テラーノベル
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この物語は全て架空の創作物であり、政治的意図が無い事そして拙い文章であることを予めご了承下さい。
※今回は一番最後に性行為までは行きませんがそれらしい描写があります。苦手な方は、お気をつけ下さい。
??『ただいま〜〜!!』
大きくはつらつとした元気な声が廊下に響いた。
正直、血を子供に見せたくないので
タイミングが良いのか悪いのか分からないが、今は猫の手も借りたい状況だ。
🇯🇵『ああ、お帰りなさい!急で悪いけど貴方も手伝って!!
🇵🇼『なっ、何かあったの?』
不安そうな声を発し、彼はこちらを見た。
幼い子供にこんな顔をさせてしまうだなんて心苦しいが、今は一刻を争う自体なのだ。
あんな出血量なら貧血で倒れかねない。
🇯🇵『説明は後! 一緒に来て!』
🇵🇼『わ、分かったんだよ!!』
パラオは急いで靴を脱いで鞄を置いた。
台所にあるティッシュを箱ごと手に取り、
パラオに
『急いで客室に居るフランスさんに渡して』と伝えた。
そして今私は台所で冷水にさらしたお絞りを作っている。
鼻血の時は鼻や首元を冷やすと良いと言われていたり、冷やしても意味はないと言われていたりするが、
まぁ、…血で汚れた服や口元を拭くには丁度良いだろう。
さてと…、早く持っていこう。
🇨🇳『お、帰ってきた。お帰り。』
🇯🇵『ただいま。フランスさん、イギリスさんどうです?鼻血止まりました?』
🇫🇷『ええ、大分落ち着いたわ。』
🇯🇵『良かったです。あと、コレどうぞ。』
さっき作ったお絞りを手渡した。
🇯🇵『イギリスさん、血で服とか手が汚れちゃってるので…。』
🇫🇷『わざわざ悪いわね。ありがと、使わせて貰うわ。』
🇫🇷『ほら、拭いて上げるから。』
フランスはイギリスの手を握って血を拭っていった。
🇬🇧『じ、自分で出来ますって………。』
🇫🇷『良いから、片腕で鼻押さえておきなさい。』
イギリスはどこか小っ恥ずかしそうだった。私たちの前で子供みたいに世話されるのが嫌なのだろう。
🇨🇳『テメェの女に自分の血拭かせるたぁ、良いご身分だなアヘン野郎(笑)』
🇬🇧『黙りなさい//!あとその聞こえの悪い言い方を止め…』
🇫🇷『こら!!動かないで!また出血したらどうするのよ。安静にしなさい!!』
🇬🇧『…………ハイ…。』
🇨🇳『ww』
🇯🇵『…貴方も煽らないの。』
🇨🇳『ヘ〜イヘイ、悪かったよ(笑)』
🇬🇧『……まだ笑ってるじゃないですか。』
玄関にて〜
もうすっかり日が暮れて時刻19時をまわっていた。
🇫🇷『色々と悪かったわね。迷惑かけちゃって。』
🇯🇵『いえいえ、お気になさらないで下さい。それに迷惑だなんて思っていませんのでご安心下さい。』
🇫🇷『フフッ、ありがとう。そう言って貰えると助かるわ。』
🇬🇧『今度お詫びの品を持っていきます。』
🇯🇵『そんなにお気遣いせずとも…、』
🇬🇧『いえ、レディからの借りをそのままにする訳にはいきませんから。』
🇫🇷『それに日本、貴方私んところのお菓子が大好きでしょ?』
🇫🇷『この人の紅茶も合わせて今度持っていくわ。』
🇨🇳『そうだぞ、貰えるもんは貰っとけ。』
🇨🇳『それに、こういうのは断るほうが帰って失礼ってもんだぜ?』
🇯🇵『そこまで仰って下さるのなら…。』
🇯🇵『お言葉に甘えちゃおうかな。お菓子と紅茶、楽しみにしてますね!』
🇫🇷『ええ、任せておきなさい!』
🇬🇧『……それでは、そろそろお暇させていただきます。』
🇨🇳『もう遅いし、気をつけろよ?』
🇫🇷『そんなに心配しなくても大丈夫よ。
この人だって居るしね。』
🇬🇧『そこら辺の人間一人2秒と待たずに片付けますよ。』
🇨🇳『お前らの方じゃなく人間の心配してんだよ。間違って殺したりすんなよ?』
🇫🇷『アラ、私はそんなに信用無いかしら?暗くても、力加減を見誤ったりしないわ。』
🇬🇧『まぁ、ご心配なさらなくても大丈夫ですよ。』
🇬🇧『私が居ますしね。』
🇨🇳『信用ねぇなぁ〜。』
🇬🇧『なんですと。』
🇬🇧『こ、コホンッ、まっ、まぁ、それでは皆さんさようなら。』
🇯🇵『はい、お気をつけて。』
🇨🇳『ん。』
🇵🇼『イギリスさんとフランスさんバイバイ〜〜!!!』
🇫🇷『ふふっ、バイバイ〜。』
🇬🇧『また明日学校で。』
そう言って彼らは帰って言った。
🇯🇵『たまには他の人達と関わるのも悪くはないわね。』
🇨🇳『引きこもりのお前には良い経験になっただろ?』
🇯🇵『ムッ(。•́︿•̀。) 一言余計よ。』
🇨🇳『悪い悪い(笑)』
🇯🇵『…あっ、』
🇯🇵『ねぇ、貴方イギリスに用があるって言ってなかった?』
🇨🇳『ああ、もう済んだ。』
🇯🇵『うぇっ!いつ?』
🇨🇳『お前等が台所でメシ作ってる時。』
数時間前〜
イギリスの体調が回復した後、一緒にご飯を食べようという話になった。
フランスが私に『日本食の作り方を教えて欲しい』と言ったのでそれも含めて晩御飯を作ることとなったのだ。
🇯🇵『私のところの料理を作りたいとの事ですが、具体的にはどの様な料理ですか?』
🇫🇷『料理というか…何の調味料を使ってるのか教えて欲しいのよ。』
🇫🇷『うちでも何度か自分で作ってるんだけど、どうしてもあんたの味にならないのよ。』
🇯🇵『成る程、そういう事でしたか。』
🇫🇷『あと、作り方も教えて欲しいわ。』
🇫🇷『私んとこに入ってくるレシピを見た感じ、明らかに違う別物のレシピになっちゃってるのよ……。』
🇫🇷『ほら、こういう事は知ってる人に聞くのが一番でしょ?最近お互い忙しくてこんな機会無かったし……、どうかしら?教えて…くれる?』
フランスは少し眉を下げて顔をコテンッと斜めに傾けた。
グッ…///顔が良い…!!
この時のフランスは普段のツンケンした態度とのギャップも相まってとても可愛かった。
🇯🇵『わっ分かりました//!』
🇯🇵『その辺も含めてご説明しますね!』
🇫🇷『!ありがと。嬉しいわ。』
🇵🇼『パラオも手伝う〜〜!!』
🇯🇵『ふふっ、ありがとうねパラオ。』
居間にて〜
🇨🇳『向こうからキャッキャウフフしてる声が聞こえんなぁ〜。俺もアッチ行きゃあ良かったなぁ。』
🇨🇳『何が悲しくてこんな野郎と居なくちゃいけねぇんだよ。』
🇬🇧『ソレはコッチの台詞ですよ。』
🇬🇧『私こそ向こうの方に行きたかったです。』
🇨🇳『お前料理出来ねぇだろうが。』
🇬🇧『教われば人並み位には出来ます!』
🇬🇧『この間の会議で出したスコーンは良い感じだったでしょう!?』
🇨🇳『中の下って感じだな(笑)』
🇬🇧『💢』
🇬🇧『……はぁ、まぁ良いです。』
🇬🇧『それより、愛しの恋人さんよりコッチを優先したということは私に何か用が有るんでしょう?』
🇨🇳『嗚呼、…まぁ正確にはお前の息子にだがな。』
🇬🇧『!』
🇬🇧『……要件は?』
🇨🇳『そんな身構えんなよ。』
🇨🇳『ただ少し聞きたい事があるだけだ。』
🇬🇧『聞きたいこととは…?』
🇨🇳『お前から見て〈アイツ〉は今後どう動くと思う?』
🇬🇧『…また政府から何か言われたんですか?』
🇨🇳『それは言えん。ただ、お前が一番〈アイツ〉と距離が近いからな。』
🇨🇳『言えないなら適当に返してくれても良い。ただ…返答によっては最悪な結末を辿る可能性がある事も覚えておいてくれ。』
🇬🇧『戦争…ですか。』
🇬🇧『私としても、その選択肢は避けたいです。』
🇬🇧『特に貴方のとこの政府が対立してらっしゃる方………、確か台湾さんとおっしゃいましたか。』
🇬🇧『東アジアではそこで戦争が起こる可能性が一番高い。』
🇬🇧『勿論周りの方も巻き込まれる。それは、貴方の恋人である日本さんも例外では無い。』
🇬🇧『貴方の心配事はそれですか?』
🇨🇳『…………。』
🇨🇳『…まぁな。』
🇨🇳『もし戦争になったら戦場に赴かなきゃならんだろ?俺等化身は。』
🇨🇳『またアイツと殺し合いだなんて、俺はゴメンだ。』
🇬🇧『それはコチラも同じだ。』
🇬🇧『ヨーロッパでも徐々に国同士の意見の乖離が見え始めている。』
🇬🇧『もしかしたら、次会うのは戦場かもな
。』
🇨🇳『おいおい…、勘弁してくれよ……。』
🇨🇳『あと敬語、忘れてんぞ。』
🇬🇧『おっと、失礼。』
🇬🇧『……どう動くかは、正直分かりません。』
🇬🇧『ただ、他国の事にしつこく介入してこようとはするでしょうね。』
🇨🇳『昔のお前みたいだな。』
🇬🇧『なんですと。』
🇬🇧『ま、まぁ、私から言える事はそのくらいです。』
🇨🇳『ん、サンキューな。』
🇨🇳『アヘン野郎の割にはマトモなアドバイス貰ったって報告しとくぜ〜。』
🇬🇧『ふっとばしますよ。』
🇬🇧『大体!私は貴方に協力など…』
🇵🇼『イギリスさん、中国!!』
🇵🇼『ご飯できたよーーー!!!!』
🇨🇳『おっと、メシの時間だ。コレは今すぐ行かなければ〜。』
🇬🇧『ちょっと!話はまだ終わってませんよ。』
🇯🇵『ふ〜ん。』
🇯🇵『で?何話したの?』
🇨🇳『秘密。』
🇯🇵『え〜。教えなさいよ〜。』
🇨🇳『……知りたい?』
🇯🇵『知りたい。』
🇨🇳『それなら、その分の対価を払って貰わなくちゃだよな〜。』
🇯🇵『対価?』
🇨🇳『………』
🇯🇵『キャッ!』
中国が突然私を押し倒した。
コイツが何を考えているのかが手に取るように分かった。
🇯🇵『………ちょっと、駄目よ。』
🇨🇳『良いね〜その顔。めっちゃそそる♡』
🇯🇵『一昨日もシたばっかでしょ。』
🇨🇳『でも何があったか知りたいんだろ?』
🇨🇳『らなその分ご奉仕して貰わなきゃだな〜。』
ガサガサッ
中国は片方の手を私の腰に回し、スカートの中に手を入れようとしてくる。
🇯🇵『んちょっ///!』
🇯🇵『わっ、分かった、分かったから///。』
🇨🇳『お!やる気になってくれたか?』
🇯🇵『…明日もあるしパラオだって寝てるんだから、優しくしなさいよね……。』
🇨🇳『仰せのままに♡』
🇯🇵『ん♡//』
コメント
1件
最高!!!、!!!!!、!!!、!