第2話:「くすぐりの始まり」
翌日、彩音はティルリと相談しながら、「力を使うべきかどうか」を迷う。ティルリは「人の心を無理に暴くのはよくないが、時には助けになる」とアドバイスする。
結が学校でふとしたことで落ち込んでいるような様子を見た彩音は、小さなきっかけで羽根を使うことを決意。教室の隅で、静かに結の手をそっとくすぐる。
結は最初戸惑いながらも、笑いながら本当の気持ちを漏らす。「みんなに追いつけない、自分の夢を言ったら馬鹿にされるかもしれない」と。
彩音はその言葉を真剣に受け止め、結を勇気づける。二人の関係がより深まる。
しかしティルリは彩音に警告する。「力を使いすぎると、相手の心に傷を残すかもしれない。気をつけて」。