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・hbkn
・オメガバパロ
・番の居ない子持ちknt
・過去の恋愛にトラウマがあるhbr
・口調迷子
・なんでも許せる人向け
・hbr目線始まり
『』→knt(Ω)
「」→hbr(α)
《》→akr(Ω)
〈〉→srf(α)
(その他ライバーさんは絵文字表示)
この先伏せ字無し⬇️
好きだよ、雲雀_______
そう言ってくれたのを今でも覚えている。
奏斗、お前が_____
恋人だったらいいのに_______。
美しい桜が満開を迎えた4月。
外を見ると新品であろうランドセルを背負って走っていく子供や大学を卒業して社会人の一員になった人などで世間は賑わっていた。
そんな景色を目の前に、俺はいつもと変わらない日々を過ごしていた。
朝起きてベッドの上で身体をぐっと伸ばして水を一杯飲んで朝食を摂る。
この一連の流れを済ませてテレビを付けてみると天気予報が流れた。
📺「低気圧が近付いており…」
📺「午後6時頃に雨が降り出す模様です…」
「最悪…マジか」
今日は午後からアキラとセラおに用事があって外を出ないといけないというのにタイミングが悪い。
酷い偏頭痛持ちの俺にはとても苦痛。
まぁ薬でどうにかなるか。
外出るとき薬持って歩いていれば大丈夫だろ、 いつもなんだかんだ耐えてるしなぁなんて思いながらソファに腰をかけスマホをいじる。
家での用事を済ませると気付けばもう午後2時。
そろそろアキラたちの居るランドリーに向かうため準備をする。
鞄にはスマホと財布、鍵を入れ家を出た。
ランドリーに着き、アキラとセラおと依頼の話をしては少し雑談をしてみたりゲームの話で盛り上がる。
今はつい最近アキラが体調を崩した話をしている。ヒートと被って大変だったとか。
「えまじ?風邪とヒート被ったん?」
《そうなんですよねぇ、セラ夫が居たから何とかなりましたけど》
〈あの時の凪ちゃん死にかけだったなぁw〉
《そりゃ死にかけますよあれは!?》
笑いながら楽しそうに会話をする2人を見ると少し胸がきゅっとなる。
俺もこんな幸せムード振り撒いてみたいわ。
〈雲雀は相変わらず?〉
「俺が拒んでるからなぁ」
〈まぁ無理して作るもんじゃないしねぇ…〉
《恋愛なんて人それぞれですから》
「おん…..」
俺は恋愛が苦手だ。
まぁ苦手になった。と言った方が正しい。
過去にお付き合いをしていた女性が他の男性と浮気をして体の関係を持っていたことが発覚したことがあった。
前から浮気性という噂が広まっていたが俺に真剣に好意を抱いてくれたので信じて付き合ったけど全て嘘だった。
こんなに傷付けられるなら最初から付き合わなければ良かった、浮気性という噂を聞きながらなぜ付き合ってしまったのだろうと考え込んで体調を崩したこともあった。
それから恋愛に対して恐怖を覚え、信頼も無くなってしまったので"恋"というものから避けるようになってしまっている。
もう恋人なんて要らない。
そんなことを思う日もあるけどアキラとセラおを見るとやっぱ作った方がいいんかなとか思ってみたり…
「…じゃあそろそろ帰るわ!」
《わかりました、気を付けて》
「はーい、セラおまたな」
〈じゃねー〉
こんな話をして気を遣ってもらうのも申し訳ないのでいつもと変わらない軽い挨拶をしてランドリーを後にした。
どこも寄らずに帰ろうとしばらく歩いていると
「…っ、いたッ、」
ランドリーに居たときは黙ってたけど実は偏頭痛の症状が出始めていた。
ズキズキと一定のリズムを刻みながら頭の奥を殴られているような感覚が響く。
薬持ってきてるし飲めば大丈夫と鞄を探るも…
「ぁ、れ?無い…」
無い。薬が無い。
まさか入れ忘れた?どうしよう、結構やばい。
今回の痛みはいつもに増して響いている。 今飲まないともっと酷くなる。
早く家に帰らないと…そう思って足を動かそうにも歩く度に頭に響いて動けないし 助けを呼びたくても雨予報だったのか人が周りに居ない。
アキラかセラおを呼ぼうか、そう思うがスマホを手に取るまでが一苦労。
ほんまに詰んだ。
「っ”、、いってぇ”…」
痛みに伴いだんだん意識が遠のいていく。
偏頭痛持ちの中でも症状が酷いので頭痛のせいで吐き気まで催してきた。
こんなとこで吐くのはまずい。
意識が朦朧としている中、鞄からスマホを取り出しアキラに電話をかけようとロックを外した。あとは通話のボタンを押すだけなのにもう手が動かない。限界だ。
「だ、、れ…かッ、」
「っ”…たす、けッ…….」
もう無理。
痛みに限界が来て近くの公園のベンチに座ってうずくまることしかできなくなった。
スタッスタッ………
誰か来た。アキラか?それかセラお?
ゆっくり顔を上げるがそこに居たのはアキラでもセラおでもなく心配そうにこちらを見つめる1人の男性。
『大丈夫ですか? 』
「ぁ…っ”、、い”ってッ…」
『頭痛いですか?』
「…っ、」(頷く)
「す、スマホッ…っ”」
「知り合いにッ…お願い、ッします」
アキラとセラおを呼んでもらおう。
俺は目の前にいる男性にスマホを渡し、意識が飛びかけるのを耐えながらアキラの連絡先を教えた。
ズキズキと脈打つこめかみの痛みが響き吐き気も治まらない。 結構やばいこれ。
絶対目の前にいる人にも迷惑かけてる。
てかこの人………
「か、なとッ………..」
中学の時に離れ離れになってしまった俺の相棒、奏斗に似てる。めっちゃそっくり。
もしかして助けに来てくれたのか?
『…えっと、、用事があるので行きますね、』
『ご友人さん呼んだんですぐ来てくれるみたいです』
『お大事になさってください、 じゃあ…」
え…..まってよ奏斗…行かんとって…
置いていかんでよ…..
なぁ………!!!
「まッ…て…奏斗ッッ…..」
そこからの記憶はあまり覚えていない。
覚えているとすれば、俺を助けてくれた奏斗にそっくりな男性がコーヒーの入った小さいペットボトルを俺の手に持たせて去っていったこと。
その後はどうなったのかわからない。
-翌日-
《体調はどうです?》
「だいぶ良くなったわ、あんがとな」
〈久しぶりじゃない?あんなになるの〉
「いやびっくりしたわほんまに。ごめんな2人とも、助かった」
ランドリーのソファに座りながらアキラとセラおが起きてきた俺を心配してくれている。
どうやらあの後、2人が駆けつけてくれて俺をおぶってランドリーまで運んでくれたそう。
薬を飲んですぐ仮眠室にあるベッドでぐっすり寝たらしい。
「………..」
《…?どうしました?》
「いや…あのさ、俺のとこ来る前に誰か見んかった?」
《私は見てないですけど…セラお見ました?》
〈いやぁ?見てないねぇ〉
「…そか」
めちゃくちゃ奏斗だと思ったんだけどな。
2人とも見てないって言うし、正直俺もあの時は意識が朦朧とした中で顔をチラッと見ただけなので奏斗だという確証は持てない。
たまたま似てたか俺の見間違いか…
そんなことを思っていると突然アキラが口を開いた。
《それにしてもたらいがコーヒーを準備してたなんて思ってなかったですよ》
〈あ、思った俺も。〉
「え?いやあれは助けてくれた人が去り際に俺の手に持たせてくれたんよ」
《え?そうなんですか!?》
「おん、アキラに連絡送ってくれたのもその人よ」
《そうだったんですか…てっきりたらいが連絡くれたのと思ってました》
〈ね。てかコーヒー持たせてくれるなんて偏頭痛の症状わかってる人なのかな?〉
《本人がそうなのかもしれないですねぇ》
確かに。俺は酷い偏頭痛持ちだから痛み始めはコーヒーを飲んでカフェインを摂ると痛みが和らぐことがあるって知ってるけど、普通の人は知らないことが多い。
その人も偏頭痛持ちだったのかな…
ちゃんとお礼したいのに…
連絡先くらい聞いておけばよかった。
〈雲雀、まだ顔色悪いから寝てきな? 最近忙しかったし今のうちに寝て身体休めないと〉
「おん…..いいん?」
〈いいよ。ほら戻って戻って〉
「あちょ、押すな!自分で行くから!」
と、俺の背中を押しながら仮眠室へ行くように指示した。
まぁ最近ちゃんと休めてなかったし、セラおの 言葉に甘えてもう少し寝よう。
仮眠室へ戻りベッドにダイブしては仰向けになって天井を見つめる。
全然目覚めてるけどたぶんすぐ寝そう。
それにしてもあの人…
「奏斗にそっくりやったな………….」
あれから2週間が経ったある日。
甘いものを食べたい気分だったのでコンビニに寄った時のこと。
綺麗に陳列されているスイーツとにらめっこをし、どれにしようかと悩んでいたときだった。
店員さんが品出しの為にこちらに近づいて来たので少し後ろに下がったのだが…
ドンッ…..
通路が少し狭かったので後ろに居た人とぶつかってしまった。
「っ、ぁ!すみませんッ…」
『ぁ、いえ…全然….. 』
「大丈夫ですか?怪我とか………….」
「えっ…」
奏斗ッ…….?_______
コメント
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読ませてもらいました〜! 偏頭痛の描写がすごくリアルで、痛みで視界が歪む感じとか「あ、これ偏頭痛持ちあるある…」って共感しながら読んでた🥀 過去の恋愛のトラウマがあって恋愛を避けてる雲雀くんの心情、じんわり重くて切ないし、そんな時に現れた奏斗にそっくりなあの男性…まって、何この運命的な再会フラグ!? コーヒーを持たせてくれた優しさとか、ちゃんと症状わかってる人っぽくて気になる。 次どうなるんだろう…続き待ってます🌙