テラーノベル
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夜。
消灯。
常夜灯。
カメラの赤。
桃:……あ……
金具。
**外れた。**
ほんの少し。
でも、確実に。
桃:(……今)
心臓が、うるさい。
息を殺して、
足を——
**ギッ**
音。
一瞬、世界が止まる。
紫:……何してるの?
低い声。
桃:……っ
振り返った瞬間、
そこには——
紫。
赤。
水。
緑。
黄。
**全員。**
桃:ち、違……っ
声が、出ない。
体が、固まる。
赤:……へぇ
赤の笑顔が、完全に消えている。
赤:外れかけてたね、それ
水:触っちゃダメって言ったよね?
声は甘い。
目は、冷たい。
緑:……痛くした?
金具を見つめて、静かに。
緑:壊そうとしてたよね
黄:桃桃……
黄の声が、震えている。
黄:どうしてなん……?
桃:……っ、ちが、俺は……
後ずさる。
ベッドの端。
紫:逃げようとした?
一歩、近づく。
紫:ねぇ、桃
紫:逃げたかった?
桃:……っ、こわ……っ
声が、完全に震える。
桃:やだ……怒らないで……
その瞬間。
赤:ふざけんな
**ドン**
壁が、鳴る。
赤:どれだけ我慢してたと思ってんだよ
桃:ごめ、なさ、泣
水:外に行きたい?
水が桃の顎を持ち上げる。
水:水たちがいるのに?
緑:……静かにして
緑の声が、一番冷たい。
緑:今、桃桃が壊れそう
黄:桃桃。
黄が目線を合わせる。
黄:俺たち、怒ってるんよ?その態度はちゃうよな?
桃:……っ、やだ……ごめん……っ
涙が、落ちる。
紫:謝れとはいってねぇよ
紫がしゃがんで、目の前。
紫:逃げたいって思ったこと
紫:それ自体が、悪い
桃:……っ、ひ……っひゅ
息が、うまく吸えない。
紫:でも
紫が立ち上がる。
紫:もう、二度と“準備”できないようにする
紫:つぎやったら、な?
桃:はっ、、は、ひゅ、
桃:ごめらさ、い、、怯
ーーーー
その後。
拘束は、
**比べ物にならないほど増えた。**
桃:……あ……っあぁ、、
腕。
足。
腰。
胸。
逃げるために使った場所、全部。
赤:これで動けない
赤:安心だろ?
水:カメラ、死角なくしたよ
水:桃くんがどこ見ても、見られてる
緑:一人の時間、ゼロにするね
緑:交代で、ずっといる
黄:ね、桃桃
黄が手を包む。
黄:怖いよね
黄:でも、しょうがないもんね?
桃:……っ、や……っ
声が、喉で潰れる。
紫:逃げようとした罰
紫が額に触れる。
紫:ちゃんと、思い出せよ
紫:ここが、どこか
**カチ、カチ、カチ、カチ**
今までで、
一番多い音。
桃:……あ……あぅ……震
震えが止まらない。
赤:怒ってるよ
緑:でも壊さない
紫:桃は、俺たちのだから
ーーーー
扉が閉まる。
灯りが落ちる。
桃:……(逃げたい)
その思考に、
**すぐ、怖さが重なる。**
——逃げたいと思ったら、
また、こうなる。
そう、体が覚えてしまった。
,,,,Thenk you for reading,,,,
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コメント
10件
やっぱり5人にはお見通しなんですね😮! 文面から桃くんの緊張が伝わってきました‼︎ すごい…! 交代で見るときって桃くんと何か話してるのかな…とか思ったり?しました!