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──落ち込んだ気持ちをズルズルと引きずったまま家まで帰って来ると、改めて自分はバカだなと感じた。
誤解も解けたのに、素直になれないなんて……。これで本当に、愛想つかされちゃったよね……。
もうチーフとはおしまいなんだと思うと、涙は後から後から溢れた。
自分でやらかしといて、私って、ほんとに救いようがないな……。
ひとしきり泣いて、お風呂にでも入って早めに寝ちゃおうかなと思っていると、ふいにピンポーンとインターホンが鳴った。
こんな時間に誰だろうとインターホンの画面を覗くと──
そこには矢代チーフの姿があった──。