テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
かなり 前に書いた😳
初めての13×20を見つけました
🐉じゃなく SVでのふたりのお話です
13→てくと 20→ぶるて
ひろーい心で読んで貰えたらと思います🙇
こんなに 絶不調ありかよ…
試合終わり ため息が止まらない
あまりの不甲斐なさに ロッカーに速攻飛び込んでしまうぐらい キツイ内容だった
負けすらしなかったが 集中できずイライラして チームをイヤな雰囲気にさせている
チームの中心に いなきゃいけない俺が こんなんでどうするんだよ
チームもしっかりわかっていて それを責めることなくキャプテンの和幸から 飲みに誘われた
気がついたら スタメン揃ってるし どこまで優しいんだよ…
尚更自分を責めてしまうじやんか… しかし後ろ向きになっていられない 今はシーズン中なのだから
明日オフだし気分切り替えるには それもいいかも と思って参加したものの モヤモヤは全く晴れず そこそこ付き合って 退散した
そう この絶不調の原因である モヤモヤの正体は 実はわかってる…
智さん不足
1ヶ月会えないぐらい 学生じゃあるまいし 寂しいとかないでしょ?
と たかをくくってみたものの すれ違いばっかでほとんどで 声すら聞いてない
1ヶ月前の合宿で毎日一緒に時間を共有できた名残は 想像以上に自分にダメージを与えていた
頭の中で ずっと智さんの声をリピートしている
「智は こうの方が良かったよ」
あっ 智さんが言ってたなぁ…ぐらいに余裕があったはずが
会いたい
話したい
一緒にいたい
そして……
頭の中のリピートが 繰り返しはじめ 止まらなくなった
そんな頭の中を見透かしていたのは 関田さんだった
「小川と山本って 俺 尊敬してるんだ」
「え?なんすか それ」
唐突に現れた 智さんの名前に心臓が止まるかと思った
「なんだろ…ああやって切磋琢磨できるって すごい相乗効果があるんだって 改めて気づかされた」
グラスを躊躇なく 飲み干す
こういう姿 カッコいいなぁ
「なんか 関田さんに言われると 無茶苦茶嬉しいんですけど」
「2人だから 出来たのかもしれないな ホント仲良いし」
「そう…すね」
気がつけば 世界一大切な人です
「もしかして 山本と連絡取れてない?」
「え?あ いや まぁ…」
バレないように 必死になってるよ オレ…
「小川って 悩んでもあんまり考え込まずに ポジティブに前向けるタイプと思って 様子見てたんだけどさ 皆が あんな小川見たことがないって 心配し始めてたんだよ」
「げ まじっすか」
マジかぁ…恥ずかしすぎだろ
「で 健太郎がさ こういう時には 智を呼びましょって言い出してさ なんかやってたけど …」
「え?」
「やば ネタバレするとこだった 聞かなかったことにして!」
飲みの場でしかみれない慌てる顔に つい笑ってしまう
「関田さん 小川に何かいいました?」
健太郎さんが俺と関田さんの間に割ってきた
「な なんにも」
健太郎さんは ニコニコしながら 関田さんの頭をポンポンしている
されるがままの関田さん
いつみても 健太郎さんは 関田さん大好きだよなぁ
俺も あんなふうに 素直に態度に出してた
そして ニコニコしてくれた智さん
あ……やっぱヤバい
健太郎さんが割り込んできたおかげで 席を外れることができた
「俺 お先っす」
別テーブルの和幸に小さくお辞儀する
「え?帰ります?」
「誘ってもらっといて 申し訳ない ちょっと風邪気味みたいだから」
「まじ?無理させました?」
「いや 一人だと考えすぎるから 楽になった あざっす」
「小川さん…」
「ん?」
「俺 頼りないかもだけど 愚痴聞くぐらいならできるんで…」
「そんなこと…」
「自分で気がついてないでしょ? ロッカーでしんどそうでしたよ」
「はは…まじか…」
「心配だけど 人間らしくて 安心したって みんな言ってましたけど」
「俺 何モノ扱いよ?」
「愛されてていいじゃないっすか?」
嫌味のない和幸に なんか癒される そんなキャプテンの優しい笑みに見送られ 店を出た
外の空気の冷たさは さっきまでの穏やかな時間から 一気に現実に引き戻す
「小川は もっと智に甘えていいんじゃね?しんどい時間を お互いを支えあえたんだから お前のことも ちゃんと見てるだろうし 助けてくれると思うよ」
関田さんに言われた言葉を 素直に聞いてみるか…
素直に 智さんに連絡してみよう
でも…声を聞いたら 今の俺 どうなっちゃうんだろ
想像がつかない
会いたいって…抱きたいって…叶わないけど 言っちゃうのかな…
スマホの画面に 智さんの連絡先を出す
深呼吸して 発信を押す
あー やっぱ繋がらないで!
メッセージにしとけば 良かった
何?この動揺?
すっごいドキドキしてきた
「とも?」
あっさり耳元に 大好きな声が聞こえてきた
「あ……うん お疲れさま」
ヤバいって!声がうわずってるし 心臓の音まで伝わるんじゃないかと思う
訳のわからない感情に支配され なんか泣きそう…
「もしかして 近くにいる?智の声がする気がしたんだけど」
「そんなわけないよ 智さん 」
智さん 何言ってんの?
それとも 酔っ払ってる俺の妄想?
「あ! いたいた!智 見つけた!」
「いや だから 智さん……って え?」
向かいの道路に 手を降るシルエット
は?え?ウソ?
智さん?!
なんで マンションの前に 智さんいるの?とうとう幻覚見えてる?
「久しぶり!やっぱ 会えるのは嬉しいな」
いつもの満面の笑みで 駆け寄ってきた智さんに 頭をポンポンされる
「……何で?」
これ 現実なの?夢の中?
「うちのキャプテンの命令」
「山内さん?」
「3日オフやるから 小川のケアしてこい!って」
「何それ?」
ん?まさか…健太郎さん?
ネタバレって これ?
「ま 久しぶりに会ったんだし ゆっくり話そ ホテルとらずに来ちゃったから ともの家に泊めてね」
自分の中で リミッターが外れる音がした
「なんで…なんで…」
「え?ごめん 智 嫌だった?」
下を向く俺の顔を覗こうとする
「俺…もう無理だ」
「は?」
「智さん 約束破るね」
「やくそく…ん…」
人前で
手を繋がない
二人きりにならない
キス…しない
2人の関係を隠すために決めた約束
でも 今はそんなものいらない
突き動かす本能のままに 唇を重ねる
久しぶりに お互いを確認するように 角度を変えて 貪りあう
あ……ちゃんと 答えてくれる
キスのとろける甘さが どんどん理性をなくさせる
「と…も?」
うつろな目が自分をとらえている
「俺 智さんが足りない」
そっと 頬を両手でつつんで 存在を確かめる
これが…欲しかった
「大丈夫だよ…ここにいる 」
ぎゅっと抱き締められて 肩に智さんの温もりを感じる
「智のにおい 久しぶり…1ヶ月って こんなに長かったんだね」
俺も 智さんの身体を包みこむように 抱き締める
お互いの温もりが 身体を満たしていく
「智 寂しかった?」
「うん マジ ヤバかった…」
やっと 言えた
「ごめん 甘えさせてやれなくて 」
「何 かわいいこと言ってんの…俺のこと甘やかしたら 智さんのこと 離さないよ?いいの?」
「いいよ 」
智さんからの柔らかいキス
「今日は 智を甘やかすために来たし……」
冷たくなった手で 頬を挟まれる
「もしかして ともさん 外で待っててくれたの?」
「うん……なんか 嬉しくて 待ちきれなくてさ 早く帰って来ないかな…って だから全然平気だよ」
「風邪ひいたら どうするんすか?」
冷たい手に 自分の手を重ねて お互いに見つめあうと 自然にお互いが笑顔になる
「智がいれば 大丈夫っしょ? ほら 手つないで帰ろう」
繋げなかった 大好きな智さんの手
冷たいけど 何よりも温かい……
「俺も 智さんがいてくれたら 無敵っす」
「そうだよな 俺たち2人で最強だもんね」
プレイヤーとしても
恋人としても
もう 縛る約束はいらない
ふたりで 愛し合えれば それでいい
コメント
2件
やっぱとてもすきです…💖
うわぁ…すごくよかったです…😢💕 小川くんの「智さん不足」でここまで不調になる感じ、めっちゃわかる…ってか切なすぎるよ。関田さんや健太郎さんの優しさも染みるし、最後の智さんが突然現れてキスの約束破るところ、心臓ぎゅってなった…「もう無理だ」って素直になるところがもう、最高でした。2人の温もりが伝わってくるラスト、大好きです🤍
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みや
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