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「あのね涼太。俺は、涼太が思ってる程…ちゃんとしてないし、か弱くもない」
「………」
それは宮舘が、先程ショウタに言われた言葉だった…
【涼太は意外と鈍感だから…言葉にしないと伝わらないよ。ずっと自分を押し殺してないで…自分の気持ち、伝えてみたら?涼太ならきっと、受け入れてくれるし…それで嫌いになったりしないと思う。だから、きっと大丈夫。翔太の想い伝えてみなよ】
自分は今まで、あんな風に笑えていただろうか?
向かい合った、ショウタの笑顔に…何故か伝える勇気が湧いて来た
「メンバーとだって、仕事終わりに飲みに行きたいし…。それを伝えるのは、LINE一本で大丈夫だよね?」
渡辺の怒涛の言動に、焦った宮舘が後退りする
『これが、本当の素の翔太?』
「部屋の中でもダラダラしたいし…。朝食だって無理しないでよ。涼太だって遅く起きたい時だってあるだろうし…。涼太が昼までオフの時だって…俺の為に朝早く起きて、朝食作りするでしょ?それも俺がちゃんと1人で起きて、適当に何か食べて出掛けるから…。涼太が、そこまでしなくて良いんだよ」
一気に言い切った渡辺が…肩を揺らして、息をしている
「あの…翔太…。もう良いかな?」
宮舘は、恐る恐る問いかけるが
「まだ駄目。1番肝心な事、言ってないから…」
側にあった、冷めたコーヒーを一口飲んで…
渡辺は、大きく息を吸い込んだ
宮舘が、次は何を言われるのかと…唾を飲み込み、衝撃に備えている
そして渡辺は、宮舘の目を真っ直ぐ見据え…こう告げた
「エッチだって…俺から誘っても良いはずでしょ?///」
その言葉に…宮舘が、あんぐり口を開ける
「そんな顔しないでよ!///俺だって恥ずかしいんだから…!///でも、だけど…。俺だって、涼太としたい時だってある訳で…///そう言う時は、俺から涼太の事…誘っちゃ駄目なのかな?」
「いや…それは…///ありがたいと言うか…嬉しいと言うか…///」
今まで端ないと思われそうで、中々口に出来なかった…その言葉…
「それじゃ、これも大丈夫って事で…///」
ようやく一息ついた渡辺は、力が抜けて座り込んだ
「翔太。他に言いたい事は?」
どうせなら、全て聞いてしまおうと声を掛けるが…
「今の所は大丈夫。また思い出したら伝えるから…」
「まだ何かあるの?」
「さあ、どうでしょう」
楽しそうに笑う渡辺に、久しぶりに本当の笑顔を見た気がした
「言いたい事があるなら、何でも言って。この位じゃ…翔太への愛は変わらないから///」
手を差し出した宮舘の、その手を取って立ち上がる
「それじゃ、早速…言わせてもらおうかな…///」
立ち上がった拍子に、身体がぶつかり…
渡辺が、宮舘の耳元で…こう、ソッと囁いた
「ねぇ涼太。今夜…早速、どうですか?///」
【完】
この小説は、とりあえずここで終了です。
読んでいただき、ありがとうございました🙇
また
番外編(この後の絡み❤️💙…他)【フォロワーさん限定】は
伝言板の方で、お知らせさせて頂きますので
そちらも、よろしくお願いします…🙇
コメント
20件
素敵なお話をありがとうございました!それとお疲れ様です☺️

素敵な話をありがとうございました😊 続きとか、もしありましたら嬉しいです🙂↕️❤️❤️💙💙

はーーーーー!(♡.♡)なるほど 終わりがわかった上で前の話を 読み返したい! ありがとうございました❤️💙