降りようとした時「ゆず、手繋ぐか?」と一条様に言われたが、調子に乗るな!とか思って「いや、やめときます」と断ったが、断ったのが間違えだったかも…。
エレベーターを抜けたらエントランスみたいなものがあって、真正面には、景色を眺めれますよ~のガラス張りの窓があった
そこに一条様が行こうと言うもんだから、ガラス張りの前に立ってみたが、怖すぎる
こんなの、無理だ
ここで、全部崩れてしまったら僕は確実に死んでしまう…。そのことを考えたら、ちょっとだけ後ずさりをするがそれを見ていたのか、一条様が「あれ?ゆずに怖いものはないって言ってたよな?」と言われてしまった
「だから、手を繋ごうか?って言ったのに…ゆずがそれを拒むから…可哀想だな…ほら、手を繋いでやる」
なんとも上から目線!!!
手を繋いであげようか?とかならわかるけど、やるってなんだよ!やるって!これだから、αは嫌いなんだっ!ぷん!
第1!今更、怖いものあるなんて言えない!
と、というか!僕は、怖いものなんかない!怖いものなんか…。と、少し前に出て窓から下を見ると、やっぱり怖くて、足がガクガクす
「ゆず、足震えてるぞ」
「う、うるさい!僕は、怖いものがないと言ったら、ないんです!僕は、かっこよくていいΩになりたいの!」
「かっこよくていいΩか…。無理そうだな」
なんだって!?薄情だな!!!
「ま、そんなこと言われたってなりますから!一条様も惚れさす男に!」
「ほう…。じゃあ、それを超える男にならないとな!で、今、ゆず産まれたての小鹿みたいになってるが…」
「な、なってませんよ…」
なんて会話してたら、綺麗な女性が、来て「準備出来ましたので、こちらへどうぞ」と案内された
この高さ地獄から、やっと抜け出せる…。
一条様、鬼だな まぁ、認めない僕も?ちょっと悪いけどさ、察してくれよ…って察せれない人だったななんて考えてたら、2人とも先に行ってることに気がついた
や、やばっ!急がなきゃ
走るのはもう疲れたので、早歩きで、一条様に追いつく
もうちょっと、歩いたら、木製の大きなドアの前で止まった
女性の方が開けてくれて、中を見ると、沢山のお洋服があった
もうちょっとよく見ると、お洋服じゃなくて、ドレスだってことに気がついた
「こ、これ…」
いや、これ着るの、僕じゃないよね!
あ、でも、一条様が着るわけないよな…。
えぇ~じゃあ、僕?なんて思っていたら「ゆず、かっこいい服用意出来なくて、ごめんな。今日は、これで我慢してくれ」と言われた
我慢できるか!
「あ、僕、制服で行きますけど…」
「いや、ここの人がせっかく用意してくれたんだ。着るだろ?」と圧をかけられた
そんなの、断れないじゃん
「は、はい」
「よし、じゃあ、着替えていこうか」
はぁ~最悪になる予感しかしない
ドレスに着替えるのかぁーー
コメント
2件
ゆずくんがドレスなんてきたら可愛すぎるでしょ‼️‼️‼️‼️楽しみすぎる💕︎💕︎︎