2008年、私は青森県の田舎で産まれました。平均 より体がほんの少し小さくて心配されたこともあったのですが、それでもすくすくと育っていきました。
母の話によると、幼稚園の頃の私はすごい明るい性格で近所の子供たちとよく空き地でおにごっこをしていました。ピンク色のタンクトップがお気に入りだったそう。おまけに丸いガラスの玉の中にビーズやらなんやらのキラキラしたものが入っているゴムをつけてツインテールしてたんだって。今じゃ到底考えられない服装なんだけどさ。
そんな天真爛漫な私だったけど、小学生になると男の子に対して好意を抱くようになりました。しっかりお洒落して。ツインテールなのは変わんなかったけど、その男の子に対する気持ちは日に日に強くなっていったの。
ある日、その男の子に体育館裏に呼び出して告白した。好きだって。付き合ってって。でも、その想いが届くことは無くて。
その日から男の子がおはようとか、ツインテール似合ってるねとか私に話しかけてこなくなった。その時後悔したなー。こんなことになるなら告白なんかしなきゃ良かったって、その頃の私はぶつけようのない不満を幼稚ながら自分に当たってました。
中学生になると、勉強に集中するようになった。ツインテールは見事卒業しました。現在進行形で朝ごはんはトーストを1つ食べて、登下校はずっと独り。なにも考えずに気づいたら目的地にいるみたいな。先生の話だって集中して聞いて、たまに窓を眺めて。家に帰ってもすることないのに早く帰りたいなって考えを抱いた。