ピーンポーンパーンポーン
(注意)
これは、妖怪学校の先生はじめました、略して妖はじの夢小説です。神酒恵比の表現がガッツリ入っているため苦手なお方は他の素敵な作品をご覧下さい!神酒先生の京都弁があまり分からないので間違っていたらすみません!🙇
恵比寿先生 視点
屋上に着いた。誰も屋上にはいれないよう、鍵をかけた。まだ顔が熱い。落ち着け、僕。深呼吸をして、心を落ち着かせる。…ふぅ、よし
「神酒先生、質問しても?」
「ええよ」
「まず、さっきなんでお姫様抱っこしたの?」
「そら、まぁ、やりたかったさかいかねぇ」
「…みんながいる前でああいうことは控えてください。…恥ずかしいです。」
「やっぱし可愛いなぁ」
「ボッ///、みっ 神酒先生、からかわないで下さい。」
「はいはい」
「次に、な、なんで僕のこと好きになったんですか。」
いつもの調子を取り戻せ僕。冷静に、冷静に。
「恵比寿くんは、全然自分のことを大事にしいひん」
「えっ、恵比寿くん?」
「なんや、だめなん?」
「いや、初めて呼ばれたので…」
「…まぁ、それで、大事にすることを教えたげたい、僕が晴明くんから教えてもらったように。僕が守ってあげたい思うたさかい、じゃだめなん?」
「…」
初めてこんな真剣な目をみたと思う。こんな目もするんだ。…本気で…僕のこと、好きなのかな。…いや、
「嘘だね」
「は?」
「あまりにも真剣な目をするから本気と思ったけど、絶対そんなわけないでしょ。」
「…嘘やない、本当や」
「…うるさい、どうせ僕が福の神だからでしょ。近づいてくる子みんなそういうんだ。危ない危ない。また騙されるところだったよ。 」
「そないなやつと一緒にすんなや」
「…初めて会ったとき、お金ほしくて僕に近寄ったんでしょ。バレバレだよ。」
「ギクッ、あっあれは冗談やん」
「ほら、焦ってるじゃん。 」
「でも、この気持ちはほんまに…」
「うるさい!」
「もう期待なんかしたくないの。」
「…期待しとったん?」
ああもう、変なこと言っちゃた。
「…」
「こっちをみてくれへん?」
僕はゆっくり視線を合わせた。
「全然、期待してくれてええんよ」
「っ」
やめて、そんな優しい顔しないでよ。信じさせないでよ。もう、騙されたくないの。一人になりたくないの。…そう、思ってるのに、心の中で信じてる僕がいる。この人なら信じれるって。愛してくれるって。
「…」
だめだ、涙が出てくる。我慢しなきゃなのに。
「泣かんといて…」
そう言って涙を拭ってくれた。…最終手段、これができなければ、神酒先生は僕のことを好きじゃないと確認できる。そうだ、最初からこれを頼めばよかったんだ。
「本当に愛してるなら、キス…できるよね」
「…」
ほら、黙ったよ。どうせ神酒先生も…
「ええの?」
「へ?」
チュッ
え、嘘、本当に…キスした。ちょっと待って嘘でしょ。てことは、本当に…本当に僕のこと
「本当に僕のこと好きなの…」
「だから、ずっとそういってるやん」
「…僕、愛重いよ」
「むしろ大歓迎よ」
「嫉妬深いよ…」
「僕もや」
「…ちゃんと告白してほしい…」
「もとからそのつもりやで」
「恵比寿くん、僕と付き合ってください。」
「っ、はい…」
「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
「ちょっ、声でかい!」
「うふふ、かんにんて」
「あの、」
「なに?」
「も、もう一回キスして…ほしいです。」
「…甘えてくれて、嬉しいわ」
チュッ
妖怪は嫌いだったけど…案外、いい人も多いのかも。確証はないけど、みんなこの人みたいな人だといいな。
「愛してるよ、凛太郎くん」
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