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🐺れいん🎨🍑
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🐺れいん🎨🍑
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「ねぇ、ちょっと」
そうやって呼び止められて振り返る
「あんた、そのまつ毛…」
いつものことだ
言い切られる前に僕は言った
「それって差別じゃない?」
人間じゃないからって、
ほんとふざけてるよね
今の時代
特に最近は雑種の人が増えてる
僕みたいに、死ぬことのできない種族は
やっぱり、孤独。
僕はもう5000年近く生きてる
僕のじっちゃんはもっと生きてる
ちゃんとタマシイになってからやり直そうったって
前世を覚えてりゃ何も変わらない
みんな、子供の体になるために
ちゃんとタマシイになって
赤ちゃんとして生き返るのに
僕は面倒臭がりだから、転校でどうにかごまかしてる
「差別?あんたが…あんたの先祖が……」
「あんたの先祖が私の家系を呪ったのよ!!」
そりゃあもちろん知ってる
君の家系を呪ったのは僕の父さんだ。
でも僕の家系は能力がない分、
いや、ありすぎるがために
他人を無意味に「消す」ことはできない
「あー…じゃあなんかやらかしたんじゃない?」
「やらかしたっ!?あんたね!!」
僕は本当は知ってるんだよ
君の先祖が「呪花」を育てていたこと
でもやっぱ、呪いで済むならそれでよくない?
「あんたのせいで、能力無しって馬鹿にされる!!」
「いやなの?いじめられてるの?」
「………」
「んー…?」
別にいいじゃんね
しんどい思いしてないなら。
僕が行った事のある別世界では
能力なんてそもそも無い世界もある
その世界にいる人の方が
もっと、ずっと、シアワセそうだ。
いじめだってここより少ない
しょーもない争いもない
「あんたっ、揚げ足取って何がいいの!」
「揚げ足なんて取ってないよ」
「……んーもう!!!」
僕は叩かれそうになった
その右手に向かって横から手が伸びた
「お前なぁ、恥ずかしくねえの?」
沼茶だ。
「あれー沼茶」
「今日、双子と会うんじゃ?」
「もう会ってきたんだよ」
沼茶は掴んだ右手を捨てるように放した
「まあなんつーの?」
「親は離婚してて気まずいし、話すこともないから」
沼茶は、“アレ”から双子がいることが判明して
ずっと探してた。
僕の手によればすぐ見つかったけどね
「なんなのもう!」
「邪魔しないでよ!!」
「こいつの先祖が!!」
沼茶は呆れた顔した
僕はその顔を見て真似た
「先祖が何だよ」
「こいつにはどうしようもないだろ」
「こいつの先祖は世界も滅ぼそうとしたって!!」
そう言われるのは慣れてる
でも、事実ではない
確かに世界なんて滅ぼそうと思えばいつでも?
今この瞬間にでもできるよ
僕らの家系は、“あの人”との契約で
そんなことしたら殺される程度じゃ済まない
“あの人”は気ままだから
僕らが世界を正す役割ってだけ
「あのなぁ、何を根拠に言ってんだよ…」
「どうせネットの嘘情報だからな?」
沼茶は少しキレ気味にそう言った
まあ、無理はないよね
僕の本当の姿を知ってるんだから。
「嘘じゃない!!嘘じゃない!!!!」
何を必死になってるんだか。
僕にとっては君は子供に過ぎない
だから別に怒られることはどうでもいい
でもなぁ、なんて言おうか……
「……あー」
「じゃあ一緒に、その時代に言ってみる?」
「はぁ?」
僕的には
本当は何があったのか、
直接見てもらう方がいいと思う
無理に否定して言い訳と見られるのも嫌だし
何も知らない子供には事実には過ぎない
直接見れば何も言えないでしょ
「ふざけるのもいい加減に!!」
「お前っ、!」
僕は君の叩きそうな右手を掴んだ
「………」
「ふざけてるのはどっちか、」
「ちゃんと考えてみな?」
そう言うと、君はムカついて走っていった
沼茶はまだ少し怒ってるようだったけど
「沼茶、もういいよー」
「……いいのかよ…!」
「あんな勘違いされたままで…」
沼茶が優しいのは僕も知ってる
でももう少し、少しだけね、
「考えてみて」
「……アンチには反応しないのと一緒だよ」
「………はぁ」
………さてさて
ちゃんと読んだぁ?
まさか、飛ばしてないよね?
まあ、ドパg……
あんま見ない人が増えてるから
別にいいけどね
今日はちょっと
僕たちの世界を書いてみたよ
本当にちょっとだけ!
人気だったらまた見せようかな
またね!
コメント
2件
Thank you for reading all the way to the end! Wait, you even did the translation?
第1話、楽しく読ませていただきました!まつ毛を指摘されたところから「それって差別じゃない?」って切り返す冒頭がすごく好きです。5000年近く生きてる主人公の飄々とした距離感と、沼茶の優しさが短い会話の中でちゃんと伝わってきて、続きが気になります。最後の読者に話しかけるような地の文も、キャラの魅力が滲んでいて素敵でした◎