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幼馴染パロ
大学生×社会人なりたて
登場はしないけどいるまに彼女いた描写有
すれ違いってこれでいいのかなとか学パロの方がいいのかなとか色々考えてたら一回で終わりそうにない長さになりました。
後半もっと頑張ります()
あ、サムネも描かねば…
「すちは今日用事あんの?」
「あ、いるまちゃん」
マンションの廊下を早足に歩いていたすちは足を止める。振り向くといるまが追いかけてきていた。
「今日は仕事が終わるの遅くなりそうなんだよね〜…明日は一緒にご飯食べれると思うよ」
「そっか、じゃ、明日」
「うん、明日〜」
いるまの後ろ姿を見送り終える。
「いるまちゃん俺と帰れなくてもいいのかな…」
すちがは一人呟いた。
いるまとすちは幼馴染だ。いつから一緒にいるかなんて覚えていない。学年は一つ違いといえど幼稚園、小学校、中学校、高校と同じで、大学は別の学校だったが、大学で上京したすちを追っているまも大学で上京してきたので結局同じマンションの隣の部屋で暮らしている。
「いるまちゃんも大学生だし、幼馴染なんてそんなものだろうけど……」
少しモヤる気持ちは忘れることにした。
「すちさん」
仕事から帰ろうとしたすちを呼び止める人がいた。
「あっ、はい…」
「ちょっとお時間いいですか…?」
翌日
「告白されたぁああ???」
「いるまちゃん、ちょっ、声大きい!!」
少し恥ずかしそうで困ったような表情のすちに、いるまは自分の口角がひくつくのを感じた。
「誰に?」
「職場の人…」
「…………」
思わず黙り込む。そうだ、この見た目であの性格で、すちを好きになる人くらいはいるだろう。大人しくて人と関わるの苦手だから油断していた。
「それで、いるまちゃんそういうの詳しそうだなぁって、相談」
「え、すちは、付き合う気でいる…?」
「……前向きに検討中…」
また黙り込む。幼馴染が思っていい事ではないが、すちをぽっと出の知らない奴に取られるのはとても腹が立つ。だったら俺でいいだろ、とまで思う。
「お前は、付き合うのに向いてないと思う」
自分の口からやめておこうと思う言葉がどんどん出てくる。
「だから」
「俺が代わりに付き合って練習してやる!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
失敗した。
「交際経験は積んどいた方がいいし?けど告白された状態で交際は良くないし。俺ならお前とほんとの恋仲にはならんし。ちょうどいいんじゃない?」
我ながら、よくもまぁ、そんな言葉が出てくるものだと思う。すちに対する下心にはかなり前から自覚がある。
少しだけ、少しの間だけ
それなら許される気もした。
「じゃあ明日休みだしデートの練習したい」
と真面目な顔で言うすちに心は痛んだが。
明日すちとデートして、そんで、「やっぱお前は付き合うのに向いてないからやめとけ」と。
そう言うつもりだった。