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現場調査


「先生、事件が起きたって本当なんですか?」

「ええ、どこから聞いたんです?」

「イタリアさんが言ってました。」

「そう…ちょっと現場検証を手伝ってくれます?」

「もちろんです!」


「なるほど…ちなみに傷の理由って分かっているんですか?」

「おそらく頸動脈の部分を何かでざっくりってところよ。」

「そうですか…では凶器はまだ断定できていないと。」

「ええ。」

「事故の可能性は?」

「ほぼゼロよ、オーストリアさんの倒れていたホールにはその事故を誘発できそうなものはなかったですし。」

「じゃあ誰かが…」

「ええ。そういえばこれ、ちょっと不自然なところがあったんです。」

「例えばどんな?」

「まずオーストリアさんに抵抗の跡がほぼないこと、そしてホールの監視カメラの誤作動です。」

「え、ころされかけたっていうのにほぼ抵抗の跡がないって…それって一瞬でこの出来事が起こったか、それとも知り合いがやったかの二択ってことですか?」

「ええ。それから監視カメラ、この事件が起きたであろう時の映像がまるっきりないんです。」

「てことは何者かが映像を消した…」

「そう、それから監視カメラへの接続手段は常任理事国の五人と貴方たち日本家、そしてドイツさんとイタリアさんしか持っていない。」

「つまり犯人はその中の可能性が高いということですか。」

「まあただパスワードさえわかれば誰でもやれないとは限らないけどね。」

「それなら、もう迷宮入りじゃないで_」


「ガシャン!」

「なっ!?」

「パシュン!」

「!伏せてください先生」

「きゃあ!?」

いきなり暗くなったと思ったら、この音、消音銃声?

「!危ない」

「カキーン!」

「誰だ!」

銃声に気を取られて伏せの体制を取って隙ができた途端切り込んできた…ということはもしかして共犯の可能性もあるのか?

「ふっ、たぁっ!」

相当な使い手だ。この感じ、少なくとも中小国ではないことは火を見るより明らかだ。

「ガンッ、キンッ!」

大体僕と互角、パスワードを盗み見たわけではなさそうだ。それにもし共犯がいるとしたらこの時点で加勢してくる、なら単独犯か。

「てりゃあ!」

「カーン!」

「チッ…」

「ダッ」

「!逃げるな」

「ボンッ!」

「うわっ!?ゲホッゲホッ」

煙幕!?まさか!

「先生危ない!」

「ドンッ」

「ひゃ!?」


「逃げられた… クソッ、あとちょっとだったのに!」

何だったの、あれは…って、え?

「先生、お怪我は_」

「海…その…」

押し倒されてるような状態になっているのだけど…

「…あ」

顔が近い…

「!すみません、すぐどきますね。」

「あ、ええ。」

「あれは何だったの?」

「おそらく犯人でしょう。相当な使い手ですよあれは。あそこまでということは間違いなくパスワードを知っている人の中の一人でしょう。」

「そう…」

そういえば…

「消音銃声の音、したでしょう?」

「そうですね、正確にはおそらく録音された音声だと思いますけど。犯人はナイフで襲いかかってきましたし。」

「イタリアが言っていたのよ、変な音がしたと。」

「それって…同じ手口を使ったという…」

「ええ、間違いなくそうね。」

でもそうだとしたら犯人の目的は何なのかしら。

これじゃあ、ますます迷宮入りね。

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