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といつもママが嘆いている。こんなことならこの人と結婚するんじゃなかった、と。 「大丈夫。あいつらは敵じゃないから心の中で殺すだけで実際に殺すわけじゃない。安心して」
「つまり殺したいほど憎んでいるということじゃないか。いじめられてない? と僕に聞かれて、いじめられてないから安心してと君はいつも答えていたけど、僕は正直まだ疑ってるんだ」
人がいいだけの無能かと思ったらなかなか鋭い。でも安心するがいい。音露をいじめていた美紅たちには地獄を見せて、今では四人とも余の忠実な奴隷だ。
と言っても信じてくれないだろうな――
「学校で友達はまだできないようだね」
「余に友達など必要ない」
余の手足になって働く奴隷さえいればそれでいい。
「強がらなくていい。 もしいじめられていることで僕たちに心配かけたくないと思っているなら、ただの思い違いだよ。実は僕も中学生のときひどいいじめを受けていたんだ。自殺して楽になりたいと思ったことは一度や二度じゃない。でも、家族にとって一番悲しいのは僕がいじめられてることじゃなくて僕が死ぬことじゃないかと気づいて、なんとかあの地獄の日々を乗り切ることができたんだ」
突然のカミングアウト。パパはいじめられっ子だったのか。確かに身内でなければ余もいじめたくなるような陰キャではある。