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格安生姜
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「しゅんた、ちょっとこっちきて」
「ん〜なぁに、はやちゃん」
楽屋にはやちゃんと2人きり。今日は雑誌の撮影で残りのメンバーが先に呼ばれたからお留守番中。
空き時間は1時間もないくらいだけどこういう空き時間は休憩にもなるから助かっている。特に2人で喋りはせず、はやちゃんはドラマの台本覚え、俺は少し離れたところで最近買った小説を読んでた。
30分くらい過ぎてから急にはやちゃんが台本を置いて声をかけてきた。集中力切れちゃったんかな?
特に何の疑問も持たず読みかけの小説に栞を挟んでテーブルに置き、立ち上がってはやちゃんの隣まで歩いていく。
「台本もうええの?」
「ん、ちょっと休憩」
休憩するならなんで俺呼んだんやろ
「しゅんた、ばんざいして」
「え?うん」
これもまたなんの疑問も持たずに手を挙げる。何で?と聞くより実際にやってみた方が早く分かるから。石橋を叩いて渡る仁ちゃんに言うても理解してもらえへんやろな〜。
なんて考えながら手を上げて待っていると、はやちゃんが両手で俺の腰を掴んだ。
「ッあ」
へ、変な声出た!
「な、なに、はやちゃん」
すぐさま何も無かったかのように振舞う。
「しゅんた腰ほそ〜」
「は、はぁ?」
早く分かるから。と思ったけどこれ深い意味ないやつや。わからんでええやつ。
まぁ、はやちゃんって突拍子もないことするもんなぁ。
「ねぇ、何でこんな腰細いの」
「な、なんでって、そんなんわからんよ。」
「みて、腰に親指ひっかけたらさぁ俺の手同士くっついちゃいそう」
「い、いや、そんなわけないやろ」
「うーん」
なんか今日のはやちゃんおかしい。なんかボーッとしてる。
グリッ
「あ゛ぅ」
また変な声出たッ!
「はやちゃ、ん、くすぐったいって、親指!」
「ん〜しゅんた、かわいいね」
はやちゃんの親指が少し下に下がって鼠蹊部の際どいところに移動する。
なんかこのままやとあかん気がする!
俺ははやちゃんの肩を押した。けどびくりともせん!力強すぎる!しかも逃げようとしたのが嫌やったんか腰を掴む手に更に力入った気がする!
「あっ、はやちゃんっ、ふふっ、やめてっ」
はやちゃんの親指がぐりぐりと鼠蹊部を刺激してきてくすぐったいし際どいし、止めんとあかんのに!
だんだん前屈みになってきた。はやちゃんの顔が近づく。
ちゅ
「ッえ゛!?」
き、キスされた!??
「はやちゃん!今日どおしたんッなんか、おかしい」
確かにはやちゃんはメンバーと距離近い方やけど今日は異常や!口にキスするなんてッ
「まって、はやちゃ、ん゛っう、」
何とか抗議しようと開いた口にはやちゃんの舌が入ってくる。腰は掴んだまま。混乱で震えてさっきより力が失われた両手ではやちゃんと胸を押す。
俺の方が背高いのに、はやちゃんのほうが小さいはずやのに、胸板は厚すぎるし、ビクともせんくらい力あるの、なんでなんっ
あ、やばい、これたっ、ちゃうかも
「次インタビューやな?」
「はやととしゅんたが撮影終わったらね」
「思ってたより早く終わったからインタビューもすぐだろうね。」
ヤバい。だいちゃんたちの声や。撮影終わったんや!
「はやちゃん!はやちゃんって!!手離して!」
「……しゅんた」
「やっ」
はやちゃんが全体重を預けてきて、俺たちは耐えられず畳に倒れ込んだ。
ガチャ
「おーい!次さのさんたち…..やで…」
終わった。こんなはやちゃんに押し倒されて抱きつかれてるとこ見られるなんて。なんて言お。なんていうたらいいん。
「あ〜はやと限界だったか。」
「え?」
仁ちゃんがはやちゃんを俺から引き剥がす。
はやちゃんは目を閉じていて寝息を立てている。
「ね、ねてる?」
横まできたじゅうが仁ちゃんと協力してはやちゃんを運んで畳に寝かせた。
「はやちゃん昨日遅くまで別の仕事あったんだよね。」
「あ、寝とけって言ったのにこいつ台本よんでんじゃん。」
「もぉ〜!びっくりしたわぁ!入ったら舜ちゃん襲われてんねんもん!!」
「お、襲われたとか言わんといて!!」
なんや、ね、寝ぼけてただけかい….。焦ったわ。
寝ぼけてあんなことするか?普通…。
寝ぼけてあんなことするって危なすぎるやろ。俺で良かったけど、もし、居合わせた女性スタッフとかにしたら、
ズキッ
「あれ?」
「大丈夫?しゅんた。呼ばれるまでしゅんたもゆっくりしときなよ」
「あ、うん。ありがとうじゅう」
びっくりしたけど、焦ったし、恥ずかしかったけど、キスされた時も気持ち悪いって思わんかったし、なんならドキドキした。はやちゃんが俺以外にこんなことしたらって思うとモヤっとする。
「これっ、おれ」
「しゅん?」
触らなくてもみるみる顔が熱くなっていくのがわかる。
嘘や!!お、俺もしかしてはやちゃんのことッ
「この後どんな顔して2人で撮影したらええねん!」
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