kn視点
家に帰った俺は彼のことをずっと考えていた
名前も、声も、好きな物さえ知らない
ただただ彼のことばかりを考えてしまう
そんな時ふと思った
「あの花はなんていう花だったんだろう…」
記憶を頼りに花を調べてみた
あの花は”ネコヤナギ”という花だったらしい
滅多に見た事のない花だからかよく記憶に残っていた
「明日もまた会えるかな」
なんて、一方的だけれどもそう口に出してみる
明日は彼がいるのだろうか。
また、ピアノを弾いているのだろうか。
いつか、、いつか、彼の瞳に僕は映るのだろうか。
そんなことを考えながら俺は眠りについた
続く
コメント
1件