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#不倫
#離婚
「柏木様のお迎えだと……」
スタッフの声がする。
「梓さんと仕事をしている結城です。梓さんは?」
「入らないで!」
俊介さんの声に負けないように私は叫んだ。
「助けてっ!閉じ込められてるのっ!ここですっ!」
スタッフにも聞こえるように叫び、引き戸を叩いた。
ガチャガチャ……
「結城さんっ!」
鍵を開けてもらった私は部屋へ飛び出す。
「ケガは?」
ブンブン、と横に首を振った私に
「なんでこの人が来たの!?」
「梓、裏切りだっ」
とお義母さんと俊介さんが大声を浴びせる。
「3時間前から彼女がここへ閉じ込められてた事実を、今、私とこの従業員さんが見ました。梓さんに非はない」
「ここに離婚届があるでしょ?これを出したら、閉じ込められました」
私が広げられたままの離婚届を指さすと、スタッフがぎょっとしている。
「……さようなら。二人で楽しんで」
私はそう言うと、自分のバッグを握り、充電してあったスマホも持って廊下へ出る。
「ママ、梓さんが逃げたっ!」
俊介さんの声だけが背中を追いかけてきたが、ポン……結城さんが一瞬、私の背中に手を添える。そして、バッグを持ってくれた。
結城さんの車は思ったより古かった。ううん……事務所の裏に駐車してある時にも同じことを思ったんだ。うまく頭が働いていないな。
エンジンをかけた結城さんは、しばらく何も言わなかった。
―― 安全なところだ
助手席で改めてそう思うと、私は手が震えるのをギュッと押さえる。
「……寒くないか」
「大丈夫……です。ありがとう…迷惑を掛けて、すみません……」
私がそう言うと、彼は少し困った顔をした。そしてゆっくりと車を動かし始めた。
コメント
3件
ハァ~フゥ~寒くなぁい? 無事救出!とにかく先ずはよかった😭 梓と言ったり梓さんと言ったり… この後の【ママ】の反撃かコワイけど、とにかくよかった!
助かった〰😭怖かったよね😭安全な所へ移動して、あ、Gpsは切らないと!!