本編、スタート‼️
場所:ジュラ·テンペスト·ヴェラリエル
連邦国執務室
おはようございます。
今日の私は気分がいいです。
何故ならば、……新たな本が手に入るから
です。最高に気分がいい。ぁ、でも、
期待しすぎると失望した時、
結構来るって聞くな……うーん
部下「失礼します!!」
ジュラ「どうした?」
部下が急いで入ってきたようだ。
その割には作法が綺麗だな。
部下「…連合国がこられました!!」
ジュラ「…ぁ”?」
ドスの効いた低い声が出てしまった。
いけない、いけない。
……だが、
ど ん な 理 由 が あ っ て
こ こ に 来 た の か
ジュラ「…被害の確認を急げ。」
部下「確認済です!被害は ありません。
応接間に通します。
よろしいでしょうか?」
ジュラ「…あぁ…チッ、相手をしてくる」
部下「いえ、私共に相手を任せてください」
ジュラ「いいのか…?」
部下「はい!」
ジュラ「…いや、攻めいられるのは困る。
私が行く。」
部下「…無理をなさらないようにしてくださいね。」
ジュラ「当然だ。と、言って安心させるべきなのだろうが、私は意地悪だからな。断言などせん。さようなら」
連合国……一体どのような要件か………
差別などするものなら殺す。
だが、被害が出ていないだけ、
そういう目的ではないようだな。
だが、油断大敵。
部下「扉を開きます。お気を付けを」
ジュラ「ああ、お前もな」
部下「貴方様の為に死ねるなら
この上ない光栄です」
ジュラ「自分の命を大切にしろ。一国を
担う者として失うわけには
いかないのだから。扉を開けてくれ」
部下「…は、わかりました」
扉が開く
イギリス{英}、アメリカ、{米}フランス、{仏}
ソ連{ソ連} 中国{中}が居る。
また、差別でもしに来たか。
ジュラ「入るぞ。」
アメリカ視点
場所:ジュラ·テンペスト·ヴェラリエル
連邦国 応接間
多少待たされたものの、案外簡単に
通されたな。
中「簡単に通されたアル。」
ソ連「何か待たされたけどな」
英「ですが、それも少しの間だけでした。
待たされたのはなにかの確認でしょうね。
ここは被差別国ですから」
米「準備じゃないのか?」
仏「そんな事をしてくれるとは 思わない
けどね。被差別国なら、 警戒する だろうし
というか、僕らが 差別してた側だし」
そんなことを話していると
ジュラ·テンペスト·ヴェラリエル連邦国
視点…
なにか話しているみたいだが、まぁ、
害なすものでなければいい。
ジュラ「入るぞ。」
扉を潜り、部屋に入る
ジュラ「初めまして、私の名前は ジュラ·
テンペスト·ヴェラリエル連邦国だ。」
米「じゅら·テンペスト·ヴぇ、ヴェル、ヴェルエリ連邦国?初めまして、アメリカだ」
ジュラ「私の名前はジュラ·テンペスト·
ヴェラリエル連邦国だ。ジュラ·
テンペスト·ヴェヴェルヴェルエリ
連邦国では無い。」
米「あ、…すまん!」
冷や汗だらだらだなこいつ
というか、ほかの国もだらだらだな。
ジュラ「まぁ、いい。さっさと座れ。話があるのだろう」
中「話が早くて助かるアル」
英「単刀直入に言います。連合に
入りませんか?」
ジュラ「断らせてもらう。」
英「理由を聞いても?」
ジュラのティーカップを持つ手に
力が入り、 ヒビが入る
ジュラ「貴様ら、我が国に、”俺”の愛しい
国民達に、差別を行ったのは、どこだと
思っている…!!」
持ち手が彼女の力で壊され、紅茶の
入った器の部分が落ちて割れる
彼女は冷静になるために息を吐き出し
落ち着いたのか、割れたティーカップ
の破片を拾い始める。扉を開けて、部下も
入ってきて、掃除する。
連合国側は唖然としていた、彼女は
怒りで ティーカップを
容易く壊した のだから
ハッとして意識を戻した時には
カーペットに紅茶の染みがあるだけで
破片を拾い終わり、彼女は何事も
無かったかのように新しく暖かい紅茶 の
入ったティーカップを持ち、 飲んでいた。
ジュラ「理由だったか、それは単純だ。
“前例”“無益”それだけだ。理解したか?…
…まぁいい。私の国は生産国だ。貿易をして
みないか?軍事同盟は結ばんが、貿易関係
ならいいだろう。」
米「うーん、どんなにいい条件を
出してもか?」
ジュラ「私は中立だ。興味は無いし、利益が
ない。それに、戦争で勝つ者が正義など
くだらん。弱肉強食だろうが興味はない。
それに、連合と枢軸、どっちに着くかと
問われれば、間違いなく枢軸だ。」
英「理由を聞いても?」
ジュラ「差別。」
仏「それだけじゃわかんないかな?」
ジュラ「お前らが私の国民を差別した。
どれだけ死んだと思っている?私が鎖国
を選んだ理由でもあるんだぞ。有難いなぁ
…お陰様で、戦争に巻き込まれ
なかったよ。君らのお陰で戦争を回避
出来たなんて飛んだ嫌味だね。それに私は
貿易をしたいだけだ。」
ソ連「…どんな貿易品がある?」
ジュラ「大抵のものはあると思うが、まぁ
移動しよう。上の階がいいだろう。服も
着替えてくる。取引相手には綺麗に
見せろと、言われているしな。」
全員「…」
ジュラ「何を黙っているんです?」
英「す、すみません。あまりの変わりようで…」
ジュラ「?可笑しい服ですか?」
こんな感じの服を着てます。さっきは
こんな感じです。髪色は気にしないで
ください。ちなみに私の中では黒髪です。
ジュラ「?まぁ…貿易について
話しましょうか。」
コンコン
仏「?誰か来たみたいだけど」
ジュラ「はい。どうかしましたか?」
部下「失礼します、総統。定例貿易会議の
参席の為…4国が来ております。」
ジュラ「本当ですか!?」
彼女は一気に落ち着きが無くなる。
ワクワクとしているような楽しみに
しているような
中「いきなりどうしたアル?」
米「誰か来るみたいだが…こんなに
楽しみにしてるとは…」
英「彼女にとって大切な人なのでしょう」
ソ連「中立国か?少なくとも連合国では
ないな」
ジュラ「私が迎いに行きます!」
部下「いえ、皆様をこちらに案内します
ので、そちらの方々との貿易を…」
ジュラ「リード!別に いいでしょう?」
リード「ダメです。」
ジュラ「…わかりました。いつもの部屋に」
英「この部屋に案内しても大丈夫ですよ。」
ジュラ「よろしいのですか?」
英「ええ、大丈夫です。」
ジュラ「……わかりました。リード」
リード「お任せを。」
ジュラ「では、貿易の話をしましょうか」
ソ連「あぁ、…ウォッカはないか」
米「お前…」
ジュラ「ありますよ 」
ソ連「へぇ…」
ジュラ「とてもとても美味しいかった
ですよ。度数が高すぎて、味見した ドリー…
部下が1杯で酔いましたが 」
中「そんなに高いアルか?」
ジュラ「90度程ですかね。」
中「うわぁ…」
ジュラ「あらあら、ウォッカは
かなり度数の高いものもあるので、
他の国の方々もかなりお気に召す方も
いるんですよ。まぁ…殆どの方が60度で
酔いつぶれますが」
仏「一応聞いてもいい?」
ジュラ「なんでしょうか。許容範囲内なら
答えれますよ。」
仏「さっきの定例貿易会議で来る4国って
どこのこと?」
ジュラ「…内緒と言いたいですが、もうすぐ
来ますのでお待ちください。
すぐに分かります。」
リード「失礼します、姫様。4国を案内して
参りました。」
ナチ「なっ…なんでお前らが」
日帝「…」戦闘態勢
イタ王「なんでいるか知らないけど、
戦う気?」戦闘態勢
フィン「俺は離れるぞ!」
米「ちっ枢軸国!」
中「ここは不利アル!1回外に」
ソ連「ナチスは俺がやる。」
仏「数では勝ってるよ!ここで勝てる!」
英「冷静に戦いますよ。数で勝っても
焦れば負けます。」
ジュラ「待ってください。ここは私の国の
領土、貴方達が好き勝手する場所では
無いのです。私の言う事を聞きなさい。
ここは中立国、ここを戦場にさせる訳には
いきませんし、武器を持つことは
許せません。武器を下ろして戦闘態勢を
解きなさい。解かねば殺す。」
米「ッ…意外と好戦的だな」
ジュラ「戦闘は正直嫌いです。死人が出ます。でも、売られた喧嘩は買ってやる。ここで
喧嘩するなら私に喧嘩を売ったとみなし、
殺す気で潰す。肝に銘じろガキども」
←日本と同じくらいの年齢(2700年程)
日帝と日本は別と認識してるので
彼女からすれば日帝は100年もない
子供です。
全「ッ!」武器を下ろして戦闘態勢を解く
ジュラ「…」にこっと笑った後
ジュラ「よし、落ち着きましたね。
気をつけてくださいね。次は殺しますよ。
では、貿易の話をしましょうか。ぁ、
嫌なら違う部屋に案内しますよ。」
ナチ「別にいい。離れた所なら」
日帝「久しぶりだな。エル。」
イタ王「ioも大丈夫なんね。でも、こっちで
貿易話してね?あいつらは酷いやつら
なんだから…」
仏「お前らが言う!?それ!」
ジュラ「差別の事思えば私からすれば
どちらも悪いとも良いとも言えますよ。
まぁ、わかりました。そっちで貿易の話をします。リード、イェリアを呼んで
アメリカ達の貿易話をしておいて」
リード「はい。総統。姫様の仰せのままに
それと…」
ジュラ「?何」
リード「要りませんか?これ」
可愛らしい人形2体を持っている
ジュラ「いる!いります!」
駆け寄る
イタ王「ioが持ってきたやつなんね!」
フィン「俺も持ってきた。」
リード「危険物では無いことは確認済みです。ですが一応気をつけてくださいね。」
ジュラ「わかりました!」
にこにこ明るい嬉しそうな微笑みだ。
嬉しそうに人形2体を抱えている
英「可愛らしい……」
連合国も枢軸国も彼女に見惚れている
ジュラ「んふふ…ありがとうございます。
イタ王。お礼に何か欲しいものは
ありませんか?できる限りで用意できる
ものは用意しますよ!」
イタ王「ホントなんね?なら、ピッツァが
いいんね!」
ナチ「お前…」
日帝「もっと欲しいものとかあるだろ…」
フィン「俺は暖かい奴がいいな。」
ジュラ「任せてください!うちの料理人に
頼んでおきましょう!時間がかかりますが
…途中で出来上がるでしょう!待っていて
ください!その間にこの資料に目を
通しておいてください!」
部屋から退出する。入れ替わりで
青い長髪の女性が入ってくる
ジュラ「頑張りなさい。イェリア。」
イェリア「はい。期待に応えれるよう
尽力いたします。総統」ソファに座った後
嬉しそうに恍惚に顔を赤く染めて
手を添える
イェリア「んふふふ…頑張りなさいって
言われました…❤︎あぁ…相変わらず
愛おしい御方です…❤︎聞いてましたよね!
リード!羨ましいでしょう!」
リード「うるさい。さっさと仕事をしろ。
それに…俺の方が頼られているし側近だし
呼ばれる回数も多い。どうだ?
羨ましいだろう。」誇らしげなドヤ顔
イェリア「クッ……確かに羨ましい!」
リード「フッ…」
連合国(なんかマウント取り合ってる…)
枢軸国(今日もいつも通りだな…)
紅茶&緑茶を啜る