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….
「 そして . 2人は幸せになりましたとさ. 」
「 めでたしめでたし 〜! 」
そう言い、私は古びた日記を仕舞う
「 わ 〜ぁ! 凄かった 〜!」
子供らが盛大にはしゃぐ、
「 この物語に出てきた白上って子 フブキお姉ちゃんに 似てる 〜! 」
1人の少女が言う
「 そ〜かなぁ? たまたまだよ!たまたま! 」
「 そっかぁ〜 」
「 ァ! 私帰んなくちゃ!またね フブキお姉ちゃん! 」
子供らが次々へと家に帰っていく、
「 っはぁ … 幸せならいいんだよ … 」
「 幸せなら! 」
白上は山へと向かった。
「 確かこの辺だっけ … 」
「 ミオ 〜? 居る〜? 」
私は歩きながら大神の名前を言った
「 居るよ〜! 」
返事帰ってきた!
「 あ!居たゞ! 」
「 フブキ 〜♪ 子供達元気だった? 」
「 そらもう 皆元気よ! 」
「 なら良かった〜! 」
「あ! 後ほら!からあげ!食べてゞ!」
「 お〜!からあげだッ! 」
「 頂きま 〜 す! 」
口いっぱいにからあげを頬張る
「 んん!んま 〜 ! 」
「 んふふ … ほんと美味しそうに食べるよねぇ〜 」
「 だって美味しいんだもん! 」
「 はいはい …! 」
「 もぐもぐ…. んん オカワリ! 」
「 おっけぇ! 」
「 ご馳走様でした〜 ! 」
「 美味しかった〜! 」
「 ん〜 どこか行きたい所ある? 」
「 久々に何処か出かけようよ! 」
「 イイね!そ〜しよッ! 」
今かな …? ミオに思いを伝える時は …
ん〜と遊園地とか … ? 観覧車で告白~~とか… いやゞ… 白上高い所苦手だし …
今.かなぁ …?
「 あのね…ミオッ … 」
「 なぁに〜? 」
「 白上ずっとミオの事がす …すッ 」
「 ウチの事がっ …? 」
「 昔っからミオの事が好きで …好きで…
思いを伝えれなくて… ずっと我慢してたけど… 苦しかった … でも今言えた…! 」
「 良かったら白上と… 付き合って貰えませんか … ? 」
片膝を地面につけ、震える手を大神に私は向けた
「 … 勿論 …! 喜んで … ! 」
「これからも …宜しく?ね! 」
「 うん … ! 」
あれから数年後、私達は結婚した。
今となっては2人でのんびりと家で過ごしている。
そういや、ミオ 今日任務だっけな?
机に朝飯置いてくれてる …
今日は白上が大好きなからあげだッ …!
プロポーズする前食べてた思い出だなぁ …
とりあえずッ! 食べよ〜っと!
「 美味し … 」
淡々と朝飯を食べ終わる
「 確かミオ3時に帰ってくるっけ? 」
時計を見る。
15:30
「 あれ …? 」
「 過ぎてる… というか白上も起きてくるの遅いなあ 」
(着信音)
「 わわ… 誰だろ? 」
電話に出る
「 もしもし 〜? フブにゃあ? 」
この子は友達の猫又おかゆ!
白上が13歳頃に知り合ったかなぁ?
たまにお酒とか飲んたり遊んたりする仲!
「 どしたのおかゆん〜? 」
「 実はさ …ミオちゃんが … 」
猫又は言いにくそうに言う、
「 ミオが …? 」
「 っぱ言いにくいや、 病院に居るからさ
来てみると良いよ 」
「 えぁ … わ、わかった! 」
電話を切る
「 … なんかあったのかなあ? 」
私は家を飛び出し
病院へと向かう
「 急がなきゃ … 」
「 ミオ 〜? 」
私の目の前には目を瞑り、ぴくりとも動かない大神だった
「 …寝てる …のかな 」
医師が私に近づいて言う
「 大神彡は …もう … 」
「 ミオは …? 」
「 どういう事ですかこれ 」
「 もう助からないんです … 」
「 は、はぁ … ? 」
私は何故か悲しみより怒りが込み上げて来た
「 どうしてですか! なんで助からないんですか! 」
私はそっと大神の手を握る
「 冷た … なんで … 」
大神の体はまるで凍りついたかのように 冷たくなっていた
「 … 」
「 ミオ … ミオはもう助からないんですか… ?」
いつの間にか怒りが悲しみに変わっていた
「 …はい … 」
「 なんで …なんですか … 」
涙を流す
「 単なる事故死 …です 」
「 飲酒運転をしているトラックに跳ねられたとの事です … 」
「 そう …ですか … 」
私は大神の手を強く握る
「 ミオ …ミオ … 逝かないで …よ 」
「 白上より先に …あっちに逝かないでよ … 」
ただし返事は帰ってこない、
「 …. 」
私は大神の墓に花を添える
「 っ… 」
歯を食いしばり、涙を堪える
足音が聞こえてくる
「フブにゃ …大丈夫…? 」
「 フブちゃん … 」
この子は大空スバル! 白上が14歳に知り合って猫又おかゆとは仲良しで親友なんだってさ!
元気があってすごいや!
「 うん… 大丈夫 … 」
「 … 」
大空が私の肩をぽんっと叩く
「 ….気分晴らしでフブちゃんの家で菓子作ろうぜ! 」
「 だねだね! フブにゃ …良い? 」
「 …うんッ … ! 勿論 … ! 」
「「じゃあ決まり!」」
大空と猫又が揃って言う
「 うわ被ったんだか! 」
「 別に良いでしょスバルちゃん♡ 」
「 きめぇ ~~~w 」
「 酷いよスバルちゃんっ! 」
微笑ましいや.
「 ほらほら!フブちゃんも暗い顔せずに 家戻ろ〜っ!」
大空は私の手を引いて 皆一緒に私の家に帰って行く
「 うん …! 」