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初めてこのタイプにしたんだが
オリキャラの死亡シーンだよ
【注意】
ちょいグロ、?
死亡表現あり
オリキャラあり
🔞要素無しだと思う
【主な登場人物】
ゆう
フェリー
この2人は前に助け合った時仲良くなった
「ねぇ、ゆうお兄ちゃん?」
何もやる事が無く、なんとなく携帯を覗いていたら、隣から少女の声が聞こえてきた。
「?どうかしたか、フェリー」
そう、少女の声の正体はフェリーだった。
「ふふ、ただ呼んでみただけよ笑」
と、少し意地悪そうに微笑む彼女はとても幼い子供みたいだ。フェリーの見た目は、白髪で、長髪、1つに結んでいる。瞳の色は黄緑色で、髪色ともとてもあっている。身長はざっと…140か145くらいだろうか、それくらい小柄な子だ。だけど、〇〇よ、など〇〇かしら?を使うのはなんだか見た目とあっていない気がする。まぁ、本人がいいなら全然何も言わない。そう考えていたら…
「そういえば、最近、他の子達と会えていないのよね…」
「急にどうした、」
「いいえ、ただ言ってみただけよ^^」
そう言ってくすくす笑うのはズルいだろ…
「最近、あまり外に出ていないでしょう?」
「あぁ。確かに出てないな」
フェリーの言う通りだ。最近は忙しく、あまり外に出ることがない。
「なら、気分転換にそこら辺を歩いてみましょう?♪」
「あぁ、分かった」
玄関に向かい、靴を履き、ドアノブに手をかけ、ドアを開ける。
なんだか…久しぶりの外はすごく綺麗に見えた。
「ふふ、じゃあ行きましょう?(*^^*)」
彼女は俺にそう言い、俺の手を取り引っ張って行く
「お、おい、危ないぞ」
「大丈夫よ、私を何歳だと思ってるのよ?笑」
そうだ、そうだった。彼女はもう200歳を超えている
「私はエルフなのよ?エルフは長生きなんだから( *¯ ꒳¯*)」
小柄な姿でいるからすっかり忘れていた。
だが、俺たちの住んでいる世界では彼女の年齢は普通くらいだ。なんなら、俺たちの世界を作った人が俺たちの友達にいるしな…その人1000歳以上だし…やべぇよこの世界……
なんだかんだ話しながら歩いているとすっかり暗くなってしまった。
「あら、いつの間にか日が落ちていたわね」
「あぁ。そうだな。帰るか?」
【?????????】
…?何か気配がした気がする
「!後ろよッ…!!」
「…っ!?」
危ねぇ…っ間一髪で避けることが出来た。
今飛んできたものは…
なんで、槍なんか…こんな時に限って敵か…?
待て。何か様子がおかしい。
あれは普通の敵じゃない…ボスだ。
クソッ…こんな時に限って1番強いやつかよ…
「っ…」
「…っぼ、ボス…」
【ハハッ笑!!!】
っ…!?こいつ、一気に距離を縮めて攻撃してきただと…!?クソっ…うざってぇな…っ
「フェリー、油断するなよ…!」
「えぇ、もちろんよ…!っ」
クソ…ボスに二人だけで勝てるわけが無い。
俺らのメンバー全員だって厳しかったのに…っ
“私”は…ずっとひとりぼっちで、狭くて暗いところに閉じ込められていたわ。
だけれど…”彼”に助けてもらった。
そこで初めて、私は…愛を知った。
だから、私は…
だから私は彼を守る。
だけれど、今、危険に陥っているわ。
まさか…ボスが来るなんて…っ
“俺”は、人を助けることが使命だ。だから、ここでフェリーを死なせる訳にはいかない。
「っはぁ…はぁ…ッ」
「っ…ふぅ…はぁッ…ッチ」
そろそろ体力も切れてくる。だが、負ける訳にはいかない。
やばい…そろそろ限界に近ずいてきた。
てかボス強すぎんだろ。
【おや、これで終わりか?笑】
うぜぇ。マジでうぜぇ…
「ふふ、ッ…私達を…ッ挑発する事しか出来ないのね…ッはぁ…ッ」
よく言ってくれたな、フェリー。
【あ”?】
「っ…」
ダメだ…俺は今片足を負傷している。だから走ることがあまり上手く出来ない。クソ…あのボス次会ったら殺してやる…
……
フェリー…?
やばい…フェリーが刺された。
しかも、バタン…と音が聞こえた…
あまり力が入らない足で、急いで駆け寄る。
「フェ…リー…?」
急いで彼女を抱き起こそうとする。
「私の日々、ここまでなのね…」
フェリーが次々と言葉を発してゆく。
それを、俺は聞いておくことしかできない。
声を出そうと思っても上手くだせない。
「今まであなたに沢山迷惑かけたわね…」
そんな、そんなこと言うな。
「みんなに伝えておいてくれないかしら…?」
嫌だ…やめてくれ…
「迷惑かけてごめんなさいねって…」
そんな…誰も迷惑だなんて思ったことない。
「私は、もうみんなのガイドも出来ないわ…」
そんな…彼女の体がどんどん冷たくなってゆく
「最初から最期まで役たたずだったわね、私…」
そんな事ない。自分を責めないでくれ…
「友達や、メンバーのみんな…」
…っ
「まだ会いたい人は沢山いるわ…」
やめてくれ…涙が止まらなくなるじゃないか…
「今すぐ、会って謝りたいわ…けれど、不可能ね…」
…フェリー…
「別れって、こんなに悲しいのね… 」
フェリー…ッ
「でも、最期にあなたを見れて良かったわ…」
お互い、目元が濡れているのがわかるくらい、涙が出ている。
「ほら、泣いちゃったらダメよ…っ」
そういう君も…泣いているじゃないか…ッ
「余計悲しくなっちゃうでしょう…?ッ」
ッ…フェリーっ
「だから…」
なんだい…ッ?
「最期くらい…ッ」
…ッ
「笑顔で別れましょう…?っ」(^^)
っ…!!!
最期の彼女の笑顔はとても痛々しかった…
血は色々なところから出て、もう身体は冷たくて、それでも…彼女は頑張って笑顔にして…
そう言って彼女の体から力が抜けた。
呼びかけても、反応をしなくなった。
そう…彼女は…
クソ…ッ
俺はすごく後悔した。
あんなの…俺が殺したのも当然だ…ッ…
あの時体が動いていれば…ッ
彼女の体がどんどん透けていく。
この世界では、亡くなった人は透けて消えていく。
だが、消えるパターンは色々とある。
桜の花びらと、とか、光とともに、とか…
とりあえず、沢山ある。
これで本当の本当に最後なんだと思うと、抱きしめる力がより一層強くなる。
しばらくして、彼女の身体は完全に消えた…
感覚もない…
こんな…終わり方だなんて…ッ