※DV、腹パン、根性焼き、短い
愛はあるけど酷いです。痛そうだし苦しそう。全くエロくない。
「れるさん、まって…」
「何?」
目の前で尻もちをついて後退りする彼を部屋の隅に追い詰める。
「ねぇ、ごめん、僕なにかした…?」
震えた声でれるにそう問う。これからされることを予想してか、目に涙を溜めている。
「別になんもないで」
「ならなんで…っ」
「……そういう気分やねん」
しゃがんで彼と目線を合わせ、そう言う。すると絶望したような表情でにも言わなくなった。
痛いの、嫌いやもんな。
「…ゃ、だ」
嫌がる様子を楽しみながら、横髪にあしらわれた花の形をしたピンを優しく取る。これは合図だ。
「ぁ゛、がっ…!」
握り締めた拳で容赦なく側頭部を殴る。するとちむは殴った部分を抑えながら倒れ込む。
こんなん序の口に過ぎひんのに。相変わらず弱いなあ。
「っぉ、ぇ゛…ッ」
ぐっと身体を起こし腹を殴る。くぐもったかわいくない声がすきだ。ずっと聞いていたくてまた1回、また1回と回数を重ねる。
何度も、何度も。
「ッ…!?お゛ぇ…っ!げほ、っ……ぅ゙…」
「あーあ、吐いちゃったん?」
「ごぇ、なさ…っ!」
殴りすぎて嘔吐してしまった彼を責め立てるように言えば、飛んでくる謝罪の言葉。耳当たりがよくて、つい微笑んでしまう。
「…謝れてえらいな?」
そう頭を撫でながら褒めてやる。するとこえは少し嬉しそうに顔を歪ませるのだ。
あぁ、かわいいな。そんな顔されたら。
「…っ゛…!?ッか、は……ッ、ひゅ、?…っ…」
つい、鳩尾を殴ってしまった。どうやら呼吸ができないようで、口をぱくぱくとしながら酸素を探している。死にそうな魚みたいで、無様で、かわいい。
れるがいるから死なへんで。大丈夫やで。…なんて、殴ってる本人が言うんはちゃうか。
「ほらちむ、いつまで蹲ってるん」
そう言って彼を無理矢理まっすぐ座らせる。どうやらあの鳩尾への打撃が相当効いたようで、壁にもたれかかっている。
ぺら、とこえの服をめくると腹が少し赤黒く変色していた。殴りすぎたかなと思いつつ、その痛々しい跡が愛おしくて仕方ない。
次は何をしようか、と思って部屋を見渡すといつもの アレ があった。
そばに置いてあるライターを手に取り火をつける。
「…!やだ、それ…ッ!」
音で気がついたのか、顕著に嫌がっている。まあ、痛いし跡残るもんな。
アレ とは。そう、煙草だ。別にれるもちむも吸わない。れるがこれをする為だけに買ってるだけ。
ちむの腕を掴んで固定する。
「っ゛うう゛ぅ〜〜………ッ!ぃた、い゙…ッ」
赤くなった煙草の先を強く押し当てる。じゅう、と焼ける音が癖になる。
火傷は痛みが続く上、跡も残る。だからちむは嫌がるのだ。
また何本も火をつけては押し当ててを繰り返して、1箱が無くなるまでやった。
「うぅ゙……」
「ほらちむみて、めっちゃ綺麗に跡ついてる」
「……ッ、も、やだ…っ、やだぁ…」
ぽろぽろと涙を流して全力で拒否をする。これはこえの心が危ういサイン。こうなったら、もう終わり。
「しゃーないなあ…今日はもうやめるから、な?」
泣き止むまで頭を撫で続ける。壊れるまではやらない主義なのだ。あくまでも、彼が耐えられる範囲だけ。
…まあ、合意ではないけど。
事後のケアをしながら、花のピンをまたつけ直してあげるのだった。
DVが1番の性癖なので耐えきれず書いてしまった……。たぶん解釈違い起こす方が大多数だったと思います、すみません…
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