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コメント
1件
omrさん愛され
(wki・fjsw×omr)
⚠️ご本人様には一切関係ありません
omrさん病んでる
omr side
o「また、鐘が鳴る………、部屋に……、、ん〜………、、冷えた部屋に、残る……、」
カーテンも閉め切った暗い部屋で黙々と作業を進める。
自室で曲作る時はなるべく曲以外のことを考えないようにしている。
様々なものを遮断し、目の前の事だけを考える。
そのせいで部屋の明かりは最小限で長い時間飲み食いもせずにずっと曲に向き合っている。
今回の曲は4年ぶりとなる僕のソロ曲。
ミセスという帰る場所があって、ソロ活動はそれを前提に置いたお出かけのようなもの。
ミセスがあるからこそできる挑戦。
ミセスの楽曲と違って自身と向き合う事でまた新しいアイディアが浮かんでくる。
ただ、ソロ曲を作る際に少しの難所がある。
自身と向かい合いすぎて鬱に陥ることがある。
それは4年前も同じで一度やらかしたことがある。
それ以来、家にひとりの時はソロ曲を作ることが許されなくなった。
でも、僕のこの作曲方法だと思いついたら直ぐに取り掛からなければ気が紛れてしまう。
ということで今、ひとりで家にいるがソロ曲を作っている。
若井や涼ちゃんにバレなければ怒られないし大丈夫。
それに、4年も経っていれば僕のメンタルも成長をしているだろう。
大丈夫大丈夫。
wki side
元貴がソロ曲を作ると言っていたのに一向に連絡が来ない。
ソロ曲を作る約束として俺かりょうちゃんが元貴の傍にいる時のみ作曲をするという事になっている。
w「ソロ曲作る時には連絡するって言ってたのにな…。」
f「え、若井の所にも元貴の連絡来てないの?」
w「うん、その反応じゃあ、涼ちゃんの所にもないのか…、」
f「そうなんだよね…。まさか、僕たちに隠れて作ってるとか?」
w「元貴なら有り得るんだよねそれ。」
f「…でも元貴を信用してるからこそ問い詰められないよね。」
w「そうなんだよ…。」
f「とりあえず今日はみんな久々のオフだし元貴の家遊び行こっか。心配だしね。」
w「そう、だね。」
胸がザワザワするけど、気の所為だよな?
他愛のない話をしていれば直ぐに元貴の家に着いた。
f「元貴と連絡取れる? 」
w「んー、ダメだ、既読つかない。」
f「もうお昼だけど寝てるのかなぁ?」
w「逆にそうであって欲しいよね。」
f「それはそうw元貴は寝ないからなー、 」
元貴のマンションは5階建ての最上階。
基本的に元貴が家から出たがらないから仕事のことでもオフでも3人が集まる場所になっている。
まぁオフの日は今日みたいに俺と涼ちゃんで急に凸るんだけどね。
元貴から貰った合鍵で扉を開けると真っ暗だった。
もう昼の1時過ぎだと言うのに家のどこにも明かりが付いていない。
f「あれ、中ちょっと暗くない?」
w「…明かり付いてないね、」
f「…ねてるの、かな、?」
w「………、」
いつもは扉が開くと直ぐに元貴がグチグチと小言を言いながら迎えてくれるのに。
今日は何もない。
w「、嫌な予感する。涼ちゃん、一応マネージャーに連絡しといて。」
f「ぇ、わかった、。」
ズカズカと部屋に入っていくと元貴の部屋から微かな光が漏れている。
w「元貴、?開けるよ、」
ドアノブを握ったその瞬間、
ガシャン!!!
扉の先から大きな音が鳴った。
w「元貴ッ、!?」
扉を開けるとカーテンを閉め切った暗い部屋で床に蹲ってる元貴が居た。
なにかに怯えているように震えている。
嗚咽を繰り返しながら自分の頭を掻きむしっている。
床には紙やペンが散乱していて先程の音はこれらが落ちた音かと思われる。
o「あ”ッッ、う”ぅ………ひぅッ…、ハッ、……、 」
w「もとき、」
o「ヒッ!!…ッ、やだぁッ、うぁ”ッッ!!」
俺を見るや否や涙の膜が張っている目を大きく見開き、焦点が合わないまま怯えたように見つめてくる。
こういう時の元貴は人が誰だか判別出来ないらしい。
w「もとき、落ち着いて、。」
o「こな”、い”でッ…、!ぅ ッ、ごめん”なさ”
ッ”…、!!ごめん”な”さい”ッ!ごめ、なさい”ッ、!!! 」
w「大丈夫だよ、大丈夫。」
f「…もとき、大丈夫だよ、僕たちは何もしない。」
o「う”ぅ”ッ、げほッ、はーッ、こな”いでッ、ぼくは”ッ、何も”ッでき”ッ、な”ッ、う”ッ、はーッ、」
涼ちゃんと俺でなるべく優しい声で話しかける。
その間も元貴は俺らの目を見ることは無い。
元貴の「ぼくは何も出来ない」というのは俺たちがミセスになる前にも口癖のようによく呟いていた。
元貴は自己肯定感が死ぬほど低い。
こうなってしまったなら仕方ない。
俺たちは元貴の身体をそっと抱き締めて頭や背中を優しく撫でる。
o「はぁッ、はーッ、う”ぅッッ、、」
元貴は乱れた呼吸で大粒の涙を流しながら俺たちの目を見つめる。
f「もとき、僕たちはありのままのもときが好きだよ。過去がどうであろうと、周りがなんと言おうと大丈夫。僕たちは何があってももときの味方だから。」
w「俺は元貴のすべてに惹かれてこの道に…、元貴と一緒にいることを選んだんだよ。そんな元貴が何も出来ないなんて事無い。大丈夫、俺たちは分かってるよ元貴の事を。」
怯えきっていた表情が段々と和らぎ、大きな目から涙がまた1粒と流れてゆく。
o「ごめん”ッ、わかい”ぃ、りょうち”ゃん”ッ…!!ぼくッ、ぅ、」
f「不安になっちゃったんだよね、分かってるよ、大丈夫。もう怖くないよ〜。」
w「安心するまで俺たちが傍にいるから。」
o「うん”ッ、ありがとうッ……!!」
その後元貴を散々甘やかしたあとに約束を破ったことに対しきちんと説教をした。
o「約束破ってごめん……、で、でもかなりいい曲が作れてて、、」
f「うんうん、言い訳は聞いてないよ。」ニコッ
o「ご、ごめんなさい……。」
やっぱり涼ちゃんは怒ると怖いと思った。
今回の話は私得でしかないね
泣いてる推しって可愛いよね
何かリクエストとかある?
あったらコメントしてね
次はあおりんご白書のfzsw×omr(無理矢理)でも書こうかな
表記としては円×学なのかな?
気が向いたら入れ替わりの続きも書くね
ばぁい