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Hayato×Jinto
Hayato side
「あれ、俺の水どこ」
楽屋でさっきまで飲んでいた水がない
あたりを見回すと仁人が持っていた
「それ、俺の水じゃね」
「え…?じゃ俺の水は?」
「…今日、飲んでた?」
「…あ…ごめん、まだ開けてないわ」
「まあいいけどさ」
一口飲んでペットボトルが返却された
…だけで終わらず、
「ちょ、それ俺の靴な?」
「じんとー!それ俺のタオル!」
ことごとく俺のものを手に取る仁人がいた
まさかとは思うけど
今まさにしようとしているイヤホンは、俺のじゃないか?
「仁人」
と名前を呼ぶと
「なに?」
と返事があった
「なあ仁人、それお前のイヤホン?」
そう聞くと
「俺のだよ!」
とは言うが…
「え、あれ…」
俺のスマホとつながってんのよ、それ
「これ、勇斗のか、ごめん」
俺のと間違えんの、今日何回目だよ、わざとか?わざとだろ
「今日俺のと間違えんの多くない?何回目?」
「いや…そんなこと…あるけど…でもわざとじゃない!」
この困り眉は、悪いと思っているときのだな
わざとではないようだ
じゃあ天然かよ
「どっきりじゃないならギリ心配が勝つんだけど」
「なんで?」
「さすがに間違えすぎだろ」
「…ごめん」
「謝んなくていいよ、心配なだけ」
顔を覗き込んで尋ねる
「しんどい?体調悪い?」
「ううん」
「寝た?」
「うん、わりと」
じゃ、なんだよ
「じんちゃんてほんまにはやちゃんのこと好きやな~」
呑気な声は舜太だ
「は?」
仁人が反応する
「無意識に人のものを使っちゃうんはその人の事が好きだからやって、独占したい気持ちがあるからやってこないだなんかの本で読んだで」
仁人は今度は無言だった
顔はうつ向いているので見えないが、耳が赤い
…そういうことですか
帰ってから全力で彼氏の特権フル活用で仁人を甘やかし可愛がり
仁人に「もういい」とまで言われたのだが
後日の楽屋…
「吉田さん?ねえ、それ俺のやで~」
「よっしー?俺の持ってかないで」
「じんちゃん、それ俺のお弁当~」
あれ、やっぱりただの天然…?
fin.
コメント
1件

本当に神(神)でやばい