テラーノベル
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朝。
目が覚める前に、
誰かの気配がある。
桃:……あっ……
紫:おはよう
すぐそば。
声、柔らかい。
桃:……い、紫……怯
声が震える。
紫:怖いよな
否定しない。
紫:でも、もう大丈夫
視界に入るものが、昨日と違う。
拘束は外れていない。
というか——**増えている。**
柔らかいクッション。
体に合う角度。
力が入らない姿勢。
赤:体、痛くない?
赤がメモを見ている。
赤:ここ、昨日当たってたから変えた
桃:……っ
言葉が、出ない。
紫:何も考えなくていい
紫が額を撫でる。
紫:考えるから、苦しくなる
ーーーー
その日。
桃は、
**一歩も動いていない。**
紫:今日はお休み
桃:……収録……
赤:延期した
緑:桃桃が最優先だよ
桃:……俺の、意見……
紫:あるよ
即答。
紫:全部聞いてる
紫:だから、必要ない
食事。
体調チェック。
**全部、先回り。**
ーーーー
緑:眠くなるだろうし、照明落とすね?
黄:起きてていいよ
黄:でも、無理しないで
桃:……俺、今日何もしてなくて……
緑:いい
被せる。
緑:何もしないのが、今の役割
夜。
誰かが、必ず触れている。
手。
肩。
髪。
桃:(……逃げたら、また……)
思考が、
**自動で止まる。**
水:んふ、桃くんえらいね
桃:……え……
水:ちゃんと、ここにいるから
赤:逃げないって選択
赤:正解だよ
緑:全部、俺たちが背負うから。
黄:だから
黄が両手を包む。
黄:桃桃は、ここにいるだけでいいんだよ?
桃:……っ
胸が、苦しい。
紫:返事は?
桃:は、いっ…
紫が囁く。
紫:怖くない
紫:怒らない
紫:離れない
紫:ね?
桃:……コクッ(考えちゃ、だめ……)
ーーーー
その夜。
夢を見ない。
起きても、
時間がわからない。
桃:……今日、何日……
紫:知らなくていいだろ?
優しい声。
紫:外の時間なんかもう必要ない
桃の世界は、
**過保護で満ちている。**
傷つかない。
選ばない。
迷わない。
桃:……あ……
小さな声。
それを聞いて、
全員が安心した顔をする。
赤:落ち着いたな
緑:よかった
黄:逃げなくていいからね、桃桃…♡
——逃げたい気持ちは、
**「心配される対象」になった。**
それを口にするたび、
もっと、守られる。
,,,,Thank you for reading,,,,
7話、沢山の♡ありがとうございました。
多くの方に見てもらえて、とても嬉しいです、!
この先もどうぞよろしくお願いいたします。。
Next…♡500⤴︎
コメント
3件
5人の目のハートマークが想像できる💭 今頃だけど、桃くんの部屋を用意してあげてるところに配慮を感じた! やっぱ凪ちゃんメンバーの解像度高いね!!