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シャット「……?」
チャーリー「あぁ!シャット!これから信頼エクササイズをやります!」
シャット「あの…アラスターは?」
ヴァギー「アラスターは卵を捨てに行ってる」
シャット「卵?」
ペンシャス「私の可愛いエッキーズが…」
スマホを取り出す
シャット「…あぁ…今日は会議でしたね…」
チャーリー「それじゃあ次シャットが…あれ?シャットは?」
ハスクが指の先にはもう翼で空を飛ぶシャットがいた
チャーリー「もう!本当に!!」
ヴァギー「あのラジオコンビなんなの!!」
上級悪魔の会議にて
カミラ「お集まりの皆さん会えて嬉しいです…今日の欠席はシャットだけ?」
アラスター「えぇ!私が代わりです」
カミラ「アラスター?」
アラスター「えぇ、私を待っていたんでしょ?」
カミラ「いいえ、おかえりなさい」
一方シャットは
シャット「…今日私欠席でしたね…」
そこで卵が何故か意識をもってはしゃいで声もあって気持ち悪い
シャット「えー、あなたたちが卵くんたち?」
エッキーズ「はい!ボス!」
シャット「私はボスなの……?
えっと…赤い服を着た…ボス?はどこにいますか?」
エッキーズ「ボスはなぜ髪が長いんですか?
それって耳ですか?髪の毛?
素敵なスーツ!
その羽触ってもいいですか?
ボスは女性ですか?男性ですか?」
シャット「……」←すごく嫌そうな顔をしている
そしてドアが開き
アラスター「おや、シャルお迎えですか?」
シャット「いえ、ホテルに行ったらいなかったもので」
アラスター「それがお迎えなんですよ
ジジッ … さて私のシャルに無礼な質問をしたのは誰ですか?」
エッキーズ「えっと…みんな?」
アラスターは可愛らしく首をかしげる
アラスター「みんなですか!
では皆さん少し後ろに
話が…ありますから」声が低くなる
シャット「…アラスター
あまり怖がらせない方がいいかと」
アラスター「ただの躾ですよ」
目は笑ってるけど心の底から笑ってない
シャット「…はぁ…帰りますよ。
またプリンセスがなにかやってるから」
アラスター「何を?」
シャット「なんか信頼を深めるって」
アラスター「なるほど」
そしてハズビンホテルにて
ヴァギー「アラスター」
アラスター「ビビ?」
ヴァギー「卵の処理は失敗?」
アラスター「えぇ、このおチビちゃん達ちゃんと役に立つのでね」
シャット「では帰ります」
チャーリー「まってまって!」
チャーリーがシャットの腕を掴む
シャット「っ!?」
チャーリー「これから信頼エクササイズやるの
シャットとアラスターもどう?」
アラスター「…シャットやった方がいいですよ」
シャット「嫌です」
チャーリー「よし決まり!自分のことを話して!」
シャット「自分…のこと?」
チャーリー「そう!」
シャット「少々お待ちを」
影で逃げる
ヴァギー「シャット!ちゃんとして!」
シャット「私ではなくセレーネに任してください」
ヴァギー「セレーネ?…!?」
そこにはシャットと瓜二つだけど笑顔がありそれが逆に怖い
チャーリー「え?シャッ……ト?」
シャット(セレーネ)「^ᵕ^」
アラスター「それは第2のシャットみたいなものです。名はセレーネ。シャットより感情豊かです」
ヴァギー「それで?このセレーネで何をしろと?」
シャット「彼女に自分を話してもらいます」
セレーネ「…いつも、影、つまらない」
シャット「……だそうです」
セレーネ「たまには、私、戦いたい、戦わしてくれない」
アラスター「あぁ…主人への文句ですね」
シャット「ですね」
セレーネが黒い霧に包まれるとそこには姿がなくシャットの影に戻ると怒ったような目でおでこに怒りマークがついてる
アラスター「まぁ、たまにはいいんじゃ?」
シャット「では次はエクスターミネーションの日に解放しましょう」
小さく笑いながらアラスターを見る
アラスター「…聞いてたんですね。カミラの話」
シャット「…ふふっ」
アラスターとシャット以外は何を言ってるか分からないという顔をしていた
そしてセレーネはもう1回出てくる
セレーネ「でも、戦うのはたまに、私、戦い好まない」
アラスター「あぁ、そういえばセレーネはシャットと反対と言っていましたね」
アラスターが意地悪そうに笑う
チャーリー「…それって…」
エンジェル「シャットって…好戦的ってこと?」
アラスター「そうなりますね」
シャット「普通ですよ」
エンジェル「シャットって……戦い好きなの…?」
シャット「普通ですよ。必要ならやるだけです」
チャーリー「え、えぇっと……シャットがそんなタイプだとは……」
ヴァギー「というか、セレーネが逆なのね。珍しいわね」
セレーネ(影の中から)「……主人、すぐ行動、すぐ戦う。私は、平和、好き」
シャット「……あなたに言われると複雑ですね」
アラスターがくすりと笑う。
アラスター「シャルは合理的なだけですよ。戦うべき時に戦い、逃げるべき時に逃げる。…ねぇ?」
シャット「逃げてません」
アラスター「では先ほどの“影での離脱”は?」
シャット「……状況判断です」
チャーリー「ねぇーーー!!
まだ信頼エクササイズしてないの!!」
ヴァギー「アラスター、口で追い詰めるのやめて」
アラスター「失礼。では、シャット。あなたの“自分のこと”を教えてあげれば?」
シャット「……嫌です」
エンジェル「でもセレーネは話したんだし〜?本体も少しは話しなよ?」
セレーネ「^ᵕ^(影からひょこ)」
シャット「もう戻りなさい」
影がシュッと閉じる。
アラスターが横で、静かに笑う。
アラスター「ではこうしましょう。
私が質問をして、シャルが“答えられる範囲”で答える。どうです?」
チャーリー「それなら…!うん!やって!」
シャット「……はぁ。少しだけですよ」
アラスターの赤い目が楽しげに細くなる。
アラスター「では……最初の質問です。
シャルが“誰かと一緒にいる時”……もっとも落ち着くのは、誰といる時ですか?」
突然の核心を突く質問に、場の空気が少しだけ変わる。
エンジェル「おっ、アラスターマジモード来た?」
ヴァギー「ちょっと……質問がズルいわよ」
チャーリー「でも……聞きたい……!」
シャットは少し黙り、ほんのわずかに目線を落とす。
そして、静かに。
シャット「……アラスターですね」
アラスター「────」
周り「…………え??」
シャット「落ち着くと言っているだけです。
静かだから。以上です」
チャーリー「し、静か……?」
ヴァギー「いや全然静かじゃないしアイツ……!」
アラスターは一瞬、言葉を失っていたが。
次の瞬間、口角がゆっくりと上がった。
アラスター「……ふふ。
光栄です、シャル」