・ 腐では御座いません
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ci 視点
ザー、というノイズ音が鳴る。
外は大雨、そして今俺はその大雨の中
外にいる。
何故かって?
………まぁ、気分や気分。
いつもは綺麗な緑が生えている芝生。
でも今は水滴をポタポタと落とし、
泣いている芝生。その芝生の上に
寝っ転がる。
心に溜まった感情が色々と爆発して、
涙が込み上げてくる。
メガネを外して、ずっと黒い雲を見つめる
冷たい水と、冷たい風が体に当たって
寒い。まあ、冬だしそれくらいの覚悟は
していたが。
体が冷えて、中々思う様に動かなくなった。
まぁでも、いつもと違うことができて
中々楽しい。
「 …はぁ、俺、ショッピくんのこと
越せへんわ。 」
そう言って泣きながら苦笑いをする。
雨も降っているから他の人から見たら
泣いている事は分からない。だから人が
来ても誤魔化せる。便利だよな。雨って。
「 …っ、アイツの隣におると全部が
羨ましくなって惨めになる……。
ほんと、辞めてほしいわ………… 」
また更に涙が込み上げてくる。
そして、今一番来てはいけない眠気が
襲って来た。今寝れば絶対に風邪になる。
いや、下手したら死ぬ。
がんばって目を開けようにも思う様に体が
動いて来れない。
助けて
そう思った時にショッピが現れた。
「 …チーノ、お前何しとん 」
「 …うぇ?なんも、してないで? 」
「 ……こんなとこおったら風邪引くで 」
「 …別にええもん、 」
「 ……ええん?ほんまに。 」
「 ええ、やからおまえはあっちいって 」
「 … でもお前の事が 」
「 もう!!なんでこんなやつたすけようと
するん!!どっかいって!! 」
大声を出すと急に意識がぷつりと
切れてしまった。
*
目が覚めれば暖かい部屋にいた。
辺りを見渡すと全体が紫でヘルメットが
机の上に置かれていた。
ショッピくんの部屋か………。
メガネも掛けてないからわかりづらい。
けれどショッピの部屋なのには変わりない
「 …ぁ、チーノ。おきた? 」
「 ……おきた。 」
「 体調大丈夫か? 」
「 …なんで、おれかぜひいてない 」
「 …馬鹿やんwちゃんと体温測ったで?
38.5度。流石に長時間あそこに
おったら風邪引くわな 」
「 ……うるさい、 」
「 …はいはい、おかゆあるから
食べといてな。あと薬も飲むんやで 」
彼が去ろうとした時、俺はふと彼の服の
袖を掴んだ。
「 …チーノ?どうした? 」
「 …かんびょうくらいしろ。 」
「 ん、はいはいw 」
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コメント
3件
投稿お疲れ様ですm(_ _)m ( '-' )スゥーッ⤴︎好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!甘えん坊、感情爆発、泣いちゃってる、守りたい(ガチ恋とかじゃないからね?!)しかもライバルに心配されてムキになってる感じ好き!