こちらのお話は天翔様の作品、「星が綺麗ですね」の一部分をお借りしています。
それを踏まえた上でご視聴ください。
僕はちびちゃんさんの家で生活している。
彼女はいつも明るくて、そして知能が低い。
弱点が見え見えだ。
でも何故か攻撃出来なかった。
彼女を見るとエラーが起きたみたいに命令が聞こえなくなる。
ちびちゃんさん 「天翔様!今日は星空観に行きましょうよ!」
僕 「何故ですか?」
ちびちゃんさん 「えっ?」
僕 「理由が分かりません。観に行って何になるんですか?」
ちびちゃんさん 「天翔様との想い出が創れます!だからお願いします!」
僕 「…分かりました」
ちびちゃんさん 「やっぱりここ綺麗ですね!」
そこには地面一面に広がって咲いている花があった。夜だが真っ白で目立っていた。
僕 「月下美人…」
ちびちゃんさん 「…!良く知ってますね!」
僕 「何故ここに?」
ちびちゃんさん 「私が貴方に救われた場所だからです♪此処に来るたび貴方との想い出で
いっぱいになるんです♪」
彼女は嬉しそうにしていたが、どこか哀しそうだった。
ちびちゃんさん 「天翔様、星が綺麗ですね!」
僕 「…!」
一瞬、僕が笑っている姿が見えた。
彼女との時間を楽しんでいるように見える。
そんな事した記憶がない。
何でだろう…何か忘れてる気がする…
ちび視点
天翔様と私は普通の人間だった。
でも神様が私達に世界を救ってほしいと頼んで来て、
それからたくさんの異変を解決した。
でもその力を目につけた研究者が私を襲おうとした。
それを天翔様が庇ったんだ。
だから連れ去られてしまい、記憶も肉体も何もかも変えられてしまった。
私の事を憶えてなかったしね。
2階の部屋には、私と天翔様の想い出でいっぱいだ。
今日起きた事を小説に書き出す。
それが私達の日課だったから。
たくさん嬉しい言葉をくれてありがとう。
今まで誤魔化した小説だけ書いてきたけど、もうやめるね。
私 「天翔様」
僕 「はい?」
私 「私…貴方にありがとうって言います。たくさん助けてくれて、たくさん
話を 聞いてくれて、たくさん笑ってくれて、ありがとうございます」
天翔様視点
彼女は先程とは全く違う雰囲気で話し始めた。
ちびちゃんさん 「私実は、いじめを受けて、好きな人とも別れて、全部が哀しかったん
です。でも貴方の素敵な物語を見て、心から素敵だなって思えた。貴方は優しくて、 何も
繋がりのない私にたくさんの言葉をくれた。私が哀しんでる時は、心から寄り添ってくれた。
私を認めてくれた。でも、優しすぎるから一人で抱え込んで、無理した顔を作って、
親に迷惑掛けないようにって、全部全部我慢して来たんだよね。そうやって一人で頑張って
たくさんの事を乗り越えてくれたんだよね。私は、お金持ちじゃなくても良い、
人と関わる事が苦手でも構わない。私も同じだから」
彼女の言葉は、僕が知らない事ばかり話している。
でも、何となく、僕は人と関わるのが苦手だと分かる。
無理して笑って、凄く疲れているのも何となくこの身で感じる。
ちびちゃんさん 「だから、今まで誤魔化してた気持ち、全部言うね。私は貴方が大好き。
初めてだと思う、これ以上誰かを好きになったりするの。だって別れたから、この気持ちは
自由だよね。気持ち悪いでも何でも思ってね。返事はお任せします。 何年後でも良いし、
今すぐでも良いからね。だから、私の最大の我儘聞いてくれる?」
彼女は恥ずかしさもない顔で、寧ろ清々しい顔で言った。
ちびちゃんさん 「これからも、私の神友で居てくれる…?」
僕 「…僕は…貴方の事なんて憶えてません。でも、楽しかったと思います。
だから、今度こそ、一緒に居てくれますか?」
ちびちゃんさん 「…当たり前ですよ。だって私!」
コメント
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最後「今度」って、!記憶少し戻ってそうですね!!良かった😇その調子で思い出してくれー!1番忘れちゃいけない人だよー!😭返事は今できませんが、大好きって言葉、僕もちびちゃんさんに送ります!🫶