博士、居たンでスネ。
雨ガ痛いデス。
喋り方ガ、壊れテ仕舞イましタ。
ガガと、音が鳴ッて居る気ガシマす。
御免なサイ。御免ナさい。御免ナさイ
御免ナサイ。
____4話____
中也「……………..此処にあンのかァ?」
……………..こっそり着いてきてしまった。
バレたらきっと、怒られる。
マフィアにも、中也にも、きっと怒られる。
どうしよう、今なら、今なら帰れる。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、
どうしよう。
中也「おい」
時雨(ビクッ)
時雨「ちゅ、中也!!」
中也「其れで隠れたつもりか?」
時雨「仕方ないでしょ?!」
中也「何がだよ」
時雨「……………..私は、莫迦なのよ」
中也「……………..は?」
時雨「ん?」
中也「い、今、私って、云った、僕って
言ってたのに」
時雨「………あ………」
え?何で何で何で?僕じゃなくなってる。
しかも、声も高くなってる。何で?
何で?何で何で何で何で何で何で何で何で?
中也「おい!大丈夫か?」
中也「泣いてンぞ」
時雨「ハァッハァッ。はぁ、何でも、無い」
時雨「パニックになると、ちょっと」
時雨「壊れそうになる事があるの」
時雨「同じ言葉繰り返しちゃうとか」
中也「そうか………何か有れば云えよ」
時雨「うん………」
其の後は、わた、僕だけで部屋に戻った。
首領「………時雨くんかい?」
背筋が凍った。冷や汗が止まらない。
どうしようどうしようどうしようどうしよう
時雨「ぁ、ぁ、ぁ、あの、御免なさい」
首領「ん?なんの事かな?」
どうしようどうしようどうしようどうしよう
御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい
時雨「ぁ、ぅぁ」
そこからは記憶が無い。
____資料室____
中也「あった、あったぞ」
中也「時雨の記録」
中也「てか何で、こンな処に有るんンだ?」
中也「!!」
中也「……………..近い内に、伝える、か」
コメント
3件
早めに見れたぁぁぁぁぁ 本当全部が春蜜柑様神過ぎる… メモに休んで連れて行きたいって 書いてあるのが中也の優しさ(?)的なのを表現してて凄い好きなのと 今更だけど時雨ちゃんの絵が二話でお風呂入ってたからか髪が綺麗に なってるのもリアル(?)で… 言葉にできない程に好き過ぎる… ありがとうございました…。