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地雷の人は🔙
kn×shk 、人外×人間
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別にいつもと変わらない日常だったはずなのだ。
朝起きて学校に行って、学校が終わればバイトに行きしばらく仕事をして家に帰る。そんな面白みのない日常。
だけどあの日、あの時あいつと出会ったから…
「やっと仕事終わった…」
バイトのせいですっかり辺りが暗くなった頃、とぼとぼと家へと向かって歩く。
(今日も無駄な仕事押し付けられた… )
俺がまだ若く最近入ったばっかりだからか年上ノ先輩やバイトリーダー軽くいじめのようなものを受けている。
(そろそろバイト先変えようかな…って、ん?)
「…なんだあれ」
ふと、視界の端に青白い光のようなものが見える。明らか怪しいその光は近づかない方が身のためだと思うがバイトでのストレスのせいで思考力が低下したかはたまた自身の好奇心からか、俺はゆっくりとその光へと近づいた。
「なんだよこれ…」
近づくにつれ変な匂いが漂い、鼻を抑えながら進むとそこには一人の少年が倒れていた。
「大丈夫か!?」
少年に近づいて声をかけるが返事がない。
(とりあえず家に連れて帰るか…)
そう思い、そっと少年を抱き上げた
家に帰り寝室に向かいそっと抱えていた少年をベッドに下ろす。連れて帰ったはいいもののほんとにこれで良かったのか?
(てか、俺子供の世話とかしたことないんだけど⋯まぁとりあえず後のことはこの子が起きたら考えるか…)
とりあえず起きるまでに風呂とかご飯とか終わらせようと思い、寝室を出ようとベッドの傍から離れてドアへと足を向けようとする。
その瞬間あたりに甘い匂いが漂った。
(なんだこの匂い…、気持ち悪いくらい甘い…)
ぐらり、と目の前の視界が揺れベッドに倒れ込みそうになる。その瞬間、誰かが俺のことを支える。家には俺と少年以外誰もいない。
その誰かの方を見つめると俺よりも少し大きい男がそこにいた。
『俺の事助けてくれてありがとうね。』
そう言ってぎゅ、っと抱きしめられる。はて、こんな男助けただろうか…、いやてかなんで俺の家に知らないやつが……
色んな思考が頭をめぐり、ふと視線をベッドに向けるとさっきまでいたはずの少年がいなくなっていた。
『いやあ、助かったよほんと。あんまりこの星の空気本来の姿に合わなくてさ?やっと慣れたと思ったら力尽きちゃって…、ほんとありがと。』
そう言って、目の前を手で覆われる。最後に見たのは男の青い瞳だった。
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