テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「‥‥叶さん?」
「こやの為にプレゼント用意したからさ、着てみて?」
「え‥‥これ‥‥」
「手伝う?」
「や‥‥そうじゃなくて‥‥‥‥」
クリスマスの午後
俺はみんなでクリスマスパーティーをする約束をしていたので、叶さんの家に来ている
早めに来てと言われ、パーティーの準備を手伝うものだと思っていた
それなのに通されたのは寝室
そしてベッドの上にはベロア生地の赤いドレス
しかもご丁寧に下着まで用意してあった
何この‥‥隠す気の無いレースの下着は‥‥
赤いヒールまで置いてある
「これ、だって女性の服ですけど‥‥」
「大丈夫だよ。こやの体に合わせて作ってあるから」
「えぇっ⁈オーダーメイドしたって事ですか?」
「いや、サイズを直してもらっただけだよ。とりあえず着てみて。10分したら見に行くから」
「あ、ちょっと叶さん⁈」
叶さんは部屋を出ていってしまった
俺はベッドの上のドレスに手を掛ける
スカートの裾には白いファーがぐるりとつけられていた
「‥‥‥‥サンタの服なのか?」
オフショルダーのその服はスカート丈も短く、目の前で広げて見たものの、着る勇気は出ない
「俺にどうしろと‥‥」
迷っていると扉が開き、叶さんがやって来た
「やっぱりまだ着てない。この後もやる事あるから早く着ちゃってよ」
「だって叶さん、俺こんな格好するなんて聞いてない‥‥」
「え〜っ?こやなら着てくれると思ったのに‥‥僕、脱がしてあげようか?」
「いいえ!いいです、1人で出来ます」
「出来るって言ったよね?じゃあ待ってるね!」
「あっ、違‥‥叶さん‥‥」
ついつい言葉のあやで言ってしまった
「馬鹿か、俺は‥‥」
手に持った赤いドレス
ため息を吐きながら自分の服に手を掛け始めた
紐みたいな下着を着け、ドレスに足を通す
小さなパールが通された紐を肩にかけて白い靴下を太ももまで上げる
そして履き慣れないヒールに足を入れると、体がフラフラして壁に手をついた
「ヒールって履くの大変なんだな」
「丁度良かった!着替え終わった?」
「‥‥叶さん」
俺は壁に手をつきながら後ろを振り返った
叶さんの目が大きく見開かれる
「‥‥そんなに似合うの?こや‥‥」
「そんなに?ってどんなに‥‥」
「待って、靴の紐結ぶから」
「え?」
ヒールの踵部分に付いていたリボンを解き、足首に回すとまたリボンで結んだ
「こうやって履くんだって‥‥ってか、ニーハイも似合うんだね」
「‥‥‥‥そうは思いませんけど」
「あ、ちょっと待って‥‥最後に‥‥」
まだあるのか?
まるで着せ替え人形の気分だ
叶さんが箱の中から出したのは‥‥
「こやのカラーにそっくりでしょ?」
「え、ウィッグ?」
「そう!サラサラストレートヘア」
叶さんが俺の頭にそれを被せ、きっちり止めると鏡の前に連れてこられた
「見てこや!どこかのご令嬢みたいだよ」
「そんな訳‥‥」
鏡を覗くとそこには知らない女
‥‥のような俺
「‥‥‥‥誰?」
「ね!お嬢様だよね」
「‥‥だよねって言われても」
鏡越しに目が合う叶さんが、俺の肩にキスをした
「叶さん⁈」
「‥‥ん?」
「ちょっと‥‥何して‥‥」
「‥‥‥‥」
振り向いて叶さんの体を押し除けようとする
でも、その腕を掴まれると今度は唇にキスをして来た
「んっ‥‥!かなっ‥‥んんっ!」
「‥‥‥‥したくなった」
「えぇ⁈だって‥‥今から‥‥」
「そうなんだけど」
そう言いながらスカートの中に手を伸ばしてくる
「フフッ、ちゃんと履いたんだ」
「だって叶さんが着ろって言うからっ!」
「だからこやって可愛いよね」
「あっ!叶さんっ!‥‥やっ‥‥」
叶さんから逃げようとして足が絡まる
こんなヒール履いてるからだ
でも足首でリボンを結ばれているから簡単には脱げない
慌てて床に手を付くと、後ろから叶さんが覆い被さってくる
そして太ももを撫で、尻まで上がるとそこにある細いレースを人差し指に引っ掛けて横にずらす
そのままその指が中まで入って来た
「叶さんっ!‥‥あっ‥‥」
「たかが女装って思ってたのに、ちょっとヤバいわ」
「あんっ!‥‥待って、みんな来ちゃうのにっ」
「だから急ごう‥‥」
「何も今じゃなくてもっ‥‥あっ、叶さん?」
その時には遅かった
俺の後ろにあたる感触
力をそこにかけられ、俺の中に割って叶さんが入って来た
「あ‥‥あっ‥‥あぁっ!」
「‥‥っ‥‥こやっ‥‥」
長い髪を掻き上げらると顔を横に向けられる
そして口付けられた
そのまま背中にキスをされ、腰をしっかりと掴まれる
叶さんに名前を呼ばれ、奥まで突かれるたびに声が漏れ出た
そして同時に果てた瞬間
部屋の中に違う男の声がした
「こや‥‥?この女、小柳?」
.
コメント
2件
総受けきちゃ~~