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私が母親のお腹にいる頃の出来事だった。
それは夫婦喧嘩が起きた時のこと。アイツが母親のお腹を蹴ろうとした。アイツが暴力を振ろうとしたのはそれが初めてらしい。
その時、母は蹴られそうになったお腹を必死に抱えて守った。もし抱えず蹴られていたら私は死んでいたか、障害を持って産まれたかもしれないと言われた。
お腹を守った直後、母親のアイツに対する目が変わった。
愛情などは一切なく、人間じゃないと思うようになったと言っていた。
そこから家庭内暴力はほとんど毎日起きた。私が産まれてからも家庭内暴力はエスカレートしていく。
まだ物心がついていない私に怒鳴ったところで私は何も分からないので、姉をターゲットにしていた。
会社で腹が立つことがあれば姉を社長に見立てて怒鳴ることなど日常茶飯事。私もまだ小学生低学年の時、アイツが会社から帰ってきてそうそう私を会社の人に見立てて「ふざけんなコノヤロウ」っていきなり怒鳴ってきたことがある。印象深くてよく覚えている。
会社では外面よくしていて上司とかに逆らえないため弱い私達にストレスをぶつけていた。
母親がいうには、姉をいじめている時のアイツの目がとても笑っている目をしていたそうだ。