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#BL
夢を見た。
そこには、彰人がいた。
夢の中の彰人は、どこか苦しそうな顔をして、遠くを見つめながら静かに涙を流していた。
どうして泣いているんだろう。
何か、辛いことがあったのだろうか。
俺には、分からなかった。
分かってあげられないことが、悲しかった。
もし俺が、彰人のそばにいられる存在だったら。
彰人に、こんな悲しい思いなんてさせないのに。
そう考えていると、誰かが部屋に入ってきた。
その人は彰人の方へ向かうと、突然怒鳴り始めた。
「お前なんか嫌いだ」
その言葉を聞いても、彰人は表情を変えなかった。
ただ、黙ってその言葉を聞き続けている。
多分、怒鳴っている人は彰人のお母さんなんだろう。
少し時間が経つと、お母さんらしき人は部屋から出ていった。
それでも彰人は、ずっと座ったままだった。
どこか遠くを見つめながら、静かに涙を流し続けている。
俺は悲しくなった。
早く、この夢から覚めたい。
早く目を覚まして、彰人に自分の気持ちを伝えたい。
「蓮、起きて!!蓮!」
俺は、彰人の声で目を覚ました。
「やっと起きた!!」
目の前には、彰人がいた。
「ねぇ、蓮。僕は蓮のことが大好きなんだ」
彰人は、少しだけ笑った。
「恋愛感情として。だから僕、決めたんだ!!」
彰人は俺の顔を見つめる。
「蓮と一緒に暮らそうって!!」
そして、静かに続けた。
「だから僕ね……蓮を監禁することにした。」
俺は迷わず、彰人に今の気持ちを伝えた。
「うん。いいよ」
「彰人がそうしたいんだったら、監禁してもいい」
「俺も彰人のことが好きだから」
「彰人がどんなことをしたとしても、俺だけは味方でいる」
そして俺は、ずっと言いたかったことを口にした。
「彰人……今まで辛かったね」
「気づいてあげられなくて、ごめんね」
「俺はずっと彰人のそばにいる」
彰人の目から、涙がこぼれた。
俺の言っていることが、理解できないみたいだった。
俺は彰人を優しく抱きしめた。
「今は何も言えないけど……いつか言うから」
彰人は涙を流しながら、俺を見つめる。
「それまで、僕といてくれませんか?」
俺は迷わず答えた。
「もちろん」
彰人は涙を流しながら、笑顔で言った。
「ありがとう」
俺は、彰人に幸せでいてほしい。
彰人が幸せになれるのなら、俺は何だってする。
――ここからが、俺たちの物語の始まりだ。
コメント
2件
読みました〜( ´∀`)彰人くんの過去に何があったのか…すごく気になります(°▽°)次も楽しみにしてますね♪
おお、これは予想の斜め上を行く展開だった……! 最初の夢のシーンで彰人の苦しみが滲んでたからこそ、現実であの「監禁する」宣言と、「いいよ」って即答する蓮くんの温度差にゾクゾクしたわ。 「俺だけは味方でいる」って台詞、重いけどめちゃくちゃ刺さる。2人の関係性の根っこの深さを感じるエピソードだった。続きが気になる🔥