最初に
「」は主人公の美波とその親友の鈴奈
『』は主人公達以外
分かりにくいかもです
ミーンミンミンミーン
「美波ー!!おはよっ」
「おはよう鈴奈、朝から元気だね」
「まあね!明後日から夏休みだもん✌️」
「ふふ笑。夏休みの課題は計画的にしなよ」
「うっ、分かってるよ…今年こそ初めの一週間で終わらせる!」
「それ去年も言ってたような……」
私は呆れたような表情をすると、鈴奈は分かりやすく肩をすくめる。鈴奈とは幼稚園からの付き合いで、家も隣同士。いつもどうり、たわいもない話をしながら登校する。学校に着き下駄箱に無造作に靴を投げ入れ、上履きに履き替え、3階まで競争と言い、階段を駆け上がる。3の1と書いてある教室の前で足を止めた。
ガラガラガラ~
「おはよーございます!!」
「おはようございます。」
鈴奈と私は同じクラスだ。しかし席は離れている。教室の中を見ると、まだ数人しか来ていなかった。意外と早い時間に来てしまったかもしれないと思っていたとき、突然窓の外がピカッと光った。
ゴロゴロゴロ__
「雷!?」
「さっきまであんなに晴れてたのに…」
『傘持ってきてないよ~』
『相合傘しようぜ笑』
その数分後に雨が降ってきた。1時間目は国語だった。最初よりも雨が強くなっている気がして気分が重くなった。
それから3時間経って給食を食べる前に帰ることになった。
「美波~、一緒に帰ろ!」
「うん」
「そう言えば鈴奈、傘は持って無かったよね」
「うん!持ってないよ🙅」
「そっかぁ、じゃあ図書室で時間潰す?」
「そうしよ!!」