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俺は薄ーいチェックの布切れの上に座り、村を眺めた。子供や老人が多く、若者が極端に少ない。
畑は痩せ細り、採れる作物も細いのばかりのようだった。
「でっきましたー!」
シャロンの声で我に返り、食卓?(壊れた台)を見た。
その上には、スープとパンがあった。
それを聞いた人たちは意外とまともな食事に胸を撫で下ろしただろう。
でもね…?
スープには野菜の皮が浮いている…
パンはパンの耳にかろうじて砂糖が絡んだものだ…
「えーと…
お、美味しそうだな…!」
渾身の力で褒めた。
「えぇ!
皮かわコンソメスープと、パンの耳の砂糖炒めです!」
皮、かわ…?
コンソメスープ…?
要するに、野菜屑のスープって事…?
パンの耳の砂糖炒め、って…
砂糖なんて、5粒くらいしか付いてないからね!!!
こんなもん、食えるかぁぁぁ!
とは、言えず…
俺は皮かわコンソメスープを飲んでみた。
うっすー!
薄い!!
お湯だろ、これ!!!
パンの耳にはもちろん味がない。
1人3つまでのようだ。
「美味しいですね!」
どんな味覚してんの…?
「う、うん…」
そして、夕飯も食べ終わり、お湯で身体を拭いて、俺たちは眠りについた。
うーん…
腹減ったぞ…
それに、背中が小石で痛いんだが…
俺は空腹と背中の痛みで中々眠れなぬ夜を過ごした。
♦︎♦︎♦︎
翌朝。
「さぁ、朝食です!
今日も豪華ですよ!」
嘘つくなぁぁ!
「へ、へー…
な、なんなの?」
「かぼちゃの種とたんぽぽのサラダでーす!
かぼちゃの種取っておいて良かったぁ!
あ、炒るとね、かぼちゃの種って香ばしくなるんですよぉ!」
雑学が増えた。
「お、美味しそうだね…!」
ひぇぇぇぇ!
こりゃ、モンスターにやられる前に、飢え死にするぞ…!
シャロンとシャーリーさんと食卓を囲み、腹2分くらいの食事を終えると、シャロンは川に洗濯に向かった。
俺は考えた。
このままじゃ、まずい、と。
どうして、シャロンがあんなに細いのか、はっきりと分かった。
なにか、何か、金を稼ぐ手段は…!?
その時、俺は俺の格好を見た。
釣りに行ってたので、ダウンジャケットに長袖のシャツ、ジーンズに、スポーツシューズ…
ん?
ベルトって確か本革の奴だったよな…?
この、ベルトとシューズを合成したら…?
どうなるんだ…?
俺はベルトを外し、靴を脱いだ。
どうやって発動するんだろ?
とりあえず唱えれば良いのかな?
『合成!』
靴とベルトの下に魔法陣が現れ、そして、それは結合した。
そして、現れたのは…?
レザー…ブーツ…?
これ、レザーブーツだ!!!
これは…
売れるんじゃね…?