コメント
1件
続き楽しみです!
暇だな…。
「アンテナコントールして」
「全てを抱きしめて」
「どこまでも行ける」
「そんな気がしてる」
はぁ…寂しい……。
誰か…俺を抱きしめて……。
強く、優しく…暖かく……。
《元貴の家》
若「お邪魔しまーす…」
藤「これ…」
玄関にはたくさんのお花が添えられていた。
若「元貴は愛されてたんだな…」
ニュースにもなって元貴の家はバレた。
でも、ファンの人たちは元貴のことを愛していたのが分かった。
添えられたお花には一つ一つ元貴宛の手紙も添えられていた。
これだけの大勢の人たちが元貴に会いに来てくれたなんて…。
元貴は幸せ者だ。
藤「……っ!これ……あの時の血が染み込んで残ってる……」
若「元貴は…本当に亡くなったんだな……」
藤「……ぅん」
やっと心の整理がついた。
この現実を受け止めることが出来た。
藤「元貴…痛かったね…よく、頑張ったね…俺たちはここにいる…会いに来たよ……?」
若「涼ちゃん……」
若井は俺の背中を優しく撫でた。
今までの感情が一気に溢れ出た。
嗚呼、元貴はもう居ないんだね。
若「涼ちゃん」
藤「どうした?」
若「この事件と関係してるか分からないんだけど、事件から一ヶ月前くらいに元貴が急に家に来たことがあるんだ…」
《事件から一ヶ月前のこと》
大「若井!!」
若「どうした? 夜遅いし…」
大「助けて!!」
若「は?」
ある日の夜、急に元貴が俺の家に来た。
若「落ち着いて、何があったの?」
大「ストーカーされてるかも!!」
若「はぁ!?」
大「お願い! ここに泊まらせて!!」
若「 落ち着いて…ストーカー? 何かの間違いだよ…大丈夫…」
大「そう、だよね…間違い…だよね? あはは…馬鹿みたい…」
若「じゃあ、気をつけて」
大「若井…何かあったら助けてよ?」
若「任せろ(⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)フフン!」
そんな事があって一ヶ月後に元貴がタヒんだ…。
やっぱり、ストーカーだったんだ。
俺は…助けられなかった…。
あの時、元貴を俺の家に泊まらせていれば…。
藤「なんか関係してそうだね…ストーカー…」
若「涼ちゃん、絶対に犯人捕まえようね」
藤「うん…!!」