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中に入ると、周囲は真っ暗で、何も見えなかった。
しかし、前方に小さな光が現れ、彼らを導くように揺らいでいる。
その光に近づくと、そこには石の台座があり、その上には古びた巻物が置かれていた。
「これが試練の内容なのかな?」
瑞樹が言った。
凛介は巻物を手に取ると、読み上げ始めた。
「運命の試練は、心の奥深くに隠された真実を引き出すものである。各自が、自らの選択を通じて他者を傷つけることなく、真の力を示さなければならない。」
「つまり、私たちの選択が他の人にも影響を及ぼすってことだね」
と圭介が考え込む。