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「プールサイドにいた女の人達、あなたのことを見てたわよ 」
「女はみんな俺を見るぜ?男は・・・まぁ・・たまにいるな」
当然の事と言う風にふるまう彼を見て、紗理奈はプールの中で爆笑した
そんな彼を独り占めし、大勢の女性が遠くから見ているだけの、申し分のない体をこんな至近距離で、遠慮なく見れるなんて
彼は紗理奈の足が付く浅瀬まで連れてきてくれた、プールサイドに座り足だけ水に浸けている
その目前のでラッコのようにプカプカ浮いている、彼を贅沢な気持ちで眺める
黄金色の肌、鑿で削ったような額と頬骨と顎、肌に吸いつく水滴、茶色の小さい乳首は、水に浸かっていたせいで小さく尖っている
水のしたたる髪を両手で額から後ろへ撫でつける、腕につけている白のアップルウォッチよりも、白い歯を輝かせて紗理奈に微笑む
水滴が彼の体のいたるところを楽し気に、転がり落ち、彼の肌を眩しく引き立てる
そのすべてに触れたかった
彼が近寄って来たので、ペロリと紗理奈が彼の顎の水滴を舐めた
「おい・・・紗理奈・・・君は完全にワザとやってるだろう?」
「なんのことかしら?」
そしてギロリと直哉が紗理奈を睨んだ
上目遣いに睫をパチパチして、愛嬌を振りまいている
「見ろ!勃っちまったじゃねーか、プールから出れなくなっただろ」
直哉が鼻まで水に浸かってぶくぶくしている
「私は何もしてないわ、勝手に大きくなるその子が悪いのよ」
日を追うごとに暫くは手を出さないと固く決意を、している直哉を誘惑するのが紗理奈の遊びになっていた
「あと何回健全なデートをしたら、私達は結ばれるの?」
「さすが作家だな、俺がエロく朝までヤりたいことを、そこまでロマンティックに言うヤツは君ぐらいだ」
紗理奈がプクッと頬を膨らませた
「私はこれでごはんを食べてるのよ、私としたくないの?」
「したくて、したくて、たまらないさ!、俺は毎朝汗びっしょりで目が覚めるんだぜ、決まって君の夢を見てな!」
彼の苦悩している顔が面白い、この数日ずっと二人で一緒にいる間、キスとハグはしょっちゅうするし、彼の股間がずっと硬いまま興奮した体を、持て余しているのだ、でも彼は鋼のような意思で自制している
実際彼が良い人なのはもう紗理奈は自覚していた、自分では欠陥があるように思っているけど、正直で思いやりにも溢れている
こんな人には今まで出会ったことがない
問題は将来を共にする可能性がまったくないことだ、彼は二人の関係を三か月と決めているのだから、ぐずぐずしないで手に入るものだけを、追い求めてみたい気持ちが膨らんでいる
紗理奈は生まれて初めて、自由で奔放な女性になってみても、いいかもしれないと思っていた
約束も、愛の言葉も何もなくてもいい、純粋に彼の体が好きで女性としての喜びを、得られるものが欲しい
ボソッ・・・「今朝ね・・・家に届いたの・・・・ 」
そっと彼の耳を舐めながら紗理奈が囁いた
「何が?」
「コンドーム・・・最近のって色々あるのね、楽しくてつい沢山買っちゃった、味付きコンドームってのもあったのよ、サイズも色々」
二人はプールの中で見つめ合った、直哉が面食らった顔でいつまでも見ているので、紗理奈は自信たっぷりに言った
「私の見たてだと、あなたはたぶんXLサイズじゃないかと思うの試してみない?」
直哉がゴクンと唾を呑み込んだのがわかった
「本当に・・・したいのか?」
「したい(はぁと)」
じっと二人は見つめ合った
直哉はこの世に生を受けて32年間、バージンとセックスをすることなく過ごしてきた、面倒な事になるとわかっていたからだ、めんどくさいのは嫌だったし煩わしいのはもっての外
しかしそこへプリンセスの様な紗理奈が現れた、この蕾のままのプリンセスは意外と男気がある、放っておくと男娼を雇って直哉が大切にしたいものを、さっさと散らせようとする
うっかりしてると他の男に、持ってかれるかもしれない
そして直哉はそれが恐ろしく気に入らなかった、自分でも驚くほど、そろそろ覚悟を決めた方がよさそうだ
その時紗理奈のホルターネックのブラの紐が、緩くなっているのに気が付いた
「じっとして・・・水着の紐がほどけかけてる」
「そう?結んでくれる?」
そこで直哉はドキッとした、彼女の真っ白な肌にうっすら、水着の日焼け跡がついている
「なんてことだ!もう日焼けしてるぞ!やっぱり連れて来るんじゃなかった」
紗理奈がきょとんとした顔で言う
「でも・・・私は不健康なぐらい、白いから少しぐらいは・・・ 」
「君の雪のような肌はこの辺じゃ貴重だぞ 」
ブツブツ言いながら首の紐をしっかり結ぶ、そして耳に口づけして彼が低い声で囁く
「こりゃ・・・どこをどれぐらい日焼けしたか、帰って隅々まで調べるからな・・・ 」
紗理奈は期待に頬が熱くなるのを感じた
「どうして欲しい?紗理奈」
まるで壊れやすいクリスタルであるかのように、彼の指先は優しく触れる
「わからないわ・・・あなたがしてくれることで充分よ、みんな気持ちよかった 」
「じゃぁリクエストは無しかい?」
「注文する前にメニューを教えて」
楽し気なやわらかい声に紗理奈も笑った
月夜の海からの風が心地良い、海沿いのシーフードレストランで、食事を済ませた二人は、今は紗理奈のベッドで全裸になって抱き合っていた
彼の後ろでレースのカーテンが揺れている
前回は彼をプロの男娼だと思って、正直委縮していた所もあった
でも今は違う、ひと夏だけでも彼は紗理奈の愛しい恋人なのだ、それなら思いっきり愛し合いたい
たとえ「愛」を口に出せなくても
紗理奈は自分に覆いかぶさっている彼の、広く分厚い肩を撫でてから首に腕を回す
熱く硬く勃起したものを腹部に感じる、彼の体全体が暖かく産毛の生えた金属みたいだ
嬉しくなって紗理奈がぎゅっと抱きしめた、二人はそのまましばらくじっとしてた、彼の硬い胸に紗理奈の胸は押しつぶされ、心臓がバクバクと互いの胸を叩き合っていた
男らしい体というものは、本当にいい気持ちだ、彼の感覚そのものが官能的だ
彼が動くたびに、息をするたびに、その重くてがっしりした体がこすりつけられ、あらゆる意味で感覚が鋭くなっていく
「君は何も心配しなくていいよ、すべて俺がやる」
彼がベッドに膝を着き、キスで紗理奈のお腹を、伝い降りながら腰を掴んだ
紗理奈は思わず仰向けに仰け反った、直哉が脚を開くと、じっと紗理奈の股間を見つめている
紗理奈は期待と不安で赤くなった顔をそむけ、目を閉じた、こうしていればすべてを忘れ、愛撫の感触だけに身を任せていられる
後はどうなってもかまわない、今はただ・・・彼が与えてくれる歓びが欲しい
手と口を使い、甘くせつない高みへといざなおうとしている、こんな骨がとろけてしまいそうな感触は初めてだ
彼の指が潤った秘密の場所を大きく開き、敏感な部分に到達する
熱い息がかかり、舌が触れた、紗理奈は大きく喘いだ、こんな声が出せるなんて自分でもびっくりだ
紗理奈は彼のハーフアップに髪を束ねている、ゴムを抜き取った、すると自分の股間に艶やかな茶髪が広がった
「紗理奈・・・髪をもとにもどせ・・・ココ舐めにくい」
「でも・・・髪をおろしている、あなたが好きなの・・・ 」
その時ドキッとした
しまった・・・思わず「好き」と言ってしまった
二人の間では「愛してる」も「好き」も言葉は、いらない三か月の期間限定の恋人の契約だったのだ
「フム・・・・そういうことなら、なんとかしよう・・・ 」
紗理奈はホッとした、よかった彼は聞き流したわ
彼は再び仕事にかかった、紗理奈の濡れたひだを指でなぞってから貧欲に舐めていく
初めはゆっくりと、やがてしだいに速まっていく、舌のリズムに刺激され圧倒された
「・・ナオッ!ナオッ!ああっ・・・もう駄目!! 」
「一回イきな紗理奈・・・その方がここが柔らかくなる、痛くしたくないんだ 」
その気持ちはちゃんと伝わっている、彼の触れ方でハッキリわかる、決して手荒なことはしないように、気を使ってくれている
紗理奈の反応一つ一つを感じ取ってくれている、彼は何か特殊能力があるのだろうか
紗理奈は無我夢中で腰を浮かせた、心臓が早鐘を打っている、彼の長い髪を思わず掴む、なのに彼はその舌のリズムをやめてくれない
あ・あ・あ・あ・・・ダメッダメッ・・・何がダメかわからないがとにかくダメッ
体の中の波はあまりにも大きく、押し寄せてきたら持ちこたえられるかどうか自信がなかったが
直哉はすすり泣き混じりの紗理奈の抗議に、耳を貸さなかった
高まっていく感覚に心臓が爆発するかもしれない、絶頂が彼女の体を震わせている間、彼は口を秘所に押し付けたまま、しっかりと抱いていた
息も絶え絶え酸素を欲して、ハァハァ喘いでいる
「ナオ!ナオ!入ってきて!お願い、あなたが欲しい・・・もうしんどい・・・・ 」
「まだだよ、プリンセス、もう少し尽くさせて・・・」
チュッとおでこに直哉がキスをして言う
「ど・・・どうして?もう十分準備は出来たわ?」
紗理奈は訳が分からず直哉にすがった、こんなにじらされるのは嫌!
直哉が紗理奈の中に指を二本滑り込ませた、紗理奈は引きつって身をこわばらせた
「なぜなら君の中は小さいから」
直哉がにべもなく言う
「そして俺のは小さくない」
そしてまた直哉がするする下へ下がって行って、おへそにキスをする
「ナ・・・ナオ?まさか・・・」
ニッコリ笑って彼は言った
「テイク2♪」
また彼が股間に吸いついた、さっきイったばかりで敏感になっている所に、また直哉の舌が奔放に暴れる、もう紗理奈は失神しそうだった