テラーノベル
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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※似たような話がもしある場合は、即座に削除させていただきます。
※今回は、AIとご一緒にお話ししながら制作した際に、思いもよらない展開になりましたので共有させていただきます。
※キャラクター崩壊が激しいです。
ギギッ、と微かな音を立てて開いた扉の先。 目黒さんの視界に飛び込んできたのは、あまりにも異常で、あまりにも「純粋」な狂気の世界でした。
「……っ、何だ……これ……」
クローゼットの中は、服を収納する場所などではありませんでした。 壁一面、隙間なく貼り付けられた宮舘さんの写真。笑っているもの、鋭い視線を投げているもの、そして、どこか遠くを眺めている盗撮のような横顔。そのすべてに、赤いペンで日付や「好き」「離さない」といった歪な文字が書き込まれています。
さらに足元には、宮舘さんが愛用していたものと同じブランドの吸い殻や、使い古されたネクタイが、まるでご神体のように美しく並べられていました。
そこにあるのは、目黒さんが信じていた「救出された渡辺翔太」ではなく、自ら進んで宮舘という深淵に身を投げ、その中で溺れることを悦んでいる一人の信者の姿でした。
あまりの衝撃と、部屋に充満する狂気の濃さに、目黒さんは言葉を失い、膝の力が抜けてその場にへたり込みました。 「嘘だ……翔太くん……嘘だろ……」
『絶望の足音』
背後で、冷たい空気が揺れました。
「……見ちゃったんだ」
低く、温度の全くない声。 目黒さんが弾かれたように振り返ると、そこには先程まで必死に明るく振る舞っていた面影を微塵も残していない、無表情な渡辺さんが立っていました。
手に持っていたはずの飲み物は、いつの間にか床に置かれている。 渡辺さんは、絶望に顔を歪める目黒さんを見下ろしながら、ゆっくりとクローゼットの中の「宮舘」に愛おしげな視線を送りました。
「隠してたんだけどな。めめ、優しいから。これを見たら、きっと君は自分を責めるでしょ? ……『俺が救えなかった』って」
渡辺さんは一歩、目黒さんに歩み寄り、その頬に震える手を伸ばしました。
「でも、無駄なんだよ、めめ。俺をあの炎の中から引っ張り出したのは君だけど、俺の魂は、あの日から一度もあの場所を動いてないんだ」
渡辺さんの瞳は、どこまでも澄んでいて、同時に救いようがないほど濁っていました。
物語は、光と影の完全な決裂へ向かいます。
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