厭世観に毒される ※あらすじ必読

海のように冷たくて、広く、そして暗い。

そんな夢の中を沈む。

私の頭の中には、あの時の思考が、苦しいほど流れ込んでくる。

＊＊＊

日常生活に支障が出ているわけでも、病名をつけてもらった訳でもない。

「本当に辛い人」なら、どれだけ不幸自慢をしてもいいんだろうか、「本当に」辛いから皆何も言わず心配してくれるんだろうか。

「病名付いてないんでしょ？」

「健康だから大丈夫じゃん」

「恵まれてるんだね」

「私よりマシだよ」

そんなこと、言われなくなるんだろうか。

もしそうなのだとしたら、私は「本当に辛い人」が心底羨ましい。

そう思って、今日も自己診断のページを開く。

「重度うつ病の可能性があります」

幾度と見てきたこの画面。

生きづらいと思って精神科に通っても、病名はつけて貰えなかったんだっけ。

＊＊＊

「辛いのはあなたのせいじゃない、病気がそうさせてるんだよ」

いつか見た、この文言。

病気を患っている人の辛さは、病気のせい。

だから、病んでもいい。辛いと思っていい。

辛さを、認めて貰える。

なら、私は？

病気じゃない私の辛さは誰のせい？

私、私だ。私のせい、甘えだ。

全部、全部。

ー⚠️

念の為の、注意喚起。

これをよんで、ー「私は甘えてるんだ」と思ってしまったそこの感受性豊かで素敵な読者様へ

すみませんでした、これをよんであなたを苦しめてしまうのであれば、これ以上この作品を開かない方がいいかと思います。その代わりと言ってはアレですが、病み系以外にもファンタジーメインで書いてるので、そちらも…（露骨な宣伝）

あまりに辛いのであれば、あらすじに書いたハッシュタグまでお願いします。Web民なもので…

そして、最後に。甘えだと感じてしまったあなたへ。決して甘えじゃありません、大丈夫ですよ

あなたが辛い時、きっと世界であなた以上に辛い人はいません。こういう時ぐらい被害者ぶりましょう。悲劇のヒロインとしてスポットライト奪ってやりましょう。

あなたの今いる状況が少しでも改善しますように