・一次創作
・意味不
・微ホラー
・煽り要素有
・ゲーム参考作品
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🖤「貴方は白ですか?」
『黒です。』
🖤「そうですか。」
煙の匂いが漂う中、会話の練習をする。
🖤「名前なんですか?」
『さっき言わなかった?』
🖤「すみません」
『いや、謝罪は要らないんだけど』
🖤「ごめんなさい」
『五月蝿いなぁ、』
🖤「許してください」
『許しを乞う必要、』
🖤「はぁ、…」
いつもだ、いつもいつも、ここで失敗する。
(また失敗。420回目)
🖤「はぁ。」
(諦めろよ。)
🖤「私は黒?」
(何言ってんの、)
🖤「君は何色?」
(視点に気をつけな、)
🖤「ごめんなさい。」
(癖ついてるじゃん、駄目だって。)
🖤「名前なんだっけ、」
🖤「許しを乞う必要は、」
🖤「愛を求める必要は、」
🖤「死を覚悟する必要は、」
🖤「人を理解する必要は、」
🖤「自分を知る必要は、」
🖤「生きる必要は、」
🖤「音を聞く理由は、」
🖤「見る必要は、」
🖤「愛す必要は、」
🖤「命令を聞く必要は、」
(呼吸)
🖤「っあ、」
(あんた、私が居ないと何も出来ないじゃん。)
(後、大事なこと、忘れてる。)
🖤「生きる必要は、」
(気づいてんじゃん。)
(生きてる価値、さっさと見つけな、)
🖤「っ、うん。」
(今何色?)
🖤「黒」
(良かったね。)
🖤「うん。」
🖤「っ、あ、あのさぁ?…」
(…)
🖤「ほ、本当にだ、誰…?」
(馬鹿だね。)
🖤「ぁ、でも待って、」
🖤「*名前が無いかもしれないんだし…でも名前分かんないし、でも名前を聞くことによって傷ついちゃうかも…だけどその考え程捨てなきゃいけないんじゃ、?もし今離れていったら私はどうなる?今の自分の思いだけで動くの?でも聞くなら今だよね。というか、もう名前知ってる可能性もあるし…もし私の中の記憶に残ってなかったら?相手はどんな気持ちになるだろう?それでも名前自体を呼んでくれ無かったら悲しい気持ちになる?いや、怒るのかな、寂しいかな、嬉しいかな、悔しいかなぁ…?私には何もわかんないけど…、というか、私にも名前あるんだっけ?無いかもしれないのに、それを求める必要って何?教えてよ、目の前の君。私の声、文になって見えてるんでしょ?分かってるからね、そりゃあ君たちの事は誰よりも見ているよ。え?どうして見ているのかって?そんなの知らないよ。私が知ってると思う?君たちの名前って何?教えてよ。おい、無視すんなって。人の話ぐらい聞けねぇのかよ、ウザイな、あんたら知らねぇだろ、目の前で好きで愛してる人が化け物になって行くの、で、君の名前何って聞かなきゃだよね。ごめんなさい。こんな遊びに付き合って貰って。今度また一緒に2日間は話そう。何をしようか?デスゲームでもする?っと…ごめんごめん。私、止まらなくなっちゃうんだ。じゃあ、そろそろ戻ろうか。え?なになに?見えにくいって?ははっww 自分でどうにかしろよ。*」
(うしろ)
🖤「え、」
わけも分からず右足を固定し左足を浮かせた。
🖤「うっわ、、何あれ、犬?」
(…何が見えてたの、)
🖤「え、いやなんか…犬みたいな…?」
(、それ人間だよ。)
🖤「え?」
(本当に分からないんだ。)
🖤「黒、あの人黒だ。」
(そうかな、私は白と思ったけど。)
🖤「君、色は?」
(君とは違うからね、白だよ、)
(あ、家目の前だからね。)
🖤「ね、ねぇ、」
🖤「く、くす…り、効くかなぁ…?」
(大丈夫。また夢で。)
🖤「な、んで、私ばっかり…!」
(家に入れ。)
🖤「…っぁ、YES。白。」
🚬『まさか犬に見えてたとはねぇ…』
🔫(包丁を使って殺そうとするのは少し想定外だったかな、)
🚬『何故あの時救ったんだ。』
🔫(死なれちゃ困る。私は彼奴のカウンセリングのような物だ。)
🚬『夢で殺すことにしようかなぁ、…』
🔫(気付かねぇのか、お前まぁまぁ馬鹿だよな。)
🚬『は?』
🖤「今日夢に出てこなかった…」
(今こうして一緒にいるんだからいいだろ。)
🖤「今日の練習。上手くいくと思う?」
(世界一上手くいくよ、)
🖤「本当?」
(ベンチ)
🖤「え?」
(何が見える?)
🖤「ね、寝てる奴?何…これ?」
(寝てるのは合ってるよ、今日はこれで、練習しよう。)
🖤「貴方は何色ですか?」
『…』
🖤「貴方の名前は?」
『…』
🖤「そうですか…、」
『…』
(ほら、これでいいんだよ。)
(421回目。成功。)
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()、「」、『』、の絵文字は、その人が常に持っているものです。
“ベンチ”には、何が寝ていて、寝ている理由はなんでしょう。
黒や白の規則はなんでしょう。
この話の感想、お待ちしております。
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