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「目移りしてもいいんじゃない? 」
確かに私の言った言葉だった
私が好きな男子が別れた時にいった
言葉だった
私はうれしかった
「じゃあ少しの間お前に目移りしていいか?」
私は目移り相手になってしまった
私はもう人間として死んでいた
体の方も
3週間前…
「あのカップル別れたらしいよ〜? 」
「え〜まじ〜!?w 」
風の噂で聞いた私の好きな男子が
彼女と別れたという話
彼は私の友人だったそれ以上でもそれ以外
でもなくただの友達だった
私はそれがとても悔しかった
彼は付き合っていたのだ
彼とは小学校からの仲だった人と関わるのが
苦手だった私を助けてくれたのは彼だった
私はその時から彼の事が好きだった
でも言い出せなかった
声がでなかった
嫌われるかもしれないと思って
もう楽しくおしゃべり出来ないと思ってる
もう一緒にいられないと思って
そんなことを思ってるうちに高校生に
なっていた今は彼のおかげで友達も
できて私は高校生活が楽しかった
あの日までは
彼は別の女子と付き合ってしまった
息が出来なかった
「俺、彼女できたんだぞーいいだろー!」
彼はそう私に自慢げに話してきた
私は心の底から
「良かったじゃーん!」
嘘をついてしまった
でも案外長く続かなかった1ヶ月ぐらいで
別れの噂が流れて来たからだ
すっごいラブラブだったのに
まだあってそんなだったらしくお互いの
ことをよく知らなくてお互いを
よく知ってからまた付き合おうみたいな
事を言ったらしい
また付き合えることないだろうに
私は今からならチャンスだと
思ったここで励ましてあげれば
私に振り向いてくれると思った
だから私は
「目移りしてもいいんじゃない?」
そういった正直決まったと思った
これで私のことを好きになってくれると
思った
「じゃあ少しの間お前に目移りしていいか?」
まさかそうなると思わなかった
私がその相手になるとは思わなかった
でも目移りだとは言えどいつか
本当に好きになってくれるそう思った
そんなことは無かった
彼は2週間程度でまた彼女と付き合い始めた
私は捨てられたと思った
カレカノでもないのに勝手に
気づ付いてる自分と素直に喜んで
あげれない自分が憎かった
彼との2週間はホントに夢のようで
ずっと続けばいいと思っていたのに
こんなに早く終わるとは思わなかった
声にもならない悲鳴を
あなたの事がこんなに好きなのに
小学校の時から思い続けたのに
まだあってすぐの女に取られるだなんて
色々な感情がぐちゃぐちゃになった
嫉妬、怒り、悲しみ、孤独
私は彼に愛して欲しかっただけなのに
いつから彼にここまで執着
してしまっていたのだろう
いつから彼の為に生きるように
なっていたんだろう
もう少し気軽な仲だったならこうは
ならなかったのかもしれない
彼にとって私は重すぎたのかもしれない
もうどうなってもいいや
彼は死んだ
私が殺した
私もそっちに行くからね
来世なら私を愛してくれるかな