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<おやつ>
「もーんど!おやつの時間だよ〜」
午後3時。いつもこの時間は恋人のもんどとお菓子を食べながら雑談をする。
僕こと叶はこの時間が一日の中で1番好きだ。
優しい眼差しで僕を見てくれるもんどが好き。
だからこの時間、いつも僕は上機嫌だ。
『りょーかい』
もんどは返事をし、僕の方へと歩み寄ってきた。
「なんと!今日は巷で話題の高級チョコ!!」
『お〜』
「最近フェスあったでしょ?頑張ったご褒美みたいな?」
『まじ?かなかなありがと』
もんどの反応に僕は満足顔をし、ソファに座った。もんどは僕の右横に座った。
「早速食べてみよ!」
僕は箱に巻かれていたリボンを解き、箱を開けた。
中には、色々な形のチョコが並んでおり、お洒落なものから可愛いものまで。僕はまるで宝箱を開けたように目を輝かせた。
早速僕はお洒落なチョコを一つ手に取り、口に入れた。
「お、美味しいいい!! 」
なんということだ。この世のものとは思えない程の美味しさだ。
口に入れた瞬間硬い箱が開きお宝が溢れ出てきたみたいだ。めっちゃまろやか。
僕は思わず「美味♡」等と呟いてしまった。
するともんどが『何それw』と笑ってきたので僕はわかりやすく怒った顔をつくった。
「もんちゃんも食べなよぉ」
促すともんどは洋酒が入ったチョコを食べた。
『おぉ。すごいねこれ』
「だよねだよね!」
反応こそ薄いが、目がダイヤモンド並に輝いている。僕はそれを見つけて嬉しくなった。
それから数分ゲームについて話しながらチョコを数個食べ、気づけば4時になろうとしていた。
「もんど、もうもう4時近いし終わろっか」
僕が言うと、もんどはまだ足りないのか不満そうに、眉間に皺を寄せた。僕はこの顔に弱い。
「ゔ〜…仕方ない。最後の一個ね」
負けた。
『ありがとかなかなぁ 』
可愛い奴め。
もんどが食べている間片付けをしようと思い、立ち上がろうとした…が。
『待って』
「え?」
もんどに言われ、咄嗟に止まってしまった。すると、その隙を狙ってか、もんどは僕の腕を掴み引き寄せた。
急な事で驚いたのも束の間。
「んっ?!」
もんどの口と僕の口が綺麗に重なった。かと思うと、もんどは僕の口の中に舌を捻りこんできた。甘い。口の中でチョコが溶ける。急に急が重なって大混乱の僕。心の底から美味しと思っていそうなもんど。
互いの息遣いが聞こえてくる。
唾液が混ざり合う度に鳴る音に僕は恥ずかしく思いながらも、その気持ち良さに溺れていた。
口の中のチョコが溶けきった頃、僕ともんどは銀色に光る糸に繋がれた。
一体何分しただろうか。頭の中は真っ白だ。
恐らくもんどから見た僕の顔はみっともなく映っているだろう。
もんどは満足そうに
『うまかった』
とだけ言い自室に戻って行った。
残された僕は暫く放心状態になっていた。
熱が冷めない。あつい。
ようやく自我を取り戻した僕はその場で座り込んでしまい、
「甘すぎるよぉ…//」
と一人呟いた。
コメント
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😇😇😇😇😇😇😇😇😇 我が今生に一片の悔い無しです………