もなく生きれないって分かるのに、縄跳びなんか用意してくれて…一緒に死ぬって考えて


ボク(蓮翔)は弟に、ボクの分まで幸せに生きてって言った

弟は違うよ!兄ちゃんと一緒に天国で生きるんだよ!!


弟は考え事をなんかしていた

なんかイイ案が浮かびそうなんだけど…

あっコレだ!

弟はひらめいたって

なんかサスペンスドラマで、殺人を見たのを思い出した


ボクはそれを聞いて、めちゃめちゃ悲しくなったんだ

めちゃくちゃガン泣きし、悲嘆したんだよ



弟はね、、、

縄跳び1個しかないから

兄ちゃんが縄跳びで、ボクの首を絞めてよ

ボクを殺してから、その縄跳びで貯水槽の登るハシゴに縄跳びを掛けて、兄ちゃんが首を吊ればいいよ

ボク(弟)暴れたりしないから、首を絞めれるよ


これしかないよ

コレならボク(弟)と兄ちゃん…天国へ行って一緒だよって


ボクは泣いた

かわいい弟の首を絞める…首を絞めて殺すなんて出来ない

ボクはできないできないイヤだよって言った


弟も涙が出て泣いてた

兄ちゃん…

ならこうしよう


ボクは全然思い浮かばなかった

なのに弟は


じゃあ兄ちゃんが先に、縄跳びで首を吊って天国に行きなよ

ボク(弟)すごく怖いけど…縄跳びを外して、兄ちゃんの真似をして、天国の兄ちゃんを追い掛けるから

兄ちゃんが首を吊るやり方見てるから、真似してボク(弟)も出来るよ大丈夫!


弟はそう言うんだ


ボク(蓮翔)はいずれにしろ出来ない


弟は助けたい…生きさせてあげたい

ボク(蓮翔)が死ぬ姿を見たら、間違いなく弟は真似をして首を吊って後追い死ぬ


ボク(蓮翔)は選べない

どっちの選択もできない…やりたくない


弟は兄ちゃん…悲しまなくていいんだよ

ボク(弟)兄ちゃんと一緒でホントに楽しかった

親なんかといるより、じいちゃんばあちゃんと兄ちゃんで幸せだった

あんなにエ◯チな気持ちいこともいっぱいできたし…だから天国でも一緒に居たい兄弟なんだ

天国でもち○こ舐め合って射精して、気持ちいことずっとやろーうよ

だからボク(弟)全然怖くないんだよ


弟の話しを聞いてて、めちゃくちゃ泣きじゃくったんだ


この場所ならすぐには見つからないし、安心だよ

大好きだった小学校も見えるし

ここなら騒ぎにならなさそうだよ


暗くなったら出来なくなっちゃうから…

兄ちゃん早く一緒に天国行ってみよ〜う


弟も、なんか涙が凄かった

それなのに元気なフリをして、いっぱい喋ってくれたんだ


ボク(蓮翔)はめちゃめちゃ考えた

弟を死なせないで、自分だけが死ぬ方法を


でも…無かった思い浮かばなかったんだ


ボクは仕方なく諦め…弟を連れて家に帰ったんだ

弟はボク(蓮翔)が書いた弟へのお別れの手紙を、帰る前ビリビリに細かく破いて捨てたんだ


山の林を抜ける風が、手紙を山にまるで眠らせるかのように、飛ばし舞わせていた


一緒に帰る時、いつもは仲が良い兄弟でも、手を繋いだりなんかしない

恋人同士になりたいとかは、2人とも無かったからだ

でもその日は弟から手を握ってきたんだ


手を離さないように、しっかりと繋ぎながら帰ったんだ


川があるとこに差し掛かると、弟は兄ちゃんと言い、手を離したんだ

コレもあったんだ…どうする?って言い、ナップサックから取り出したんだ


あっ!それ…

ボクが書いたじいちゃんばあちゃんへの別れの手紙


弟は話し始めた


兄ちゃんがボク(弟)への手紙を残したなら、絶対にじいちゃんばあちゃんへも、残しているはずだって思った

親には兄ちゃん書かないって分かった


それで考えたんだ

じいちゃんばあちゃんへの手紙なら、じいちゃんばあちゃんの家だ

だからじいちゃんばあちゃんの家を、めちゃめちゃ探したんだ


でも見つからない…


めちゃめちゃ焦ったんだよ!

そんな時、ばあちゃんが携帯鳴ってるって騒いで、ふと玄関かな?って思い、探したら電話機の下にはみ出ていたよ


やったー見っけ!って思った

けど泣きそうになったんだぁ〜

もう兄ちゃんが間に合わないかも?って

だから急いで公園に向かったんだ


だから公園に来たのが、おやつの時間くらいになっちゃった

ボク(弟)への手紙は内容読んだよ!

でも時間が無くて、じいちゃんばあちゃんへの手紙は読んでない

公園に…急いだから


コレもビリビリに破いて川に捨てるよ?イイ

ボクは……

イイよ!って返した

弟はうん!って言い、ビリビリに破いて川にバイバイって言い捨てたんだ


それから弟は…死ぬの一緒なんだから、2人でじいちゃんばあちゃんへの手紙を書こうよって言ったんだ


そして、弟はまた手を繋いでくれて帰ったんだ

弟はなんか僕ら恋人同士みたいな感じだね!って言いながら…



家に帰って布団で寝る時、弟は言ったんだ

兄ちゃん…死ぬ時は一緒だからねって


だから…

ボク(弟)を置き去りにしないで

一人では死なないでって


ボク(蓮翔)は布団の中でまた泣いた

最低な兄ちゃんだって

死ぬ時に選択肢を間違えていたら、かわいい弟も今は生きていなかった


ボクは、こうして生きてしまったんだ


でも月曜日が怖かったんだ

大キライなサトシなんかに会うのもイヤだったんだ

勉強も生活も慣れない中で、めちゃめちゃ苦しかったんだよ



でもサトシなんか以上に、悪魔はうごめいていたんだ

影を忍ばしゆっくりと…ボク(蓮翔)を狙い…

天罰の代償は性の宴と裏切り

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