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この世の全てと無関係
ここから先伏字なしです
パチュ♡パチュ♡
『っあ゛♡かなとぉっ///♡もっとぉ♡♡』
行為も終盤。ラストスパートをかける様に腰を早める。
「雲雀っ♡はぁっイきそ……♡」
熱が先端に集まるのを感じる。雲雀も限界らしくギュウギュウと締め付けてくる。
『イ゛くっ♡イっちゃう♡』
『〜〜〜っ♡♡♡♡』
雲雀とほぼ同時に果てる。もうすでに何度かイっていた雲雀は、何度も出したものを腹の上に溜めた、なんとも扇情的な姿で、一生懸命に息を吸っていた。
それを眺めなら、ずるりと自身を雲雀から抜く。抜く時にも雲雀は名残惜しいとでも言う様に、弱々しく締め付けてくる。抜く感触ですら快感を拾ってしまう様で、
『んっ』
っと声を漏らした。
雲雀とは何度かこういった行為をしている。なんの変哲もない普通のセックスだ。
だけど少し欲を言えば………
しばらくして雲雀は落ち着いた様で、体が痛い以外は大丈夫な様だった。
「お風呂入ろっか、雲雀。」
『動けん…運んでぇ…』
抱っこしろとでも言う様に両手を伸ばしてくる雲雀の体を軽くティッシュで拭き、抱える。首元に雲雀の息が当たってくすぐったい。そのままお風呂まで連れて行く。
元々裸なので服を脱ぐ必要はなく、風呂へと直行した。
シャワーで汗や体液でベタベタになった体を綺麗にする。
風呂から上がり、2人でベッドに寝転がる。
『…なぁ、奏斗ぉ、』
ふいに、雲雀が口を開く。
「なーに?雲雀」
『その、なんかさ、奏斗我慢してる?』
「…へ、」
「なんでそう…思ったの?」
『奏斗優しいからさ、なんか、俺のこと心配して我慢させてねえかなって。俺、奏斗のしたいことしたい』
「…うーーーん………」
「引かない…?」
『引くわけないやん!え、てかヤバいこと聞いちゃった?』
自分から聞いておいて少し不安がる雲雀。
どうしよ…ずっと隠してるつもりだったんだけどなぁ…
僕の物足りなさの正体、それは
「……実は僕、…サディストなんだ」
『サディ…?なんそれ?』
雲雀はピンときていない様子だった。
「えっと、SMってあるじゃん。それの、Sの方…って言ったら分かるかな、その…相手を虐めるのが好きって言うか興奮するって言うか……」
『………』
なにかを考えているのか黙り込んでしまった雲雀を見て、やっぱ引いたかな、なんて思ってしまう。
『…………』
「えっと〜雲雀さーん…?」
あまりにも喋らないのでだんだん不安になってくる。
悩んでいるかと思えば、ぱっとこちらと目を合わせ真剣な顔になって、
『…俺、そーいうの全然した事ないし、分かんねえけど、その、奏斗がしたいならやってもええ、よ』
と少しだけ顔を赤くして言った。
「え!いいの⁈」
絶対に引かれると思っていたので突然の許諾につい喜んでしまう。
『あ、でも痛いのは嫌かも…ちょっとだけなら良いけど…』
「そんな最初から痛い事するわけ無いじゃん!!雲雀のこと、ちゃんと大事にしたいし」
『奏斗…!……ん?最初…?』
「うん!こういうのは慣れだから!大丈夫!優しくするよ!!」
先ほどの不安そうな顔は何だったのかと思うほど満面の笑みで言う奏斗に、雲雀は早くも後悔していた。
コメント
1件
こてさん、第1話拝読しました。 奏斗が自分の性的嗜好を打ち明けるシーン、すごく正直で、読んでいて息が詰まるようでした。普段は優しい雰囲気の恋人同士だからこそ、『引かない…?』と不安そうに尋ねる台詞と、雲雀が『やってもええよ』と赤くなりながら承諾する優しさが、心にじんわり残っています。最後の雲雀の「早くも後悔」で思わず笑ってしまいました。続きが気になりますね🤍