やるべ〜
shp→『』 その他→「」
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【tn side】
ご飯食べた後、ロボロにショッピくんを部屋に連れて行ってもらった。
あの子…喋れないんか?
考えられるのはあの身体の傷からして、虐待を受けていて、喋れなくなった…それにしてもあの子、ずっと震えとるんよな…何かに怯えてる。
虐待のせいだと考えると、つじつまはあう。
そう考えながら部屋に戻ると、ショッピくんは部屋の隅っこで小さくなっていた。
tn「ショッピくーん…?どないしたんや?」
『…』
相変わらず喋らない…
tn「そんなとこおらんとこっちおいでや、そこおったら風邪ひくで」
そう言うと彼はオドオドしながらこっちに来た。
tn「ん、ええ子やな」
そう言ってショッピくんの頭を撫でようとすると、ショッピくんはビクついて、目を閉じて怖がっていた。
これは…俺の推理は当たってたようやな
tn「大丈夫や、誰も殴ったりしん。」
「安心して寝ぇや」
安心はあまり出来ないかもしれないが…
俺はショッピくんに毛布をかけて自分も寝転がった。
【shp side】
…ねれへん
隣ではトントンさんが寝息たてながら寝とる。
この人の隣は…怖いはずなのに、なんだか安心する。
いや、この人だけやない。ロボロさんもや。
あとうるさい人…コネシマ?って人も見た目に反してものすごく落ち着く。
…何で拾われたんやろ、やっぱ奴隷よな、
こうやって優しくして油断させて、ほんで奴隷にするんやろ。
だってわいはいらん子やねんから。この家の人達に迷惑やってかけてしまってるはずや。
この家にはいたらあかんのや…
そう思ったら行動は早かった。
静かに起こさないようにしてベッド抜け出して玄関を探す。
皆寝てるのか部屋は真っ暗だった。今は夜中の1時。そりゃ寝とるよな。
…あ、この廊下あれやな、リビングの方に行く廊下や。て事は玄関に近づいてるはずや。
曲がり角を曲がって行ったらリビングのはず…
ドンッ
『!!』
どてっと後ろにこける、前を見たら大きい金髪メガネの男の人がいた。
『ヒュッ』
怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……
思わず呼吸が早くなる。
大きい人はわいを見ている。
??「お前か…」
低い声で喋る。でもそれがわいにはただただ恐怖でしかなかった。
どうしたらええんやろ…逃げたいけど、さっきので腰抜けて立つことすらも出来ない。
『ハァッ…ハッハヒュ…ヒュッハァッ』
また過呼吸が…しんどい、止まらない…
大きい人はまだ見つめている。というかいきなり過呼吸起こしてビックリしてるみたいや。
『ヒュッ…ハァッカハッ…』
スッ
いきなり大きい人がしゃがんでこちらを見る。
そしたら次の瞬間…
わいを抱きしめてきた。
やけど、手を繋ぐのでやっとなわいからしたらハグなんて到底怖すぎるもので、できるだけ抵抗した。いや、しようとした。身体に力が入らなかった。
??「大丈夫だ、大丈夫。心配するな、何も怖いことはない。」
いや、正直あんたが今1番怖いんですけど。
でもものすごく優しくて落ち着いてて…わいは大きい人の腕の中で意識を失った。
起きたらソファの上やった。ソファの上で寝かされ、黒色の毛布がかかってあった。
??「起きたか」
声のした方を見ると、あの大きい人がいた。昨夜の事を思い出す。
tn「ショッピくん、バリバリ怖がっとるんやけど…」
??「む、それは済まない」
そう言って大きい人はしゃがんでわいに視線を合わせてこういった。
gr「私の名前はグルッぺン・フューラー。よろしく頼むぞ!!」
あのうるさいコネシマって人と同じくらい大きな声で言った。うるさすぎるんやけど。
rbr「ショッピくん〜ご飯食べてお買い物行くで〜!」
ん?買い物?聞いてへんのやけど()
…話せないって不便やな
rbr「何買うか気になるやろ!教えたるわ!!」
kn「ショッピくんの服とか買いに行くんやで〜!!!!!」
え?あの人向こうの台所の方おるよな?何でこんな聞こえんねん
rbr「おぉい!!!俺の場所奪うなや!!!」
kn「あ゛ーはっはっはっはっ!!!」
うるさいって()
gr「混乱してると思うが、君をこの家で引き取る事にしたんだぞ!!」
tn「何部屋か余っとるからそのうちの1部屋ショッピくんにあげるな」
…わいの部屋?
何でこの人らはこんな優しくしてくんねん。わいなんていらん子やぞ?
誰も言わんけど、気づいとるんやろ?昨夜出てこうとした事。
何で…何でなんや
いや、昨日考えてたやんか、上げて落とすんや。そうや、きっとそう。でも…こんなに暖かいんは初めてや…
そしたら何故か頬に水がつたった。
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何で僕はこれを短編に出来ると思ったんやろ
コメント
1件
死ぬほど面白いです!sypさんが打ち解けていくのかとか、誰に一番懐くのかとか気になります!