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rdgtの相棒的小説見 たいなーと思ったので書きます👍
nmmn、捏造
それではすたーとん
rd…『』
gt…「」
配信が終わった直後の通話は、いつも少し静かだ。
視聴者に向けて張っていた声を解いたあと、rdは椅子にもたれながら小さく息を吐いた。
『……今日、結構ギリだったな』
「だな。でも越えた」
短く返すgtの声は、いつも通り落ち着いている。
rdはそれを聞いて、無意識に口角を上げた。
今日の企画は難易度が高かった。判断を一つ間違えれば即終了。
コメント欄は盛り上がっていたが、その裏で二人は何度も瀬戸際に立っていた。
『正直さ〜あそこ で俺一人だったら詰んでたと思うわ』
「だろうな」
即答だった。
『おい否定しろよ』
「事実だろ。でも俺も、rdがいなかったら同じだ」
その一言で、rdは何も言えなくなった。
二人が組み始めた頃は、ここまで噛み合うとは思っていなかった。
テンポも考え方も違う。視点も、プレイスタイルも。
それでも、何度も一緒に実況を重ねるうちに、相手が“次に何をするか”が分かるようになった。
「rd、次無茶するなよ」
『無茶っていうか、見せ場?』
「そういうのを無茶って言う」
笑い混じりのgtの声に、rdは肩をすくめる。
『でもさ、止めてくれるやつがいるから、俺は行けるんだよ』
少しだけ真面目な声だった。
実況の中で、rdは前に出る。
gtは後ろから全体を見る。
役割は自然と決まっていた。
「俺は前に出るのは向いてない」
gtは淡々と言う。
「でも、前に出たやつが転びそうになったら、支えるくらいはできる」
rdは一瞬黙ってから、軽く笑った。
『それな。そこが一番信用してるとこ』
相棒、という言葉は、簡単そうで重い。
期待と責任がセットになっているからだ。
それでも二人は、その重さを分け合っていた。
「次の企画さ」
rdが言う。
「もう一段、難しいのいこうぜ」
『…炎上しないやつにしろ』
「そこは任せるわ、相棒」
『都合いいな』
そう言いながらも、gtは否定しなかった。
通話の向こうで、キーボードを叩く音がする。
次の準備を始めているのだろう。
rdは思う。
一人で走る実況も楽しい。
でも、背中を預けられる相手がいる実況は、もっと強い。
「なあgt」
『なんだよ』
「これからもちゃんと横にいろよ」
少しだけ、弱さの混じった声。
gtは間を置かずに答えた。
『当たり前だろ。 相棒なんだから』
「…そっか」
通話はまだ切れない。
『…よっしゃ新しい動画撮るぞー!』
「早いって!」